報道資料:ハイクオリティAVマルチチャンネルアンプを新発売

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Pioneer
2004年 9月 15日
パイオニア株式会社

~自動音場補正システムや高音質技術により、理想のマルチチャンネル環境を実現~ハイクオリティAVマルチチャンネルアンプを新発売

VSA-AX5Ai-N

VSA-AX5Ai-N

商品名 型番 希望小売価格 発売予定
AVマルチチャンネルアンプ VSA−AX5Ai−N 231,000円
(税抜価格 220,000円)
10月上旬

【企画意図】

 パイオニアはこの度、市場で高い評価を頂いているフラッグシップモデル「VSA−AX10Ai−N」の高音質技術を数多く搭載した、ハイクオリティAVマルチチャンネルアンプ「VSA−AX5Ai−N」を発売いたします。
 「VSA−AX5Ai−N」は、3次元音場補正システム「Advanced MCACC」※1の採用により理想的な音場補正を可能にするとともに、当社独自の高音質技術や様々な専用部品を多数搭載することで、さらなる高音質再生を実現しています。
 また、DVDオーディオやSACDなど様々なデジタル音声信号を、アナログ変換することなくダイレクトに伝送できるi.LINKデジタル伝送「アドバンスド・レゾリューション・デジタル・オーディオ・ インターフェイス」※2や、音質に有害なジッター成分を極小化する「PQLS」※3の搭載により、高音質マルチチャンネルオーディオを、オリジナルのクオリティでお楽しみいただけます。

※1 MCACC=Multi-Channel Acoustic Calibration System(自動音場補正システム)
当社が開発した「MCACC」は、録音スタジオにおけるモニタリング手法と同一レベルの音場調整を行うことができる音場補正技術です。これにより、録音スタジオでしか体験できなかったリアルで均一な音場をご家庭内で再現することができます。MCACCは、2001年11月発売の「VSA−AX10」に、世界で初めて搭載した当社の独自技術です。
※2 「アドバンスド・レゾリューション・デジタル・オーディオ・インターフェイス」は、2002年11月発売の「VSA−AX10i−N」に、世界で初めて搭載した当社の独自技術です。当社が開発した伝送方式は、DVDオーディオやSACDに規定されている業界標準の著作権保護技術DTCP(Digital Transmission Content Protection)に対応しています。
※3 PQLS=Precision Quartz-Lock Systemは、i.LINKの特徴である相互コントロール機能を利用して、アンプ側のクロックでDVDからの送りだし信号を制御。それにより音質に悪影響を与えるジッター成分を極限まで低減する技術です。

【主な特長】

1 ) 進化したマルチチャンネル音場補正システム「Advanced MCACC」搭載

 正確なマルチチャンネル再生には、各スピーカーの特性が同一であることが不可欠です。当社が開発した音場補正システム「MCACC」は、視聴位置にセットした付属の専用マイクを用いてテストトーンを測定することにより、各スピーカーの音圧レベルや距離、周波数特性等を自動補正します。
 さらに進化した音場補正システムである「Advanced MCACC」は、周波数特性の補正を行う際に従来の2次元(周波数と音量レベル)の方式に、新たに時間という調整軸を加えた3次元方式での補正を可能にしました(特許申請中)。
 これにより、視聴環境による残響音に左右されない、直接音を中心とした音場補正が可能になりました。しかも、すべての設定パラメーターに関して、マニュアルでの設定が可能。オリジナルテストトーンを活用し、さらに厳密な音場補正が可能です。
 「Advanced MCACC」では、RS−232C端子を装備したPC(パソコン)と接続することにより、測定した部屋の残響状態をフルカラー3次元グラフィックスで表示することが可能です(接続したテレビに情報を表示できる「オンスクリーン・ディスプレイ」機能では2次元表示)。

2 ) さらなる高音質を実現する独自のオーディオ技術

  1. パワー素子には、発熱によるパワーロスが少なく高効率で信号を増幅する「A.D.E.MOS FET」(Advanced Direct Energy MOS FET)を全7チャンネルに採用。しかも各チャンネルの動作環境を同一にする「シンメトリカル・パワートレイン・デザイン」を採用し、全チャンネルで均一かつ高音質な信号増幅を可能としています。
  2. クラスを超えた高音質再生を実現するために、新たに開発した専用部品群
    • 優れた制振効果のインシュレーター(ハイカーボン鋳鉄製、ブランド名:TAOC)
    • 大電力を瞬時に供給する大容量(27,000μF)電解コンデンサー
    • ダイキャスト成形高品位スピーカーターミナル
    • 金メッキACインレット
    • 電源部、パワーアンプ出力部の基板に70μmの銅箔使用(通常は35μm)
  3. プロの世界で圧倒的な信頼を得ているモトローラ社製、高速150MIPS、48ビットプロセッシングDSPを2基搭載した「デュアル デジタルコアエンジン」により、最新の7.1chサラウンドモード「ドルビープロロジックIIx」をはじめとする様々なサラウンドフォーマットを高精度にデコードします。
  4. 高音質フォーマットのクオリティを存分に味わえるハイクオリティ「ΔΣ型192KHz/24ビットDAコンバーター」や、既存のデジタルソースの音質を高める「オーディオ・スケーラー」機能搭載。
  5. 従来の2次元的な構造では実現できない筐体強度を実現する「3次元スペースフレーム構造」や、信号経路を最短化する「コンセントレーテッド・ダイレクト・コンストラクション」により、極めて純度の高い信号伝送を実現しています。
  6. ルーカスフィルム社が定める「THXセレクト」規格の認定により、ご家庭内において映画館に匹敵する音場再生が可能です。
  7. 世界屈指の録音スタジオ「エアースタジオ」の一流エンジニアと共同で、音質チューニングを実施。

