報道資料:「ビデオモード録画」対応のDVDレコーダー「DVR-2000」を新発売

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Pioneer
2000年 11月 20日
パイオニア株式会社

《世界初》※1既存のDVDプレーヤー※2や、
DVDビデオに対応したパソコン※3での再生互換を実現
「ビデオモード録画」対応のDVDレコーダー「DVR-2000」を新発売

お知らせ:DVR-2000は12月22日 発売予定です。
FILL RS9R

DVR-2000

DVS-R47 DVS-RW47A
DVS-R47 DVS-RW47A
商品名 型番 希望小売価格(税別) 発売時期 月産予定数
DVDレコーダー DVR-2000 250,000円 12月上旬 7,000台
DVD-Rディスク DVS-R47 オープン 12月上旬 5万枚
DVD-RWディスク DVS-RW47A オープン 1月上旬 5万枚

【企画意図】

 パイオニア株式会社は昨年12月、世界初のDVDレコーダー「DVR-1000」を発売いたしました。以来、ディスクメディアならではの高画質・高音質はもとより、省スペース、長期保存、ランダムアクセス等の優れた操作性や画期的な先進機能により、高い評価をいただいております。
 当社はこのたび、約1000回の書き換えが可能なDVD-RWディスクに加え、一度だけ書き込みができるDVD-Rディスクへの録画を、民生用DVDレコーダーとして初めて実現した第二世代機「DVR-2000」を新発売いたします。
 さらに「DVR-2000」は、簡単編集をはじめ多彩な機能を実現する「標準/マニュアルモード録画」(RWディスクのみ)に加え、DVDフォーラムの規格に基づく「ビデオモード録画」を世界で初めて※1実現いたしました。この「ビデオモード」で録画されたDVD-R(for General Ver.2.0)/RW(Ver.1.1)ディスクは、現在市場導入されているDVDプレーヤー※2や、DVDビデオに対応したパソコン※3で再生することが可能なため、新しいAVライフをお楽しみいただけます。
 また、「DVR-2000」はユーザーからの強いニーズに応え、DV端子(i.LINK)※4を装備し、DV方式のビデオカメラとのデジタルダビングを可能にしました。
 なお、「DVR-2000」の発売に合わせ、「ビデオモード録画」を可能にするDVD-Rディスク「DVS-R47」、「ビデオモード録画」と「標準/マニュアルモード録画」をともに可能にするDVD-RWディスク「DVS-RW47A」を順次発売いたします。

※1 2000年11月20日現在、パイオニア調べ
※2 「ビデオモード録画」は「DVDビデオフォーマット」を用いた録画モードです。DVD-R/RWディスクに対する「DVDビデオフォーマット」による記録は、新たにDVDフォーラムで定められた規格であるため、プレーヤーによっては再生しないモデルがあります。
※3 一部のDVDビデオ対応パソコンでは再生できない場合があります。再生には専用ソフトウェアが必要です。
※4 i.LINKはソニー株式会社の商標です。

【DVDレコーダー「DVR-2000」の主な特長】

1 ) 用途やディスクの種類に合わせ3つの録画モードが選択可能(新)

