報道資料:業務向け車載用GPSセンサー「GPS−M1ZZ」 新発売

ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

Pioneer
2005年 7月 29日
パイオニア株式会社
パイオニアナビコム株式会社

~ 進化するITS環境に向けて車両情報の高付加価値化を実現 ~業務向け車載用GPSセンサー「GPS−M1ZZ」 新発売

GPS-M1ZZ

GPS-M1ZZ

商品名 型番 価格 発売時期
業務向け車載用GPSセンサー GPS−M1ZZ オープン 8月上旬

【企画意図】

 GPSは現在、カーナビゲーション、携帯電話をはじめ、車両、船舶、航空機など多くの分野で利用されています。特に運輸業界においては、車両の位置情報と様々なデータを組み合せることで、商品、安全、労務管理などへの応用が可能なため、これらをサポートする多くのアプリケーションが開発されております。
 例えば、タクシー配車システムやバスロケーションシステムはもとより、物流においては積み荷情報をデータ化するために位置情報が利用されています。また、保冷車等における温度センサーと位置情報を併せた管理システムや、安全やセールス業務を管理するシステムなども開発されています。

 この度パイオニアナビコムが発売いたしますGPSセンサー「GPS−M1ZZ」は、パイオニアが開発したカーナビゲーション用GPSセンサーをベースに商品化したもので、カーナビゲーションの開発過程で蓄積された様々なノウハウを注入した製品です。
 単体のGPSセンサーながら、カーナビゲーションシステムに劣らない位置精度を実現。様々な計測、管理システムの車両測位センサーとしてご活用いただけます。
 パイオニアナビコムは、パイオニアの高い技術力をベースに、今後もユーザーとなる企業や団体の、車両管理業務の円滑な遂行をサポートする製品の企画・開発に取り組んで参ります。

【「GPS−M1ZZ」の主な特長】

1 ) ハイブリッド測位によりGPS未測位時でも、高精度自車位置情報を出力

 GPS測位データと共に車速データ、ジャイロデータ、加速度データを複合的に勘案して位置データを計算し、その結果を出力します。これらのデータにより、トンネルやビル街、森林地帯などでGPS衛星からの電波を受信できない場合でも、自車位置データを出力します。 これにより、軌跡収集を行う際でも、データが途切れることはほとんどありません。(車速パルス接続時)
 さらに、独自の位置フィルター搭載により、軌跡のバラツキを抑えています。

2 ) 安全運転指導や積荷・燃費管理に役立つ加速度情報を出力

 前後、左右方向の加速度情報を出力します。このデータをもとに急ブレーキ、急ハンドルを解析し※1、安全運転の指導に役立てたり、積み荷管理、燃費管理などに利用することも可能です。

※1 解析用アプリケーションが別途必要です。

3 ) 地図データを搭載したPCと接続することで、国外でも簡易カーナビゲーションを実現

 一般に、カーナビゲーションを世界各国へ導入するには、ハードウェアやアプリケーションの開発に加え、現地の専用地図データを開発し、本体に搭載することが必要です。
 これに対し「GPS−M1ZZ」では、現地の地図データを搭載したPCと接続することで、簡易カーナビゲーションを簡単に実現できる※2ほか、高精度な位置情報を利用したシステムも構築することが可能です。

※2 専用アプリケーションが別途必要です。

4 ) 環境への配慮、RoHS指令に対応

 本製品は、2006年7月からの施行が予定されているEU(欧州連合)のRoHS指令(特定物質使用禁止指令)で禁じられる有害6物質をはじめ、当社環境基準で設定した環境負荷物質は使用しておりません。

【パイオニアナビコム株式会社について】

社長: 八巻 照人 (やまき てるひと)
所在地: 東京都目黒区目黒1−4−1
設立年月日: 1989年10月11日
資本金: 1億円
株主構成: パイオニア(株) 100%
事業内容: 業務向けGPS、カーナビゲーション及び電子地図と関連応用商品の企画・販売。
GPS航空関連機器、システムの企画・販売・輸入。

【主な仕様】

受信方式 12チャンネルマルチチャンネル受信方式
測位方式 多衛星同時測位(最大12衛星)、位置フィルター付き、ハイブリッド測位
DGPS(RTCM−SC104による)
測位更新時間 約1秒(2Hz、4Hz出力可能)
インターフェイス 2系統EIA−232D(RS−232C準拠)
伝送方式 パイオニアパケット 9600/2400bps
NMEA 4800bps
出力データ 東京測地系(WGS84他にも対応)、緯度・経度、高度、移動速度、移動方位、時刻、DOP値、誤差長軸・短軸、ジャイロデータによる速度、方位、オドメータ、速度変化量、方位変化量
使用電源 10.8~30.2V
消費電流 200mA以下(14.4V)アンテナ接続時
通信コネクター D−Sub9Pin
外形寸法 110(W)×40.8(H)×95.6(D)mm
質量 400g
アンテナ部 感度:130dBm、ケーブル長:5m
寸法:33(W)×12.8(H)×36(D)mm、質量:105g

他の報道資料を探す

キーワードで探す

年月で探す