3 ) DVDオーディオなど、様々なメディアをハイクオリティで再生する「i.LINKデジタル伝送」

 DVDオーディオやSACDなど様々なデジタル音声を、オリジナルのクオリティのまま伝送できる、i.LINKデジタル伝送「アドバンスド・レゾリューション・デジタル・オーディオ・インターフェイス」を搭載。対応するDVDプレーヤーとの接続により、高音質マルチチャンネルの再生が可能です。
 さらに、デジタル伝送で音質劣化の主要因であるジッターを最小化するPQLS「プレシジョン・クォーツロック・システム」の搭載により、DVDオーディオやSACD、CDなどのデジタルメディアを高純度な音質で再生します。

4 ) 「フルビデオコンバーター」や「USBデジタル入力」など、多彩な入出力端子を装備

 コンポジット信号、コンポーネント信号も含む映像信号の伝送ができる「フルビデオコンバーター」を搭載。信号劣化を最小限に抑えつつ、簡単接続を可能にしています。
 また、PCオーディオをハイクオリティで楽しめる「USB入力」や、LD(レーザーディスク)の高音質デジタル音声をダイレクトに接続できる「RF入力」を装備。さらに、レコードプレーヤーを直接接続できる「PHONO入力」や「D4入出力」など、様々な使用シーンに対応する入出力端子を搭載しています。

5 ) 最適な視聴環境を実現する様々な機能&その他の特長

  • デジタル処理の影響で発生する映像と音声のわずかなズレを補正する「サウンドディレイ」
  • 5.1chの再生環境で、6.1chソースを楽しめる「バーチャルサラウンドバックモード」
  • サラウンドバック用アンプを利用して、力強い大音量再生を可能にする「フロントバイアンプ」
  • SACDの信号をマルチビット変換せずに、1ビットのまま再生する「SACD ダイレクト」
  • より高音質な信号処理を可能にする「SACD ゲイン切り替え」
  • 大型LCD表示マルチオペレーション対応学習リモコン
  • 当社プラズマテレビのリモコン受光部でも、本商品のリモコン信号を受けられる「SR」端子
  • 2つの部屋で同時に別々のソース(DVDとCD等)の視聴が可能な「マルチルーム出力端子」
  • 外部システムコントロールを可能にする「RS−232C端子」
  • 環境への配慮:待機時消費電力0.8W
  • 外形寸法:420(W)×188(H)×464(D)mm
  • 質量:21.2kg
* i.LINKはソニー株式会社の登録商標です。
* ドルビーはドルビーラボラトリーズの商標です。

【VSA−AX5Ai−Nの主な仕様】

オーディオ特性 実用最大出力 160W+160W(JEITA、8Ω、サラウンド時)
160W/ch(フロント2ch、センター1ch、サラウンド2ch、サラウンドバック2ch)
周波数特性 5Hz~100kHz(+0dB、−3dB)
全高調波歪率(2ch) 0.09%(20Hz~20kHz、110W、8Ω)
ライン入力S/N比 103dB(IHF−A)
入出力端子 デジタル入力 同軸2系統、光3系統
(PCM/Dolby Digital/DTS/MPEG−2 AAC兼用)
Dolby Digital RF 1系統
オーディオ 5系統(CD、Phono/Line、TUNER、CD−R/TAPE1、MD/TAPE2)
マルチチャンネル入力 7.1ch入力1系統
i.LINK端子 入出力兼用2系統
USBオーディオ入力 1系統
ビデオ入力 5系統(DVD/LD、TV/SAT、VCR1/DVR、VCR2、VIDEO)
Sビデオ入力 5系統(S2対応、同上)
コンポーネントビデオ入力 2系統
D4ビデオ入力 2系統
プリアウト出力 フロント1系統(L/R)、センター1系統、リア1系統(SL/SR)、サブウーファー1系統、サラウンドバック1系統(SBL/SBR)
デジタル出力 光2系統
オーディオ出力 2系統(CD−R/TAPE1、MD/TAPE2)
ビデオ出力 4系統(VCR1/DVR、VCR2、MONITOR OUT、MULTIROOM & SOURCE MONITOR OUT)
Sビデオ出力 3系統(VCR1/DVR、VCR2、MONITOR OUT:S2対応)
コンポーネントビデオ出力 1系統(MONITOR OUT)
D4ビデオ出力 1系統(MONITOR OUT)

【その他】

SR入出力 1系統
IR入出力 1系統
RS−232C 1系統
ACアウトレット 1系統(連動)
外形寸法 420(W)×188(H)×464(D)mm
質量 21.2kg
消費電力 440W
待機電力 0.8W

【対応するサラウンドフォーマット&サラウンドモード】

  • DTS
  • DTS−ESディスクリート6.1
  • DTS−ESマトリクス6.1
  • DTS Neo:6(DTS Neo:6 CINEMA、DTS Neo:6 MUSIC)
  • DTS−96/24
  • ドルビーデジタル
  • ドルビーデジタルEX
  • ドルビープロロジック
  • ドルビープロロジックIIx (ドルビープロロジックIIx MOVIE、ドルビープロロジックIIx MUSIC)
  • MPEG−2 AAC
* DTS、DTS−ES、及びNeo:6はDigital Theater Systems,Inc.の商標です。

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