報道資料：業務用６１Ｖ型高精細プラズマディスプレイモニターを新発売

• 「ニューワッフル構造リブ」と「ＣＣＦ（Ｃａｐｓｕｌａｔｅｄ　Ｃｏｌｏｒ　Ｆｉｌｔｅｒ）」により、高輝度、高コントラストの実現と色再現性を向上
• フルデジタル画像処理回路の搭載により、画質劣化の無い高品位な映像再生を実現
• ２５面接続のマルチ表示など、多彩な映像演出を可能にする業務用ならではの機能搭載

PDP-614MX

【企画意図】

　パイオニアは１９９７年末に、世界初のＸＧＡパネルを搭載した５０Ｖ型ハイビジョンプラズマテレビを発売して以来、大画面・高画質という商品提案により、民生・業務の両分野において国内外の市場をリードしてまいりました。
　業務用プラズマディスプレイは現在、公共施設・商業施設における情報表示・映像演出用途をはじめ、企業・学校等におけるプレゼンテーション・教育用途など幅広い分野でご利用頂いておりますが、普及が加速するにつれさらなる大画面ディスプレイを要望する声が高まってまいりました。
　パイオニアはこうした状況下、当社の業務用ディスプレイのラインアップとしては最大となる、６１Ｖ型高精細プラズマディスプレイモニターを導入し、さらなる市場の活性化を図ってまいります。
　なお、本商品は民生用プラズマディスプレイモニター「ＰＤＰ−６１５ＰＲＯ」とともに、１０月１日に発足したパイオニアプラズマディスプレイ株式会社から出荷される初の商品です。

【主な特長】

1 ) 「ニューワッフル構造リブ」や「ＣＣＦ（Ｃａｐｓｕｌａｔｅｄ　Ｃｏｌｏｒ　Ｆｉｌｔｅｒ）」を採用した６１Ｖ型高精細パネルが、高輝度、高コントラストの実現と色再現性を向上

1. パネルには最小発光単位であるセルの一つ一つをワッフル状にリブで囲う「ニューワッフル構造リブ」を採用。高い発光効率とともに、高輝度、高コントラストを実現しました。
2. パネル前面にＲ（赤）、Ｇ（緑）、Ｂ（青）各色のカラーフィルターを搭載した「ＣＣＦ」により、色再現性を向上しました。
3. 外光反射率を低減する「ブラックストライプ」の採用で、より引き締まった黒を表現します。

2 ) フルデジタル画像処理回路の搭載により、画質劣化の無い高品位な映像再生を実現

1. デジタル信号はもとより、アナログ信号を含むあらゆる映像信号処理をフルデジタル化。Ａ／Ｄ変換からＩ／Ｐ（インターレース／プログレッシブ）変換、リサイズ処理までのプロセスを一つの高性能ＬＳＩに統合することで、信号の処理速度と処理精度を大幅に向上。ノイズや信号劣化を抑えた高品位映像再生を実現しています。
2. 新開発Ｉ／Ｐ変換処理回路により、輝度信号だけでなく色差信号もサンプリングして補間するので、気になるジャギーノイズ^※１や色のにじみの無い、くっきりとした鮮明画像を映し出します。

3 ) 多彩な映像演出を可能にする、業務用ならではの様々な機能を搭載

1. 最大２５面の接続により、様々な映像演出が可能な「マルチシステム」機能と関連する充実機能
   
   • 各ディスプレイの輝度を一定に揃える「ＡＢＬリンク」
   • 各ディスプレイの電源オンのタイミングをずらして電源への負荷を軽減する「パワーオン　ディレイ」
   • オンスクリーンで設定するだけで各ディスプレイのＩＤを自動設定する「オートＩＤ」
2. 業務用途の長時間映像表示に対応した多彩な焼き付き緩和モード
3. ６４ステップのズーム倍率調整で、見たい部分の画像や映像を最大９倍まで拡大できる「ポイントズーム」
4. スケジュールに沿って指定の機能を自動制御する「プログラマブルタイマー」
5. 電源オン時の初期映像を接続している機器の中から任意に設定できる「パワーオンモード」
6. 基本色６系統（レッド、グリーン、ブルー、イエロー、マゼンダ、シアン）について、各色の色相調整ができる「カラーディテール調整」

4 ) 多様な機器との接続を可能にするマルチインターフェース搭載

パソコンとの接続をはじめ、あらゆるビデオ信号に対応する様々な入出力端子を装備。当社業務用ディスプレイとして初の搭載となる、デジタル映像信号のインターフェイス「ＤＶＩ（Ｄｉｇｉｔａｌ　　Ｖｉｓｕａｌ　Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）」端子は、ＨＤＣＰ（Ｈｉｇｈ-ｂａｎｄｗｉｄｔｈ Ｄｉｇｉｔａｌ Ｃｏｎｔｅｎｔ Ｐｒｏｔｅｃｔｉｏｎ）に対応。また、「ＰＣ１」（ミニＤ-ｓｕｂ　１５ｐｉｎ）と「Ｖｉｄｅｏ１」（ＢＮＣ端子）入力は、ループスルーアウトにも対応しています。

5 ) ６０インチクラス最小レベル^※２の消費電力５４０Ｗ。さらに様々な消費電力低減機能を搭載

1. ニューワッフル構造リブによる高輝度・高発光効率の実現により、６１Ｖ型で５４０Ｗと６０インチクラス最小レベルの消費電力を実現。さらに、待機時消費電力を０．９Ｗに抑えています。
2. 不要な消費電力を抑えるため、３モードの中から輝度レベルが選べる「ＡＢＬ　ロック」機能やＰＣ入力時に待機モードに切り替わる「パワーマネージメント」など、様々な低消費電力モードを搭載しています。

●同時発売の周辺機器●

【主な仕様】