「DVR-2000」は、用途やディスクの種類に合わせ、「ビデオモード」「標準/マニュアルモード」の3つの録画モード※5が選択できます。

※5 1枚のディスクに、「ビデオモード」と「標準/マニュアルモード」を混在して録画することはできません。
  1. 既存のDVDプレーヤーで再生が可能な新録画方式「ビデオモード」(新)
     「ビデオモード」は映像の録画方式として「DVDビデオフォーマット」を採用しています。この「ビデオモード」で録画したDVD-R(for General Ver.2.0)、DVD-RW(Ver.1.1)※6ディスクは、当社をはじめ各社から発売されているDVDプレーヤー※7や、DVDビデオに対応したパソコン※8で幅広く再生することが可能です。
     録画時間はV1モードで1時間、V2モードで2時間です。
    ※6 DVD-RWディスク(Ver.1.0)への「ビデオモード録画」はできません。
    ※7 DVD-R/RWディスクに対する「DVDビデオフォーマット」による記録は、新たにDVDフォーラムで定められた規格であるため、プレーヤーによっては再生しないモデルがあります。
    ※8 一部のDVDビデオ対応パソコンでは再生できない場合があります。再生には専用ソフトウェアが必要です。
  2. 簡単編集をはじめ多彩な機能が楽しめる「標準(SP)/マニュアル(MN)モード」
     「標準/マニュアルモード」は、DVD-RW(Ver.1.0&1.1)※9ディスクに対応した映像の録画方式で、「ビデオレコーディング・フォーマット」を採用しています。このフォーマットは、MPEG圧縮技術を応用し、リアルタイムで高画質録画を実現するとともに、豊富な編集機能も兼ね備えています。
     録画時間は、標準モードで2時間、マニュアルモードでは録画内容・時間に応じて32ステップで選べ、最短の1時間から最長の6時間までが選択可能です。これにより、ディスクの記録容量を無駄なく使い最適な画質で録画することができます。
     当社をはじめ各社から発売されているDVD-RW対応のDVDプレーヤーなら、この「標準/マニュアルモード」で録画されたDVD-RWディスクの再生も可能です。
    ※9 DVD-Rディスクは「標準/マニュアルモード」での録画はできません。

2 ) 民生用レコーダーとして世界初のDVD-Rディスクへの録画を実現(新)

 一度だけ書き込むことが可能なDVD-Rは、DVDビデオと同じ容量の4.7GB、直径12cmの光ディスクで、DVDフォーラムで策定された世界統一規格です。DVD-Rディスクは、上書き消去の心配がなく、繰り返しの再生でも画質・音質の劣化がないので、ビデオカメラで撮影したお子様の成長記録など、大切な映像を保存するのに最適です。

3 ) 高品位なデジタルダビングが可能なDV端子(i.LINK)を搭載(新)

 DV端子(i.LINK)の搭載によりDV方式のデジタルビデオカメラ※10との接続が可能になりました。これによりデジタルビデオカメラからDVD-R/RWディスクへ、DVD-R/RWディスクからデジタルビデオカメラへのデジタルダビングが可能です。また、「DVR-2000」からデジタルビデオカメラの「再生」、「ポーズ」、「早送り」、「巻き戻し」、「スロー」の各コントロールが可能※10となり、編集作業も簡単に行えます。

※10 一部の機種を除く。

4 ) 著作権保護技術を採用

 「DVR-2000」は、映像著作物の著作権を保護するために現在利用可能な著作権保護技術(CGMS※11信号判定、マクロビジョン信号検出)により、著作権者の意図に反した録画ができない仕様になっています。また、メディアID検出機能により、無許諾で複製されたディスクは再生ができません。
 なお、DVD-R/RWのブランクディスクには、CSS※12で保護されたビデオコンテンツの複製を防止する保護技術が施されています。

※11 CGMS(コピージェネレーションマネージメントシステム…デジタル録画機器に対応した複製制限システム)
※12 CSS(コンテンツスクランブルシステムの略)

