報道資料:ハイクオリティAVマルチチャンネルアンプ 2機種を新発売

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Pioneer
2004年 8月 16日
パイオニア株式会社

フラッグシップモデル「VSA−AX10Ai−N」の様々な先進機能を搭載ハイクオリティAVマルチチャンネルアンプ 2機種を新発売

VSX-AX3i-N

VSX-AX3i-N

VSX-1014-N

VSX-1014-N

商品名型番希望小売価格発売時期月産
予定台数
AVマルチチャンネルアンプVSX−AX3i−N136,500円
(税抜価格130,000円)
10月上旬700台
AVマルチチャンネルアンプVSX−1014−N97,650円
(税抜価格93,000円)
10月上旬500台

【企画意図】

 当社はこの度、市場で高い評価を頂いているフラッグシップモデル「VSA−AX10Ai−N」の高音質技術を数多く搭載した、中級価格帯のAVマルチチャンネルアンプ2機種を新発売いたします。
 「VSX−AX3i−N」「VSX−1014−N」は、自動音場補正システム「オートMCACC※1」や、i.LINK※2デジタル伝送(VSX−AX3i−Nのみ)などの先進機能をはじめ、多様な映像モニターとの接続を可能にする「ビデオコンバーター」の搭載、セットアップを容易にする「OSD」(On Screen Display)機能など、ユーザビリティも向上したハイコストパフォーマンスモデルです。

※1 MCACC=Multi−Channel Acoustic Calibration System(音場補正システム)
当社が開発した「MCACC」は、録音スタジオにおけるモニタリング手法と同一レベルの音場調整を行うことができる音場補正技術です。これにより、録音スタジオでしか体験できなかったリアルで均一な音場をご家庭内で再現することができます。
※2 i.LINKはソニー株式会社の登録商標です。

【主な特長】

1 ) フラッグシップモデル「VSA−AX10Ai−N」の高音質技術を継承

  • パワー素子には、発熱によるパワーロスが少なく高効率で信号を増幅する「A.D.E.MOS FET」(Advanced Direct Energy MOS FET)を全7チャンネルに採用。同時に、この「A.D.E.MOS FET」を最適にドライブする新開発のハイブリッド・アンプモジュールを電圧増幅段回路に採用することで、常に安定した低歪みの電圧増幅を実現します。
  • AVアンプが正確な音場を再生するためは、商品内部における各チャンネルの物理的構造を揃えることが重要です。当社の「シンメトリカル・パワートレイン・デザイン」は、各チャンネルを理想的に配置し、ゆがみのない音場空間再生を可能にしています。従来の2次元的な構造では実現できない圧倒的な筐体強度を実現する「3次元スペースフレーム構造」、音質に有害な信号干渉を排除する「アイソレーテッド・チャンバー・コンストラクション」、信号経路の徹底的な短縮化を実現する「コンセントレーテッド・ダイレクト・コンストラクション」を採用し、明快で引き締まった音を再生します。
  • モトローラ社製の最新DSP(180MIPS、48ビットプロセッシング)と、回路の経路を最短化した当社独自の「デュアルデジタル コアエンジン」により、「DTS96/24」をはじめとする様々な高音質フォーマットを高速・高精度でデコードします。
  • ルーカスフィルム社が定める「THXセレクト」規格の認定により、家庭内において映画館に匹敵する音場再生を実現します。

2 ) 最適なサラウンド視聴環境を設定できる自動音場補正システム「オートMCACC」

 正確なマルチチャンネル再生には、各スピーカーの特性を揃えることが不可欠です。「オートMCACC」は、視聴位置にセットした付属の専用マイクでテストトーンを測定することにより、最適な音場設定を自動で行います。これによりマルチチャンネルの再生に重要な各スピーカーの音圧レベルや周波数特性の補正を正確に行えるので、録音スタジオに迫るリアルな音場をご家庭内で再現することが可能となります。
 また、自動音場測定&補正に加え、さらに詳細な設定ができるマニュアル補正も可能です。

3 ) DVDオーディオなどのハイクオリティ再生を実現する「i.LINKデジタル伝送」(VSX−AX3i-N)

 今後、デジタルオーディオ伝送のスタンダードとして期待される「i.LINKデジタル伝送」を可能にする「アドバンスド・レゾリューション・デジタル・オーディオ・インターフェイス※3」を中級価格帯アンプに初めて搭載。DVDオーディオやSACDなどのマルチチャンネル・デジタル音声を、オリジナルのクオリティのまま再生します。また、「PQLS※4」(Precision Quartz Lock System)の搭載により、音質に悪影響を及ぼすジッターを最小化し、原音に忠実なハイクオリティのデジタル伝送を可能にしています。

※3 「アドバンスド・レゾリューション・デジタル・オーディオ・インターフェイス」は、2002年11月発売の当社AVアンプ「VSA−AX10i−N」に世界で初めて搭載したマルチチャンネル・オーディオ・デジタル伝送の標準フォーマットです。当社が開発したこの伝送方式は、DVDオーディオやSACDに規定されている業界標準の著作権保護技術DTCP(Digital Transmission Content Protection)に対応しております。
※4 PQLSはi.LINKの特徴である相互コントロール機能を利用して、アンプ側のクロックでDVDからの送りだし信号を制御。それにより音質に悪影響を与えるジッター成分を極限まで低減する技術です。

