報道資料:DJ向けCDプレーヤー「CDJ-800」新発売

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Pioneer
2002年 8月 27日
パイオニア株式会社

DJ※1向けアナログターンテーブルプレーヤーを上回る操作性と機能を実現
~業界最大級の大型ジョグダイヤルの搭載とデジタル技術の結集により、
CDに直接触る操作感覚の「スクラッチ※2」など、多彩なリミックス/DJプレイ※3を実現~
DJ向けCDプレーヤー「CDJ-800」新発売

CDJ-800

CDJ-800

商品名型番希望小売価格
(税別)
発売予定全世界販売
予定台数
CDプレーヤーCDJ-800110,000円11月上旬60,000台/年

(うち国内6,000台/年)

【企画意図】

現在、国内においてリミックス/DJプレイを楽しむアマチュアDJが徐々に増えつつあります。従来、リミックス/DJプレイにおいてはアナログレコードの使用が主流でしたが、近年その入手は困難になってきております。
当社はこのような状況下、1994年以来、デジタルならではの多機能を有するDJ向けCDプレーヤー「CDJシリーズ」を発売し、高い評価を頂いてまいりました。中でも、昨年7月に発売した「CDJ-1000」は、大型ジョグダイヤルの搭載とデジタル技術の結集により、従来、アナログターンテーブルプレーヤーでしか実現できなかった「スクラッチ」など多彩なパフォーマンスを実現するとともに、デジタル(CD)ならではの機能を数多く搭載し、市場で高い評価を頂いております。
この度当社が発売いたします「CDJ-800」は、「CDJ-1000」の基本性能やアナログライクな操作性を踏襲しつつ、「スクラッチ」パフォーマンスをさらに向上させる「クイックリターン」機能やデジタルならではの「オートビートループ」機能を搭載し、なおかつお求めやすい価格を実現したCDプレーヤーです。
当社は、アナログターンテーブルプレーヤーをも上回る操作性と多機能を実現したこの「CDJ-800」の導入によりラインアップを強化し、プロからアマチュアまで幅広いDJのニーズにお応えするとともに、新しい音楽の楽しみ方を提案することでDJ市場の拡大に努めてまいります。

※1 DJ:ディスコ/クラブ等で、お客様を踊らせ楽しませるために音楽を次々とかけていく職業で、単なる機器の操作をするオペレーターではなく、エンターテイナーであり音楽を創作するクリエイターである。
※2 スクラッチ:アナログターンテーブルプレーヤー使用時に、DJが針を落としたままのアナログレコードを直接手で前後に動かし、擦過音を生み出すリミックス/DJプレイのテクニック。
※3 リミックス/DJプレイ:ディスコ/クラブのDJが、複数のアナログターンテーブルプレーヤーやCDプレーヤーとミキサーを駆使して、次々と曲をつないだり、複数の曲をミックスすることで様々な音の演出をすること。このリミックス/DJプレイを実現するには、使用する曲のテンポ(スピード)が変えられること、素早く曲の頭出しができること、頭出しのポイントからタイムラグなくすぐに音が出せること等がDJ用機器としては必要不可欠である。

【CDJ-800の特長】

1 ) アナログターンテーブルプレーヤー感覚の操作性を実現する大型ジョグダイヤル

直径206mm大型ジョグダイヤルの搭載とデジタル技術の結集により、DJ向けアナログターンテーブルプレーヤーをも上回る操作性と機能を実現しました。
アナログライクな操作性を実現する「バイナルモード※4」では、CDに直接タッチする感覚で大型ジョグダイヤルを前後に回転させれば、「スクラッチ」など、アナログターンテーブルプレーヤーでしか実現できなかったパフォーマンスが可能です。