5 ) DVDレコーダーならではの画期的な先進機能

  1. 頭出し不要の簡単録画(ビデオモード、標準/マニュアルモード)
     「DVR-2000」では、RECボタンを押すだけで即座に録画を開始、面倒な頭出しは一切必要ありません。VTRのように録画できる場所を早送り・巻き戻しで捜したり録画済の部分に誤って上書きしてしまう心配もありません。
  2. 画面上に録画したタイトルを一覧表示するタイトルリスト(新)(ビデオモード)
     ビデオモードで録画したディスクをDVDプレーヤーで再生する場合、タイトルを画面上に一覧表示するので、見たいタイトルを画面上で選択・決定すれば、すぐに再生がスタートします。
  3. ディスクの録画内容が一覧できる「ディスクナビ」(標準/マニュアルモード)
     「ディスクナビ」ボタンを押すと、ディスクに録画されている内容が静止画で一覧表示されます。見たいタイトルを画面上で選択・決定するだけで、すぐに再生がスタートします。また、タイトル名の入力や、ディスクナビで表示される静止画を好みのシーンに変更することも可能です。
  4. MDなみの簡単操作を実現した楽々ビデオ編集(標準/マニュアルモード)
     タイトル単位の消去、保護はもちろん、映像を見ながら編集ポイントを打つことで部分的な消去やコピーなど、ノンリニアなプログラム編集がこの1台で行えます。また、プレイリストを作成すれば、見たいシーンを見たい順番で再生することが可能です。
  5. ディスクごとに録画の予約情報を記憶できるディスク予約機能(標準/マニュアルモード)
     録画の予約情報をディスク自体に記憶させることができるので、予約済みのディスクを本体に挿入するだけで、予約録画の準備は完了します。予約録画の管理がディスクだけで行え、お気に入りのドラマ専用ディスクなどを作るのに大変便利な機能です。

6 ) 高品位な録画・録音を実現する最先端技術

  1. 高画質録画を実現する3次元Y/C分離回路を搭載(新)
     映像信号を輝度と色差に高精度で分離し、色再現性の改善、色ノイズの軽減を実現しました。映像のもつ深みや輝きをリアルに再現する、より高画質な録画を可能にしました。
  2. さらなる高音質を可能にしたダブルプレシジョンDDCE(Dolby※13 Digital Consumer Encoder)を搭載(新)
     「DVR-1000」に搭載した「ドルビー デジタル コンシューマー エンコーダー」をさらにパワーアップ。圧縮処理の際に演算精度をこれまでの2倍にすることで、より高音質の圧縮、録音が可能になりました。
    ※13 Dolby、ドルビーはドルビーラボラトリーズの商標です。
  3. 4.7GBの大容量記録を実現した新開発の記録用大出力ピックアップと信号処理LSI
     「DVR-2000」は、当社が独自に開発した記録用大出力ピックアップ(再生兼用)と記録用信号処理LSIセットの搭載により、相変化材料を使用するDVD-RWと有機色素材料を使用するDVD-Rの両方のディスクに対し、レーザー発光を高精度に制御し、4.7GBの大容量記録を実現しています。
  4. 画質の飛躍的な向上を実現するMPEGビデオエンコーダーを搭載
     当社は、動きの速い部分や色の移り変わりの激しいところなど複雑な映像に符号量を多く割り当てる独自のアルゴリズムを開発しました。この技術は、DVDビデオディスクの制作に用いられる高画質MPEGエンコード技術のひとつで、Variable Bit Rate(VBR)Controlと呼ばれるものです。「標準/マニュアルモード録画」では、この独自のVBRを搭載することにより、最適な画像圧縮符号化処理を実現し、飛躍的な画質の向上を獲得しています。(「ビデオモード録画」ではConstant Bit Rate(CBR)Controlを使用)
  5. ムラのない高画質録画を可能にするTBC(Time Base Corrector)を搭載
     VHSや8mmビデオなどのアナログ映像信号を録画する場合に発生する特有の“ゆらぎ"を除去するために、正確なデジタル信号に変換するDigital Time Base Corrector(TBC)を搭載し、ムラのない高画質録画を実現しています。

【その他の特長】

  1. 525iに対応するD1映像出力端子(新)
  2. DVDの高画質再生を実現するデジタル・ビデオ・ノイズリダクション搭載
  3. DVDの高音質をフル再生する96kHz/24bit D/Aコンバーター搭載
  4. 輝度(Y)と色差(Cb、Cr)の映像信号をダイレクトに出力するコンポーネント映像出力端子
  5. DTSデジタル出力対応
  6. 4段階の早送り・早戻し(スキャン)/チャプター・タイトルスキップ
  7. スロー(正方向4段階、逆方向2段階)、リピート、プログラムなど多彩な再生機能
  8. ディスクの空き容量と録画時間を照合、自動的に最適な転送レートを算定し録画する“ジャスト録画"
  9. 予約機能付のCSチューナーとの接続により自動的に録画を開始する “CS自動録画"
  10. ユーザーフレンドリーな操作性を実現した“液晶付Gコード対応ジョグシャトルリモコン"

