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第1位
システム構成
ダイアン・リーヴスのフィールス・ソー・グッドは、ギターの弦を弾く音とヴォーカルの声が映えるようにし、ヴォーカルの第一音目とベースの音階の変化がぼやけないように調整しました。プロコフィエフはピアノの音の抜けが悪くならないようにし、ピアノと弦楽器の音の厚みに注して調整しました。
Winner's Comment
自分のなかではリベンジ。3年前の初出場では思うような結果を出せなかったので、今回の1位はとてもうれしいです。スピーカーは取り付け前に1年間エージングし、ショップのスタッフとは二人三脚で課題曲についてディスカッションを繰り返しました。2年がかりの長期計画で、低予算のシステムですが、いい音に仕上げるための努力は惜しみませんでした。
第2位
システム構成
狭い空間の中でワイドレンジを欲張らずにトーンバランスを整え、ややダイナミックさを残しながら、まとまった音作りを目指しました。軽自動車でも「低予算でカーオーディオを楽しめる」を感じていただけたら幸いです。
Winner's Comment
非常にうれしいです。サウンドハウスジャパンCALL松本のスタッフの皆さん、クラブ「ハイファイ」の皆さんのおかげです。私はお任せするばかりで本当に感謝しています。パレットというクルマの音場空間をいかにして作り出すかに工夫を凝らしました。ハイエンドのホームオーディオで音源を参考にしながら調整を進めました。
第3位
システム構成
ダイアン・リーブスはソウルフルな表現と艶や厚み、各楽器の合奏時のセパレーションと音の明瞭度を保ちながら、楽曲全体を通して音場感と定位感をバランスよく正確に再現できるように注意して調整しました。ユジャ・ワンの大胆な音楽表現と正確でスピード感のあるテクニカルな演奏を再現するため、FレンジとDレンジの広さを確保しながら、解像感の高いレスポンス感のあるサウンドになるよう調整しました。
Winner's Comment
3位に入賞できてうれしいです。パーツ選びや調整はサウンドステーション クァンタムにアドバイスをもらいました。プロの作り込みがそのまま今回の順位に結びついたと思います。今のシステムに十分満足しています。
第4位
システム構成
ダイアン・リーブスのソウルフルな歌声、艶っぽさ、リムショットの質感を再現できるように調整しました。だからといってユジャ・ワンのこもり気味に録音されているピアノの音がクリアになり過ぎないようにトーンバランスにも気を付けました。
第5位
システム構成
課題曲に対する理解を深めるに当たり、過去の作品、またその時代背景も考察しました。内蔵アンプという制限があるなかで、しなやかさ、みずみずしさを追求し、型くずれしない再生を目指しました。
第6位
システム構成
クルマがもっている広々とした車内空間をイメージしながら、ダイナミックな空間表現ができるように調整しました。ダイアン・リーヴスのフィールス・ソー・グッドは、ソウルフルな歌声の中にある力強さと優しさの表現に努めました。プロコフィエフのピアノ協奏曲はピアノの音の立ち上がりと余韻に気を配り、ユジャ・ワンのしなやかでスピード感あふれる演奏を表現しました。
第7位
システム構成
明瞭な再生を心がけながら、ダイアン・リーブスのソウルフルな歌いっぷりを表現するため、小さくまとめず、あえてメリハリの中にも適度にタイトな再生を目指しました。ピアノ協奏曲はいつものオーケストラ再生と違い、演奏者の若さの中にある荒々しさや、自己主張、純粋さなどの雰囲気を優先しました。
第8位
システム構成
内蔵アンプクラスというエクスキューズを感じさせない、ニュートラルでありながらパースペクティブな音場と、トランジェントに優れた広がりのある再生を目指しました。ダイアン・リーブスはキレのある演奏を、プロコフィエフは各楽器のハーモニーと残響にも気を配りました。
第9位
システム構成
PRSらしい音の厚みや、柔らかさを消してしまわないように注意しながら、解像度を上げるためにユニットの向きや位置を工夫して、トーンバランスを調整しました。ダイアン・リーブスは張りのある声がまったりしないよう、プロコフィエフはユジャ・ワンの力強さとレンジの広さを大事にするよう心がけて調整しました。
第10位
システム構成
フロント2ウェイのみというシンプルなシステムで、どこまで情報量を豊富にすることができるかをコンセプトにしました。長時間のドライブでも聞き疲れがない音で、なおかつダイアン・リーブスのソウルフルな歌声もうまく表現できるような音を目指しました。