Caution Guide

この章では注意案内情報を取得するための方法を紹介します。

注意案内

目的地へのルートが設定されている場合、目的地へ到着するための案内が行われますが、それ以外にもドライバーに運転中の注意を促すための案内(注意案内)が行われる場合があります。

注意案内情報は目的地への案内情報と同じくGuideEventListenerを通じてアプリに通知されます。 一時停止案内以外は音声案内用の案内フレーズ情報も一緒に通知され、Navi.startVoiceEngine()により音声案内エンジンの初期化が完了している場合はフレーズが効果音と共に音声再生されます。

Note:

目的地へ到着するための案内情報はルートが設定されている場合のみ通知されますが、注意案内はルートが設定されていない場合でも通知される場合があります。

踏切案内

走行中の道路の前方に踏切がある場合、アプリに踏切に関する案内情報が通知されます。

例)「この先踏切です。ご注意下さい」

合流案内

走行中の道路の前方に合流がある場合、アプリに合流に関する案内情報が通知されます。

例)「この先、左からの合流があります。ご注意下さい」

右左折専用レーン案内

走行中の道路の前方に右折、または左折用の専用レーンがある場合、アプリにレーンに関する案内情報が通知されます。

例)「およそ300m先、左折専用レーンがあります。ご注意ください。」

一時停止案内

走行中の道路の前方に一時停止がある場合、アプリに一時停止に関する案内情報が通知されます。

他の注意案内と異なり案内フレーズ情報はありませんが、Navi.startVoiceEngine()により音声案内エンジンの初期化が完了している場合は専用の通知音が再生されます。他の注意案内のような効果音の再生は行われません。

オービス案内

走行中の道路の前方にオービスがある場合、アプリにオービスに関する案内情報が通知されます。

例)「この先、速度取り締まり機が設置されています。」

案内情報の取得方法

GuideEventListenerで注意案内情報を取得するサンプルコードは以下の通りです。

Navi.getInstance().setGuideEventListener(new GuideEventListener() {
    @Override
    public void onGuide(Common.GuideEventKind guideEvent, String guidancePhrase, Common.GuideLanguageKind guidanceLanguage) {
        switch (guideEvent) {
            case RAIL_CROSS:
            case STOP_SIGN:
            case JOIN_NONE:
            case JOIN_FROM_RIGHT:
            case JOIN_FROM_LEFT:
            case EXPERT_LANE:
            case ORBIS:
                // 注意案内のイベント受信処理
                break;
            default:
                break;
        }
    }
}

GuideEventKindでが注意案内に該当する通知かどうかを判別することができます。

guidacePhraseはSDKにより自動的に音声再生されますが、音声が不要な場合はNavi.startVoiceEngineを呼び出さないか、Navi.stopVoiceEngineにより音声再生エンジンを停止して下さい。

注意案内の有効、無効切り替え方法

以下の関数で注意案内の有効、無効を個別に切り替えることができます。

案内種別関数
踏切案内Navi.setRailCrossGuidanceEnabled()
合流案内Navi.setJoinGuidanceEnabled()
右左折専用レーン案内Navi.setExpertLaneGuidanceEnabled()
一時停止案内Navi.setStopSignGuidanceEnabled()
オービス案内Navi.setOrbisGuidanceEnabled()