4 ) 「ドルビープロロジックIIx」をはじめ、様々なマルチチャンネル再生に対応

 最新のサラウンドデコーダー「ドルビープロロジックIIx」を搭載することで、2chおよび、5.1chの音声ソースを6.1chまたは7.1chで再生することが可能です。これにより、より滑らかな音の移動感や最新映画館並みの音場空間をお楽しみいただけます。
 また、ドルビーデジタルやDTSをはじめ、BSデジタル放送の標準音声フォーマット「MPEG−2 AAC」等、様々なマルチチャンネル音声方式に対応しており、多彩なサラウンドをお楽しみいただけます。

5 ) ユーザビリティの向上とともに、最適な視聴環境を実現する様々な機能

  • 映像信号の変換により、様々なモニターとの接続を可能にする「ビデオコンバーター」
  • セットアップを容易にする「OSD」機能 (コンポーネント端子を含む映像出力に出力可能)
  • 当社プラズマディスプレイの動作連動を可能にする「SR+」
  • ソースに最適な再生モードを自動選択する「オートサラウンド」
  • ソースごとに直感的な選択が可能なオリジナルDSPモード「アドバンスド・サラウンド・モード」
  • 深夜等でも小音量再生を快適にする「ミッドナイト・リスニング・モード」
  • センタースピーカーの設置に起因する音質的問題を解消する「ダイアログ・エンハンスメント」
  • 5.1chの再生環境で6.1chソースが楽しめる「バーチャルサラウンドバックモード」
  • サラウンドバック用アンプを利用し、力強い大音量再生を可能にする「フロントバイアンプ」
  • 前面にも光デジタル入力を装備した、豊富なAV入力端子
  • ハイビジョン映像の伝送も可能な720P(D4規格)対応コンポーネント入出力端子
  • 使いやすさを徹底追求したオリジナル液晶付リモコン
  • 本体を設置した部屋以外でも視聴が可能な「マルチルーム出力端子」(VSX−AX3i−N)
  • ホームシアターへの発展を可能にする拡張用端子(RS−232C、IR(IN/OUT)、12V TRIG GER)(VSX−AX3i−N)
  • 多彩な機能を装備した「FM/AMチューナー」内蔵

【主な仕様】(2機種共通)

オーディオ特性実用最大出力フロント:160W+160W、センター:160W、サラウンド:160W+160W
サラウンドバック:160W+160W (JEITA、8Ω、サラウンド時)
定格出力100W+100W(20Hz~20kHz、0.09%、8Ω)
周波数特性5Hz~100kHz(+0/−3dB)
全高調波歪率0.09%(20Hz~20kHz、100W、8Ω)
ライン入力S/N比103dB(IHF−A)
チューナー部受信周波数76.0MHz~90.0MHz(FM)、522kHz~1,629kHz(AM)
実用感度 モノ15.2dBf(1.6μV/75Ω、FM)、350μV/m(AM)
入力端子デジタル同軸2系統、光3系統(内1系統はフロント入力用)
(PCM/Dolby Digital/DTS/MPEG−2AAC兼用)
AUDIO2系統(CD、CD−R/TAPE/MD)
マルチチャンネル5.1ch入力1系統
i.LINK 入出力兼用2系統(VSX−AX3i−N)
VIDEO5系統(DVD/LD、TV/SAT、DVR/VCR、VIDEO1、VIDEO2)
S−VIDEO5系統(DVD/LD、TV/SAT、DVR/VCR、VIDEO1、VIDEO2)
CONPONENT2系統(アサイン可能)
出力端子プリアウト1系統(フロントL/R、センター、サラウンドL/R、サラウンドバックL/R、サブウーファー)
デジタル光1系統
AUDIO1系統(CD−R/TAPE/MD)
VIDEO3系統(DVR/VCR、MONITOR、MULTI ROOM&SOURCE=VSX−AX3i−N)
2系統(DVR/VCR、MONITOR=VSX−1014−N) 
S−VIDEO2系統(DVR/VCR、MONITOR)
CONPONENT1系統(MONITOR)
スピーカー2系統
その他SR入出力1系統(SR+対応)
12V TRIGGER1系統(VSX−AX3i−N)
IR入出力1系統(VSX−AX3i−N)
RS−232C1系統(VSX−AX3i−N)
外形寸法420(W)×173(H)×465(D)mm
商品質量15.6kg(VSX−AX3i−N)/15.4kg(VSX−1014−N)
消費電力350W
待機電力0.48W
対応する高音質サラウンドフォーマット&サラウンドモード
DTS、DTS−ESディスクリート6.1、DTS−ESマトリクス6.1
DTS Neo:6 (DTS Neo:6 CINEMA、DTS Neo:6 MUSIC)、DTS 96/24
ドルビーデジタル、ドルビーデジタルEX、ドルビープロロジック
ドルビープロロジックIIx (ドルビープロロジックIIx MOVIE、ドルビープロロジックIIx MUSIC)
MPEG−2 AAC
* ドルビーはドルビーラボラトリーズの商標です。
* DTS、DTS−ES、及びNeo:6はDigital Theater Systems,Inc.の商標です。

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