報道資料：高級カーオーディオ「carrozzeriaχ（エックス）」シリーズ最新の技術を搭載したデジタル／アナログシステムと高音質スピーカーを新発売

RS-P90χ	RS-D7χIII

TS-T10RS	TS-M10RS	TS-W10RS

【企画意図】

　1993年よりパイオニアが市場導入している「carrozzeriaχ（エックス）」シリーズは、独自のODR思想※1に基づく先進のデジタル技術や高音質技術を凝縮した、高級カーオーディオシステムです。
　弊社は2004年4月、「carrozzeriaχ」シリーズのピュアデジタルシステム※2を一新し、市場から高い評価をいただきました。そしてこの度、より汎用性の高いデジタル／アナログシステム※3にも、ピュアデジタルシステムに匹敵する最新のDSPテクノロジーと高音質技術を搭載したユニバーサルデジタルプリアンプ「RS-P90χ」を導入いたします。これにより、様々なパワーアンプとの組み合わせによる高音質システムの構築が可能となります。
　また同時に、さらなる高音質化を実現したシステムコントロールチューナーCD「RS-D7χIII」を導入。さらに、「原音をありのままに再生する」というスピーカー創りの原点に基づき設計・開発された弊社の最高級カースピーカー「RSシリーズ」に、優れた音質と取付け性を実現した「TS-T10RS」、「TS-M10RS」、「TS-W10RS」をラインアップいたします。
　弊社はこれら新製品の導入により、Hi-Fiカーオーディオ市場のさらなる活性化を図ってまいります。

【「RS-P90χ」の主な特長】

1 ) 高度な音場制御が可能な「FIR（有限インパルス応答）フィルター」を採用

各スピーカーユニットに最適な再生帯域を与えるクロスオーバーネットワークや車室内音響特性の乱れを補正するイコライザーなどのデジタル信号処理に、位相制御が自由で演算誤差が少ない「FIRフィルター」を採用。位相の変化がなく振幅特性のうねりが発生しない直線位相、またはタイムディレイが発生しない最小遅延位相から選択可能です。

2 ) 浮動小数点32bit処理が可能なアナログ・デバイセズ社製、高性能DSP「SHARC」を3基搭載

FIRフィルターは、膨大なDSP演算処理を必要とします。そのため、ハイエンドホームオーディオでも定評のある、高性能DSP「SHARC」をLch信号処理用、Rch信号処理用、演算係数生成用の3基搭載いたしました。32bit浮動小数点演算により、微小な係数の演算が可能で高精度なフィルター処理やイコライザー処理を実現します。

3 ) 高精度サウンドマスタークロック回路を2基搭載し、ジッター成分を大幅に排除

専用設計のクロック回路により、デジタル信号の時間軸の揺らぎであるジッター成分を大幅に排除し、高音質化を実現します。DSP用とプリアンプ回路用にそれぞれ独立搭載しました。

4 ) その他の特長

• 高性能「SRC(Sampling Rate Converter)」による192kHzへのアップサンプリング
• バー・ブラウン※4高性能24bitアドバンストセグメント方式D/Aコンバーターを4基搭載
• 高耐入力、高ダイナミックレンジを誇るアナログ・デバイセズ社製「高精度12bitDACボリューム」搭載
• 専用開発のフルカスタム大容量、高音質タイプ電源コンデンサー採用
• 銅メッキシャーシ、非磁性体電源端子、削り出し金メッキRCA端子、OFC電源ケーブルなど、高音質パーツ採用

【「RS-D7χIII」の主な特長】

1 ) 高精度サウンドマスタークロック回路を2基搭載し、ジッター成分を大幅に排除

従来のCD用に加え、SRC、DIT(Digital Interface Transmitter)などのデジタル信号処理回路用にもサウンドマスタークロック回路を追加搭載することにより、デジタル信号の読み取り時だけでなく、伝送時にも極めて正確なマスタークロック精度を確保し、デジタル信号の時間軸の揺らぎであるジッター成分を大幅に排除します。

2 ) シンプルでありながら、高級感あるデザインを採用

ヘアライン処理をほどこしたブラック基調のアルミフェイスに、「白色有機ELディスプレイ」を採用し、視認性の向上と高級感あふれるデザインを実現しました。また、キーイルミネーションにはデュアルLEDを採用。白色LEDとオレンジLEDの2色から車室内の雰囲気に合わせて選択することができます。

3 ) その他の特長

• 振動、ノイズに強い高信頼性CDメカニズムを搭載したチューナー内蔵のCDトランスポート
• DVDコントロール機能搭載

【「RD-7χ」の主な特長】

「carrozzeriaχ」専用にチューニングされた電源用ラインフィルター。超大容量（33000μF）コンデンサーや高音質パーツの採用により、低インピーダンス化と車両から受けるノイズを排除し、クリアな音楽再生を実現しました。

【「CD-AD601χ」、「CD-AD201χ」の主な特長】

217芯マルチコアを採用し、ケーブル内で発生するジッター成分を大幅に低減したハイクオリティ光デジタルケーブルです。

【「TS-T10RS」の主な特長】

1 ) アルミ製28mmデュアルアークリングダイアフラムを採用

1.4kHzから可聴帯域をはるかに超える70kHzまで極めてクリアに再生し、音楽のもつ深みを鮮やかに表現します。

2 ) 制振性に優れた真鍮を高精度で削り出したイコライザーを採用

混変調歪みの原因となるサイドローブを低減し、優れた指向特性を実現しました。

3 ) 磁気回路には強力な磁力を誇るネオジウムマグネットを、ボイスコイルには軽量なアルミ平角線を使用

極めて正確でレスポンスに優れた駆動を実現しました。

【「TS-M10RS」、「TS-W10RS」の主な特長】

1 ) 素材固有の特性が少ないパルプをベースに様々な繊維を混抄した振動板を採用し、原音に限りなく忠実な再生を実現

「TS-W10RS」では20cm口径でありながら50Hz以下の低域までも質感高く再生します。

2 ) 高性能磁気回路「ハイ･トランジェント・ショートヴォイス」採用

ネオジウムマグネットを使用した外磁型の採用により、強力な磁力を獲得。さらに、ロングプレートと銅平角線ショートボイスコイルの組み合わせで、一定の磁場の中を軽量のボイスコイルが効率的に駆動し、極めてリニアリティに優れた高音質再生を実現しました。また、「TS-W10RS」ではスピード感のある低域再生も実現しました。

3 ) 新開発、高剛性制振構造「フルバスケットフレーム」を採用

アルミダイキャストフレームには磁気回路を裏面から保持するフルバスケット方式を採用。振動系で発生する力をフレーム全体で受け止めることにより、反作用成分を低減しました。さらには「耐共振構造アルミダンパーホルダー」を採用することで、徹底的に共振成分を排除しています。

4 ) 小容積設計（「TS-W10RS」）

推奨エンクロージャーは14リットル（使用範囲12～16リットル）の小容積設計を実現し、自由度の高い設置が可能です。

【「UD-N10RS」の主な特長】

厳選した高品位音響パーツを使用し、「TS-T10RS」と「TS-M10RS」の性能を最大限に発揮します。

【主な仕様】