報道資料：プラズマディスプレイ(PDP)第2生産ラインを静岡に増設

　当社は長期経営計画「2005ビジョン」の柱の一つとして、ディスプレイ事業の推進を目標に掲げております。この度、150億円を投資してプラズマディスプレイ（PDP）の生産能力年間10万台の第2生産ラインを静岡パイオニア※内に増設することを決定致しました。今回の増設により、既存の生産ライン（年産5万台）と合わせて年間15万台の生産が可能になります。

　当社は昨年度、40型VGA、50型XGA合わせて約2万台のPDPを出荷し、今年度は倍増となる4万台の出荷を目指しております。また、3月1日付の組織変更により、従来ディスプレイプロダクツカンパニー、静岡パイオニア、パイオニアビデオに分散しておりましたPDPの企画、開発、生産を静岡パイオニアに一元化し、設備投資効率を高め、PDP事業推進の迅速化を図りました。
今後飛躍的な市場拡大が期待できるPDPを増産するために、当社は150億円を投資して年間10万台規模の能力を持つ第2生産ラインを構築することに致しました。新設ラインでは、パネルから完成品まで一貫生産が出来る体制が整うことになります。静岡パイオニア敷地内にある建物をクリーンルームに改造して生産ラインを設置する計画で、2001年秋頃までに量産体制が完成する予定です。

　業務用を中心に販売が伸びているPDPは、今後、民生用市場での販売増が期待されています。当社はデジタル放送時代に向けた次世代ディスプレイの本命といわれるPDPの一層の性能向上及びコストダウンを図り、市場形成を強力に推進してまいります。

※静岡パイオニア株式会社 概要