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ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。 ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
防災・減災に活用できる車両通行実績データの提供を開始
パイオニアは、車のIT化が進む中、業界に先駆けてカーナビゲーションシステムの情報端末化に着手し、2006年にプローブデータ※1を活用した独自のネットワークシステム『スマートループ※2』を立ち上げ、カーナビゲーションシステム搭載車間で精度の高い渋滞情報を共有できる「スマートループ渋滞情報TM」などのサービスを提供しています。また、事故低減を目的に、車載機から収集した走行履歴データなどを分析し、ドライバーが急ブレーキを踏んだと思われる地点をヒヤリハット※3につながる「急減速多発地点データ」として蓄積しており、カロッツェリア「サイバーナビ」に収録しているほか、公共機関や企業向けにも提供しています。
このたび、防災・減災に取り組む公共機関をはじめとするさまざまな団体・企業向けに、「通行実績データ」の提供を開始します。本データは、実際に車両が通行したルートを判別できるもので、これまでに大きな災害発生時のみ警察庁やNPO法人ITS-Japanに提供していました。今後より多くの団体などに提供することで、刻々と状況が変化する災害時の道路状況において、通行可能なルートの迅速な把握をサポートします。
当社は現在、大きな災害時に、警察庁およびNPO法人ITS-Japanを通じて関係機関に「災害時通行実績データ」を提供しています。
ITS-Japan「乗用車・トラック通行実績情報」:公式サイト
「プローブデータ活用サービス 災害時通行実績データ 特長」ページ
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これまで、災害時の道路の通行情報については、2011年の東日本大震災などでNPO法人ITS-Japanが公開した「通行実績情報」などがありました。 今回、パイオニア株式会社が提供を開始した「通行実績データ」は、大規模な災害に限らず、日々起こり得る災害や、そのための避難訓練などに、平常時から活用できるデータとして、大変画期的なものです。しかも、全国で年額50,000円からと大変安価となっており、多くの皆様にご活用いただけるものと期待をしております。 本データは、G空間情報センターからも提供いたしますので、是非活用を御検討下さい!
災害後の救難・復旧、復興には、必要な人員・物資を、必要な場所に、効率的に送り届けることが重要です。しかし災害直後には通行可能ルートの把握すら困難で、応急復旧の進捗に伴い状況は刻々と変わっていきます。「通行できた」という情報と、災害範囲、地形データなどをマッチングさせた情報は、移動・輸送ルートの参考となり、企業の事業継続や自治体の活動を支援することが目的の「防災情報提供サービス」でも重要な情報となります。
NTTグループをはじめ、電気、ガス、水道などの各種インフラ企業においては、災害発生時の速やかな被害設備の復旧が重要となっております。 この度、パイオニア株式会社より提供される通行実績データを、従来の災害対策システムや設備管理システムなどと連携させることで、これまで現地に近づいて初めて確認された道路被害を迂回するなどして発生していたタイムロスを軽減させることができると期待しています。
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