報道資料：プロDJ/クラブ向けプロフェッショナル・マルチプレーヤー「CDJ-2000」「CDJ-900」を新発売

CDJ-2000	CDJ-900

CDJ-2000（背面）	CDJ-900（背面）

【企画意図】

　当社は1994年にDJ※3向け CDプレーヤー「CDJ-50」を発売して以来、数々の画期的な製品で、国内外のディスコ、クラブ、DJ市場をリードしてまいりました。中でも 「CDJ-1000」シリーズは、DJ市場において、国内外の多数のディスコ、クラブで採用されており、DJ機器のデファクトスタンダードとして定着しております。近年、ネットワークの普及とともに、MP3などの様々な音楽ファイルを使って楽しむ新しいDJスタイルに変化しつつあります。
　当社はそうした環境の中、ファイルミュージック時代※1の新たなDJライフスタイルを築く、プロDJ/クラブ向けプロフェッショナル・マルチプレーヤー「CDJ-2000」と「CDJ-900」を発売いたします。
　2機種は多彩なメディア/フォーマットに対応、加えてUSBストレージデバイスやSDメモリーカード※4に記録されている音楽ファイルやDB情報を、最大4台のDJプレーヤーでの共有※2を実現しました。また、再生履歴が自動的に記録され、次のDJプレイに生かすなど、DJの仕込み作業から現場でのパフォーマンスを経て次の仕込み作業までのサイクルを革新する「PRO DJ LINK」を搭載。これにより大量の音楽ファイルをコンピューターを使わずにDJプレイすることができます。さらに、音楽管理ソフトウェアrekordbox™※5を同梱、音楽ファイルの管理（解析、データベース化）を可能にし、DJが求める快適でスピーディーな選曲とDJの原点であるパフォーマンスをサポートします。
　操作面では、「CDJ-1000」シリーズの基本機能や操作性を継承しつつさらに進化、大量の楽曲ライブラリーの選曲からポイントサーチまでのプロセスを素早く、スムーズに行える自然なインターフェースを実現しています。音質面では、作品の魅力を最大限に引き出すため、デジタル/アナログの両面において、徹底した音質の改善・向上を図り業界最高水準のクラブサウンドを実現しました。
　当社は、今後もプロからアマチュアまで幅広いDJのニーズに応え、新しい音楽の楽しみ方を提案することで、DJ市場の活性化を図って参ります。

【2モデル共通の特長】

1 ) 多彩なメディア/フォーマットに対応

CD/DVD※6の光ディスクに加え、フラッシュメモリーやハードディスクドライブなどのUSBストレージデバイス、SDメモリーカード※4に記録されている音楽ファイルを再生できます。音楽ファイルフォーマットは、MP3、AAC、WAV、AIFFに対応しています。また、Tonium社の「Pacemaker」※7をストレージデバイスとしてUSB接続し、「Pacemaker」※7内の音楽ファイルを再生することも可能です。

2 ) 快適なDJライフをサポートする音楽管理ソフトウェアrekordbox™※5を付属（新機能）

音楽ファイルを解析し様々な方法で管理（解析、設定、作成、履歴保存）します。

1. 音楽ファイルの「WAVE」、「BEAT GLID」、「BPM」、「ID3 TAG」などをデータ解析
2. 「キュー」、「ループ」、「ホットキュー」の設定
3. 「プレイリスト」、「ホットキューバンク」の作成・編集
4. 「CDJ-2000」「CDJ-900」で再生された音楽ファイルの再生履歴情報の保存

これらの情報をUSBストレージデバイスやSDメモリーカード※4にエクスポートすることにより、現場では、音楽ファイルの設定ポイントを瞬時にDJプレーヤーにアサインでき、よりDJパフォーマンスに専念することができます。

3 ) DJプロセスのサイクル（仕込み作業→現場でのパフォーマンス→次の仕込み作業）を革新する、パイオニア独自の新提案「PRO DJ LINK」

• 「USB/SD」 エクスポート
  付属の音楽管理ソフトウェアrekordbox™※5で管理保存されている音楽ファイルや管理データを、USBストレージデバイスやSDメモリーカード※4にエクスポートできます。これによりディスコやクラブにコンピューターを持ち込むことなくDJプレイが可能です。
  
• rekordbox™※5 LINK エクスポート
  DJプレーヤーとコンピューターをLAN接続して、rekordbox™※5の音楽ファイルや管理データを直接、DJプレーヤーにエクスポートできます。これによりコンピューターを使ったDJプレイも可能です。
  

