報道資料：プロフェッショナルスピーカーユニット「TADシリーズ」 新たに4モデルを発売

当社は、TAD ( Technical Audio Devices) シリーズのプロフェッショナルスピーカーユニット4モデルを、下記要領にて新発売いたします。

【TADについて】

　TAD ( Technical Audio Devices ) は、当社が、主に音楽スタジオ向けに発売しているプロフェッショナルスピーカーユニットシリーズの名称です。1975年、プロジェクトチームを発足して開発に着手し、1979年、米国で発売を開始。（日本では1981年に発売。）これまでに開発、発売したモデルはそれぞれが多くのご支持を頂き、発売から20年近くが経つ現在では、世界の200を越える著名なスタジオや放送局の標準モニターとして採用されるに至っております。
TADは、当社のスピーカー事業の核を成す製品でもあり、今後もさらなる技術開発によって、よりクオリティの高い音を世界に提供してまいります。

【企画意図】

　この度発売する4ユニットは、何れも既に発売されている当社のプロフェッショナル・スタジオモニター・システム 「Exclusive Model」に搭載されているユニットです。
「Exclusive Model 」は、これまで当社が培ってきたスピーカー技術を集大成したリファレンスモデルで、TADユニットと同様、プロフェッショナルの高い信頼を集めているスピーカーシステムです。今回、かねてより単売の強いご要望を頂いておりました「Exclusive Model−2251、2252、2404 」に搭載しているTADユニット4モデルを市場導入することと致しました。
　この4モデルの導入により、TADユニットのラインアップの充実を計ると共に、今後は、TADユニットをデジタル時代における音創りのスタンダードモデルと位置付け、引き続きスタジオエンジニアや、ミュージシャンのニーズに応えてまいります。

【主な特長】

■ TL−1601C　高剛性化をはかった40cmコーン型ウーファー

　従来は個別のパーツであった「ヨーク」「プレート」「フレーム」を一体成形した構造を採用するなど、徹底した高剛性化を実現。また磁気回路にアルニコマグネットを採用し、2次高調波歪みを抑えるとともに強力な磁束を達成。格段にスムーズで素早い反応性と広い帯域での高解像力を兼ね備えた豊かな再現性を実現しています。

■ TL−1102　強力磁気回路の高性能25cmコーン型ウーファー

　強力アルニコマグネット搭載の磁気回路には、ヨーク部とプレート部を特殊鋳造法により一体成形した強固な構造を採用し、大入力にたいしても安定したドライブを実現。コーン紙には厳選された天然パルプに特殊フィルムをラミネートし、その表面に特殊制動塗装をコーティングした複合コーンを採用。軽量かつ強靭で、劣化のほとんどない高性能コーンとなっています。

■ TD−4003　10cm口径ベリリウム振動板搭載のコンプレッションドライバー

　音波の位相整合を行うフェイジングプラグに，円環状の5スリット構造を採用したリアコンプレッシヨン方式。振動系には軽量で高剛性の10cmベリリウムダイヤフラム、磁気回路には20,000ガウスの高密度磁束が得られるネオジウムマグネットを採用。広帯域再生と、優れたリニアリティを実現しています。

■ TD−2002　4.8cmベリリウム振動板搭載のコンプレッションドライバー

　軽量で優れた音響特性が得られるベリリウム振動板を採用。また、フェイジングプラグの形状の見直しや、音圧や振動の悪影響を低減した給電部やカバーの採用により、広帯域で優れた分解能、低歪化を実現しています。

【主な仕様】