【DVD-Rディスク「DVS-R47」、DVD-RWディスク「DVS-RW47A」の特長】

(発売元:パイオニアビデオ株式会社 販売:パイオニア株式会社)

 「DVS-R47」は、DVD-R(for General Ver.2.0)規格に準拠した、一度だけ書き込みが可能なDVDディスクです。DVR-2000の「ビデオモード」で録画することにより、録画されたDVD-Rディスクは、既存のDVDプレーヤーで再生が可能です。※13
 材料には有機色素材料を使用し、デジタル記録するため、記録済みのディスクは繰り返し再生しても画質・音質の劣化はありません。また、一度だけ書き込みが可能なタイプのため、大切な映像を誤って消去してしまうこともなく、保存性にも優れています。

  「DVS-RW47A」は、DVDフォーラムで策定されたDVD-RW(Ver.1.1)規格に準拠した記録・書き換え可能なDVDディスクです。材料には高密度ながら繰り返し記録に強い相変化材料を使用し、繰り返しの記録、再生でも画質・音質の劣化はありません。
 このディスクは、多彩な編集機能を持つ「標準/マニュアルモード録画」と、DVDプレーヤーとの再生互換※14に優れた「ビデオモード録画」の両方に対応しているので、用途に応じて使い分けることができます。

※14 DVD-R/RWディスクに対する「DVDビデオフォーマット」による記録は、新たにDVDフォーラムで定められた規格であるため、プレーヤーによっては再生しないモデルがあります。

【「DVR-2000」の主な仕様】

録画モード 標準/マニュアルモード ビデオモード
録画機能 メディア DVD-R
    DVD-RW ○(Ver.1.0/1.1) ○(Ver.1.1)
録画時間 SP:2時間
MN:1~6時間(32ステップ)
V1:1時間
V2:2時間
ディスク予約
Gコード
CS自動録画
再生機能 再生可能メディア DVD-Video、DVD-R、DVD-RW
ディスクナビ
タイトルメニュー
CMスキップ
再生互換 RW対応プレーヤー
既存のプレーヤー ○ ※15
編集機能 タイトル名入力
タイトル消去 ○ ※16
A-B間消去・追加・移動
チャプター追加 ○(任意) ○(3分固定)
受信 NTSC方式
受信チャンネル VHF:1~12ch
UHF:13~62ch
CATV:C13~C38ch
BS:1、3、5、7、9、11、13、15ch
接続端子 入力 映像/音声:3系統(うち前面1) ※17
S映像:3系統(うち前面1)
BSデコーダ 検波入力
ビットストリーム入力
出力 映像/音声:2系統
S映像:2系統
コンポーネント映像:ピン端子
D1端子:1系統
光デジタル:1系統
同軸デジタル出力:1系統
BSデコーダ 検波出力
ビットストリーム出力
  DV入出力端子(i.Link準拠)
SRコントロール端子
予約番組数 本体予約 8番組/1ヶ月
ディスク予約 8番組/1ヶ月
受信チャンネル合わせ 自動(地域指定)/手動
外形寸法 420(W)×144(H)×389(D)mm
本体質量 8.5kg
電源電圧 AC100V 50/60Hz
消費電力  75W (待機電力 3W以下、FL OFF時)
※15 DVD-R/RWディスクに対する「DVDビデオフォーマット」による記録は、新たにDVDフォーラムで定められた規格であるため、プレーヤーによっては再生しないモデルがあります。
※16 タイトルを消去しても容量は増えません。
※17 BSデコーダ入力兼用1端子及びCS自動録画用1端子を含みます。

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