報道資料：北米・欧州・ロシア・豪州市販市場向けにAV一体型 フラッシュメモリタイプ カーナビゲーションを同時導入

　パイオニアは、2008年6月、北米・欧州・ロシア・豪州市販市場に、地図データ格納メディアとして内蔵フラッシュメモリを採用したAV一体型カーナビゲーション「AVIC-F900BT」（DVD/CDメカ搭載）と「AVIC-F700BT」（CDメカ搭載）※1の2機種を同時導入いたします。

　1990年6月、当社は、市販市場向けとして世界初の「GPS技術を使ったカーナビゲーション」（地図データ格納メディアとしてCD-ROMを採用）を日本で導入。その後、1997年に世界初の「DVDタイプのカーナビゲーション」を、さらに2001年に「HDD（ハードディスクドライブ）を使ったカーナビゲーション」を市場導入するなど、常に最新のメディアを採用しながら導入エリアの拡大を図ってまいりました。

　今回導入する「AVIC-F900BT」と「AVIC-F700BT」の2機種は、当社製インダッシュタイプとしては初めて、地図データ格納メディアにフラッシュメモリを採用。これによりシステムを小型化するとともに構成の簡素化を実現。Bluetooth®や音声認識機能、渋滞情報受信用チューナーなど各種機能を2DINサイズの本体に一体化することで、多機能・高機能でありながらも優れた取付性を確保しています。

　さらに、新開発の専用PCアプリケーションを使用してPOI情報（PCで管理している住所録データやインターネットから入手したお店情報など）をSDカードやUSBメモリーに記録し、フロント部のSDスロットまたは背面のUSBコネクタから、カーナビ本体に情報を取り込むことができます。また、カーナビゲーションのセッティング・起動画面の変更なども同様に、SDカードやUSBメモリーを介して簡単に行うことが可能です。

　今回の2機種に加えて、本年1月に2008インターナショナルCESで発表した「AVIC-F500BT」 （DVD/CDメカ非搭載モデル）も同時期・同地域の導入を予定しており、ラインアップを拡張して世界のナビゲーション市場のさらなる活性化を図ってまいります。

【AVIC-F900BT/AVIC-F700BT　主な特長】

1. 自由会話型音声認識（VoiceBox®の会話音声サーチ技術を採用）を搭載。走行中も安全にストレスなく、iPod®や携帯電話を音声認識によるコントロールが可能　（北米向けAVIC-F900BT/AVIC-F700BTにおいて米語選択時のみ）
2. 仏Parrot社製Bluetooth® モジュールを標準搭載。Bluetooth®ハンズフリー機能対応
3. 北米の情報サービス「MSN® Direct」用チューナーを標準搭載。渋滞情報はもちろん天気予報やガソリン価格も取得が可能　（北米向けAVIC-F900BTのみ）
4. LEDバックライト・高精細5.8インチワイドVGAタッチパネル採用
5. フロントパネル部にSDカードスロットを、背面にはUSBコネクタを標準装備。SDカードやUSBメモリーを介して、多種多様なPOI情報の取り込みが可能
6. iPod®だけでなく、USBデバイス（USBメモリーなど）やSDカードに収録した、音楽や映像の圧縮ファイル（MP3/MPEG-4など）の再生にも対応