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モビリティAIプラットフォームの新サービス
「Piomatix LBS API」の提供を開始~高度なルーティングテクノロジーで物流DX、タクシー配車DXを支援~
パイオニア株式会社は、モビリティAIプラットフォーム“Piomatix”の新サービスとして、商用車の運行ルートの最適化により物流DXやタクシー配車DXを支援する「Piomatix LBS※ API」の提供を開始しました。
※LBS:Location Based Serviceの略、位置情報を活用した情報サービスの総称。
当社は、長年にわたるカーナビゲーションシステムの開発において独自のルーティングテクノロジーを構築し、多数の特許出願を行っています。特に、経路探索に関する特許を現在80件以上保有しています。道路環境(例:道路種別・交差・形状・幅員・信号の有無)や利用状況(例:渋滞・天候・時間帯)など、移動距離や所要時間に影響を及ぼす静的・動的な要因を考慮した最適ルートを算出する技術を保有しています。
「Piomatix LBS API」は、パイオニアが保有する高度なルーティングテクノロジーや位置情報サービスをWeb-API経由で利用できるサービスで、このたび第一弾として、以下の3種類のAPIを提供開始します。
本APIにより、トラックやタクシーなどの実用的な運行計画の立案が可能となり、定時運行や輸配送品質の大幅な向上を実現します。また、当社のルーティングエンジニアが豊富なパラメータをチューニングする「プロフェッショナルサービス」(オプション)を活用することで、これまでのルーティングAPIサービスでは対応できなかった、業種/業態特有の制約事項まで考慮したカスタムルート設計もスピーディーに構築できます。
輸配送分野は、ラストマイルデリバリーの需要拡大が続く中、人口減少などによるドライバーの人手不足に加え、働き方改革関連法の「時間外労働の上限規制」が適用される“2024年問題”など、DX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みが急務となっています。また、日本政府が目指す「2050年カーボンニュートラル」の達成に向け、企業はCO2排出量削減をはじめとする気候変動対策とサステナビリティ情報の開示がこれまで以上に求められています。
当社は、宅配、フードデリバリー、タクシー配車、訪問送迎サービスなど、正確な所要時間や移動効率が求められる業態などへ「Piomatix LBS API」の導入を推進し、ヒト・モノの移動に関わるモビリティ領域における運行業務の効率化やサービス品質向上を支援していきます。
また、カーボンニュートラルに向けた省エネ対策を支援するクラウドプラットフォーム“Piomatix for Green”の「CO2排出量可視化・削減ソリューション」や「EV車両向けソリューション」により、輸配送分野のCO2排出削減に貢献するAPIサービスの拡張もあわせて強化していきます。
2022年11月現在、下図に示す3種類のAPIをラインアップしています。(今後、順次拡張予定)
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