※4 バイナルとはビニールのことで、アナログレコードの俗称。バイナルモードはアナログターンテーブルと同等の操作性を実現するモード。「CDJ-800」では従来の操作モードである「CDJモード」でのプレイも可能。
  1. アナログターンテーブルプレーヤーの操作感覚を実現するリミックス/DJプレイが可能
    ・タッチセンサー:ジョグダイヤルの天面にはシート状のスイッチが内蔵されており、軽く押すとCDの再生が停止し、離すと再生が再開します。また、再生停止までの減速スピードや再生開始時の音の立ち上がりスピードも調整可能です。
    ・スクラッチ:再生中、ジョグダイヤルの天面を軽く押しながら前後に回すと、アナログレコードのスクラッチプレイと同様のパフォーマンスが実現できます。
    ・スピン:スクラッチ中にジョグダイヤルを早く回すと、アナログレコードのスピンと同様の効果を得られます。
    ・ピッチベンド:ジョグダイヤル側面を回すことで、曲の加速/減速が可能です。
  2. オンジョグディスプレイ 
    ジョグダイヤル中央に円形の表示ディスプレイを配置。アナログターンテーブル上のレコード板を見る感覚で、ディスクの回転状態や現在の再生位置を確認できます。
  3. クイックリターン(新)
    演奏中にジョグダイヤルの天面を押すだけで瞬時にキューポイントに戻ることが可能で、同じポイントでのスクラッチが簡単に行えます。また、ディスク1枚につき、1ポイントのキュー※5/ループ※6ポイントデータをディスク500枚分までメモリー可能で、ポイントはDJがレコードに目印をつける感覚で、オンジョグディスプレイ上に位置表示されます。
※5 曲の頭出しのポイント。
※6 曲の開始ポイントと終了ポイントを設定することで、2点間のリピートが可能。

2 ) テンポ(スピード)の異なる曲をミックスするための多彩なテンポコントロール機能

リミックス/DJプレイでは、2つの曲のテンポ(スピード)を合わせることが基本となります。
「CDJ-800」は、この曲のテンポを調整する様々な機能を搭載しております。

  • 曲のスピードの可変範囲(レンジ)を±10%、±100%の2段階で設定できる「ワイドレンジテンポコントロール
  • 曲の音程を変えずにスピードのみをコントロールできる「マスターテンポ」

3 ) デジタル(CD)ならではの多彩な機能

  • 「オートビートループ」(新)
    再生中に「1」、「2」、「4」、「8」のいずれかのボタンを押すと、そのタイミングから押したボタンのビート数を自動検出し、簡単にループ再生が行えます。また、マニュアルで設定したループ再生時に、「1/2」、「1/4」、「1/8」のボタンを押すと、それぞれオリジナルの1/2、1/4、1/8の長さのループを自動的に再生します。
  • ボタンひとつで、瞬時に曲の逆再生が行える「リバースプレイ」
  • 再生しながらループのアウトポイントが修正できる「ループアウトアジャスト」
  • 曲頭の無音部分を飛ばしてスタートする「オートキュー」、キューポイントに戻りスタートする「バックキュー」
  • キューボタンを押している間、キューポイントから再生する「キューポイントサンプラー」
  • 設定した曲間(最小1フレーム、約0.013秒からの設定が可能)を連続的にリピートする「シームレスループ」
  • 曲を再生しながらリアルタイムでループの設定・解除が可能な「リアルタイムループ」、一度設定したループに何度でも戻ることが可能な「リループ」
  • プレイ中の曲の進行状況をバーグラフで表示する「プレイングアドレス」
  • 曲のテンポを自動計測しデジタル表示する「オートBPM(Beat Per Minute)カウンター」

4 ) その他の特長

  • CD-R/RWディスクの再生が可能※7
  • リミックス/DJプレイ後の音声も出力可能なデジタル出力端子装備(新)
  • スムーズなディスクチェンジが可能な「CDスロットイン」
※7 音楽用のCDフォーマットで記録されたCD-R/RWディスク。ディスクの特性、傷、汚れまたはピックアップレンズの汚れ等により、再生できない場合があります。

【主な仕様】

使用ディスク標準CD、CD-R、CD-RW
周波数特性4Hz~20kHz
S/N比115dB以上(JEITA)
全高調波歪率0.006%(JEITA)
出力端子AUDIO OUT(RCA)、DIGITAL OUT(RCA)
その他の端子CONTROL(φ3.5ミニプラグ)
オーディオ出力電圧2.0V
使用電源AC100V(50Hz/60Hz)
消費電力15W
最大外形寸法305(W)×344.1(D)×108.5(H)mm
本体質量3.9kg

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