圧倒的な臨場感と実在感を再現
CSTドライバーは、大きなピーク・ディップを発生させないためにトゥイーターとミッドレンジそれぞれのユニットに分割振動が発生しない帯域を振り分け、ピストンモーションだけで音を発生させています。また、帯域分割を行うネットワークでは周波数特性においても指向特性においてもクロスオーバーポイントがどこにあるか分からないほどのスムーズなつながりを実現する様に設計されています。そして、位相特性が軸上と比較して相似形となる広指向特性を持つことで、左右の角度が軸上から外れても軸上特性と遜色なく音像はピンポイントに定まり、音場においても奥行き感・広がり感を豊かに表現することで、音源に収録されているサウンドステージをリアルに再現することが可能となります。
「CST(Coherent Source Transducer)ドライバー」とは「TAD(Technical Audio Devices )」のコア技術であり、中域と高域の音源が位相の一致したひとつのポイントから広帯域に渡って指向性までもコントロールされた音を再生する技術です。
トゥイーター部のマッチングホーンとミッドレンジのコーン形状をシームレスにすることで、トゥイーターの指向特性をコントロール。
20kHzまでの可聴帯域において軸上特性との差異を最小化し、軸上での試聴が困難な車室内においても充実した中高域を獲得しました。
中域を中心にピーク・ディップの少ないフラットな特性を実現。
ハイレゾ音源再生も可能とする超広帯域再生によって、自然でなめらかな音を実現しました。
また、可聴帯域を中心に中高域でバランスの整ったフラットな周波数特性を実現することで原音を忠実に再生。
一般的なスピーカーは分離型、同軸凸型共に高音と中音が出る位置が違うため、位相のズレによって中音・高音がそれぞれバラバラに聞こえる。
「CSTドライバー」はトゥイーターとミッドレンジが同一面に設置する同軸点音源再生により、
位相のズレがなく、指向角によらずスムーズな特性を獲得しています。
一般的なスピーカーは各ユニットの取付位置によって音が届くまでに時間差が生じます。
一方「CSTドライバー」は点音源再生により時間差や位相のズレが生じません。
ミッドレンジとトゥイーターの磁気的および機械的な相互干渉による歪みを防ぐためにTADでも使用されている「アイソレーションキャップ」を搭載。
ユニット全体の剛性を高めるとともに、不要な共振を排除する「アルミダイキャストフレーム」を採用。
限られたスペースの中で効率よく磁束を高める「反発ネオジウムマグネット」を採用。
正確なストロークに加え、軽量と高剛性を両立した超高域再生を実現するアルミニウム合金製「バランスドドームダイアフラム」を搭載。
強力な磁束を獲得しトランジェントを向上させる「ネオジウムマグネット」を採用。
制動をきかせるために感度を高め、振動板の正確なストロークと駆動力の向上を実現する「平角線ボイスコイル」を搭載。
高い剛性と伝播速度の向上により低域から高域までの広帯域再生を実現する「2層構造カーボン振動板」を採用。
振動板の正確なストロークを実現するとともにエッジの共振を防ぐ、しなやかさと強度を兼ね備えたコーネックス素材の「コルゲーションエッジ」を採用。
「TS-HX900PRS」に最適化したクロスオーバーネットワークを新設計。試聴を繰り返しながらゼロベースで基板のパターンレイアウトを行い、音のバランスに合わせてパーツを選定。帯域分割の最適化により各ユニットの性能を最大限に発揮します。
アクティブ接続専用の為、メインユニットでのカットオフ調整が必要となります。ミッドレンジハイパスフィルターを630Hz、-6dB/octでご使用ください。設定を間違えると、過大入力により破損および発火の危険がありますので、必ずご使用前にご確認ください。
トゥイーターとミッドレンジのバランスを2段階で調整可能なトゥイーター/ミッドレンジアッテネーターを採用。多彩な車種やスピーカー取付位置に応じて選択できます。
アクティブ接続イメージ
好みに応じた取付方法が選べるCSTドライバー
ピラー取付用補助スペーサーと汎用性の高いダッシュボード取付用台座を同梱し、ニーズに合った取付方法をカバー。
トゥイーターとミッドレンジが一体となる同軸設計のため、通常よりも少ない手間でフロント3ウェイシステム化を実現します。
グレーを基調としながらも黒の微差で繊細に表現。緻密に設計されたハイエンドスピーカーにふさわしい高品位なデザイン。
撮影のためメッシュを外しています。