過渡応答に優れた新しいVシリーズをインストールし、薄く響きの良い板材を使用することで、ねじれ剛性や物理特性に重点を置いたスピーカーとは一線を画し、軽く立ち上がりストレスのない開放感がある音を目指しました。「コクリコ坂」では広がりや奥行きも感じ取れるように心がけ、メンデルスゾーンは小編成ならではの鮮度や躍動感をダッシュボード上の限られたニアフィールドで表現することができたと思います。 |
前回は入賞できなかったこともあり、クルマの入れ替えも考えたのですが、早い段階から新しいVシリーズを使うことを決め、課題曲に取り組みました。低コストでどこまでできるかを課題のひとつに掲げました。結果的には、しっかり作り込む部分と繊細なチューニングのバランスがうまく取れ、満足のいく仕上がりとなりました。 |