4 ) 業界初※2音楽ファイルやDB情報を、最大4台のDJプレーヤーで共有できる「PRO DJ LINK」機能

LANケーブルを使って2台のDJプレーヤーを接続すると、ひとつのUSBデバイスやSDメモリーカード※4に記録されている音楽ファイルやDB情報を、プレーヤー間で共有できます。スイッチングハブを使えば、DJプレーヤーを最大4台まで接続して使用することが可能。

5 ) 理想のクラブサウンドを実現する高音質設計

デジタル面では、世界の高級オーディオに採用されプロのサウンドエンジニアも認める高性能D/Aコンバーターを搭載。アナログ面では、独自の回路技術によりS/N比及び歪み率を大幅に改善、楽曲の持つ魅力を最大限に引き出し、微細な音までも忠実に表現できるようになりました。スピード感と量感溢れる低音域に加えクリアで透明性の高い中高域の再現性を可能にし、理想のクラブサウンドとして今までにない広がりと奥行き感のある空間再現性を実現しています。

【「CDJ-2000」の特長】

1 ) 快適かつスピーディーな選曲を実現する6.1インチ大型フルカラー液晶ディスプレイ（業界最大※8）

DJの選曲に必要な情報を瞬時に視認できるよう、高精細6.1インチ大型フルカラーLCDを採用。 文字情報だけでなく、ジャケット写真も大きく表示されます。音楽ファイルの情報をわかりやすく表示するGUIと簡単に操作できるロータリーセレクターの組み合わせにより、快適かつスピーディーな選曲を実現しました。さらに、「WAVE」をより高精細に表示、楽曲の強弱をより詳細に把握することができます。

2 ) スピーディーで直感的なポイントサーチを実現する「NEEDLE SEARCH」（新機能）

WAVE表示を見ながら「NEEDLE SEARCH」パッドを指でタッチするだけで、タッチしたポイントを瞬時にサーチし音を確認することができます。これにより、スピーディーなポイントサーチが可能になりました。また、「NEEDLE SEARCH」パッドはキーワードサーチとしても使うことができます。

3 ) さらに操作性が進化した「ADVANCED BIG JOG」

4箇所が光る「ジョグ・リング・イルミネーション」を搭載。暗いDJ ブースでも、ジョグダイヤルの天面と側面の境界がよりはっきりすることでジョグの操作性が一段と向上しました。また、「CDJ-1000MK3」で好評の「ジョグフィーリングアジャスト」は、負荷調整範囲がさらに広がり、よりワイドレンジなジョグフィーリングの調整が可能になりました。

【「CDJ-900」の特長】

1 ) DJパフォーマンスの幅を広げる「SLIP MODE」　（新機能）

「ループ/リバース/スクラッチ」中にバックグラウンドで音楽を再生し続ける「SLIP MODE」機能を搭載。これにより、「ループ/リバース/スクラッチ」後も原曲の展開を変えることなくDJパフォーマンスをすることができます。

2 ) 進化した「AUTO BEAT LOOP」

再生中に1，2，4，8のいずれかのボタンを押すと、その時点から押したボタンのビート分を自動検出し、簡単にループ再生を行える「AUTO BEAT LOOP」機能を搭載。従来機種では7種類であったループが、10種類に増加。さらに多彩なパフォーマンスを実現します。

【その他の特長（2モデル共通）】

1 ) QUANTIZE　（新機能）

マニュアルループやリアルタイムCUE IN時、IN/OUTポイントがオンビートに対しずれた時(オフビート)でもポイントは自動的にオンビートに修正されるので、プレイ中でも失敗することなく安心してパフォーマンスを行うことができます。（rekordbox™※5で音楽ファイルを解析した曲のみ）

2 ) 0.5 FRAME STEP　（新機能）

最小フレームは1フレーム（1/75秒）から0.5フレーム単位へと進化しました。CUEポイントやループポイントをより詳細に設定できます。緻密で高度なDJプレイを実現します。

3 ) 各種コンピューターインターフェースを搭載

MIDI対応コンピューターアプリケーションコントロールが可能です。また、Serato社「Scratch Live」※9およびNative Instruments社「TRAKTOR」※10シリーズを高い精度でコントロールできる専用インターフェース（HID）を装備。コントロールディスクなしで自在に操作することができます。（詳細は当社WEBサイトで随時ご案内していく予定です。）また、サウンドカードを内蔵していますので、コンピューターとダイレクトに接続し再生させることが可能です。

【主な仕様】

【音楽管理ソフトウェアrekordbox™の仕様】

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