PC用ドライブ
充実の独自機能
BD-Rへの高速・高精度16倍速記録を実現
BDR-S09J-Xは、従来のBD(1層メディア25GB、2層メディア50GB)に加え、BDXL規格に対応したすべてのディスク(BD-R XL:3層メディア100GB、BD-R XL:4層メディア128GB、BD-RE XL:3層メディア100GB)※への記録と再生が可能です。さらに、BDXL対応PC用ドライブとして初めて、BD-Rに16倍速で、BD-R DLで14倍速、BD-R TL(三層)で 8倍速で記録することができます。 また、16倍速の高速書き込みモードと通常使用モードを切り替え可能。ディスクコピーなど、静音よりも高速書き込みを重視する場合には、すべての設定を高速での確実な書き込みに最適化できる高速書き込みモードにすれば安心です。通常用途では、静音、安定性、記録品質をより重視した標準モードを選択可能になります。
※対応メディアについては、パイオニアホームページに掲載予定のメディアリストを参照ください。
データ読み取り精度をさらに高めた「PureRead3+(原音再生)」、
「RealTime PureRead」を搭載
CDオーディオの再生時において、ディスク上の傷・指紋などによりCD固有のエラー訂正システム(CIRC)でも補正しきれないリードエラーが発生した場合、ディスク状況を自動判断、読み取り方法を調整し、再読み取りを行ない、エラーデータ補間の発生を低減する「PureRead」。BDR-S09J-Xではリアルタイムでデータ補間の発生頻度を抑え、オーディオCD本来の音質で再生する「Real Time Pure Read」機能及び、従来の「PureRead」をさらに高度に進化させた最新技術「PureRead 3+」を搭載しています。「PureRead 3+」は、データの再読み取りを行なっても読み取りができない場合、新アルゴリズムが始動して再度読み取りを行ないます。正しいデータの読み取り精度を従来よりも高めています。BDXL対応ピックアップ搭載によるCD読み取り性能の向上も相まって、高精度なCD読み取りを可能にしています。
Pure Readについてさらに知りたい方は、Pure Readの開発ストーリー「Pure Read機能の進化と今後の可能性Ⅰ」 「Pure Read機能の進化と今後の可能性Ⅱ」をご覧ください。
- *「ピュアリード」機能は、CDに正しく記録されている音楽データが、指紋や傷、ディスクのそり、偏芯などにより、音楽データが正確に読めなかった場合に発生するデータの補間を防ぐため、様々な読み取り方法で、正確に音楽データを読み取る機能です。著作権を保護する目的などで作られたCDオーディオ規格とは異なるディスク(CCCDなど)では、正しく動作しません。
- *新しいCDオーディオディスクで傷やよごれのない場合など、補間が発生しないディスクでは、ピュアリード機能は働きません。
- *付属のパイオニアBDドライブユーティリティにより、本機能の設定が可能です。
- *ピュアリードは、同梱ソフトでご使用ください。(B‘s Recorder GOLD9、Windows Media Player 9および10での動作の確認は行っておりますが、弊社でのサポートの対象外となりますのでお気をつけください。)
- *あなたが録画・録音したものは、個人として楽しむなどのほかは、著作権法上、権利者に無断で使用できません。
ローディング動作などを最適化する「ビデオ&オーディオモード」を搭載
付属のパイオニアドライブユーティリティーにより、映画ソフト(BD/DVD)や音楽CDの再生時に、トレイ開閉速度を最適化したり、静音性を重視する設定などを最適化する「ビデオ&オーディオモード」を搭載しました。
「ディスクステイタス」機能、「ドライブステイタス」機能を搭載
ディスクマウント中のディスクの種類や状態を把握できる「ディスクステイタス」機能や、ドライブの状態を確認できる「ドライブステイタス」機能など、多彩な機能を新たに追加しました。
電力供給低下時にも安定動作、省電力モードを搭載
新開発の省電力モード(PEAK POWER REDUCER)を搭載しており、動作ピーク時の電力消費量を抑えることで、電力供給低下時にも安定動作を維持します。
ユーティリティー搭載で、ユーザビリティーがさらに向上
ビデオ&オーディオモードをはじめ、ディスクやドライブの環境情報を提供できる機能を新搭載。AUDIO/VIDEOの記録再生に適したローディング動作や静音設定をはじめとする設定や、ドライブやディスクの状態の把握が、同梱のユーティリティーソフトの操作で可能になりました。 これにより、より安心に、より快適にドライブをお使いいただけます。
卓越した記録精度
ライト&ベリファイモードを採用、記録時間をさらに短縮
一般的にBDドライブには、書き込み完了後に、必要に応じてベリファイを行う方法と、書き込みとベリファイを交互に行うライト&ベリファイモードがあります。 BDR-S09J-Xでは、ライト&ベリファイモードにも注目し、BDR-S08Jに比べ、各種アルゴリズムの最適化をはじめ細部にわたる再検討により高速化を実現。記録時間をさらに10分以上短縮※しています。
※当社BDR-S08Jとの比較。
「BD-R記録面重視モード」での記録時間の短縮化と記録品質を向上
高精度な記録性能を維持したままで、記録後のメディアの見た目上のムラをさらに少なくする「記録面重視モード」。BDR-S09J-Xではさらに、記録時間の短縮と記録品質の向上を実現しました。
スタートアップ時間を短縮
ディスクを入れてからスタートするまでのスタートアップ時間を、ディスクをチェックするルーチンを最適化することで短縮。さらにピックアップの軽量化やアルゴリズムの見直しによるシークタイムの向上や、各ディスクを短時間で認識できるよう、細部にわたる再検討を行い性能をより高めました。
「高速読みだしモード」によりデータ検索と読みだし時間を短縮
従来は、一定の時間が経つと、静音性を優先させ、速度を落とすようになっていました。従来の静音に配慮した各種モードに加え、BDR-S09J-Xには「高速読み出しモード」を新たに搭載。「高速読み出しモード」では、一旦ディスク回転が高くなると読み出しが終了したあとも、しばらく高速で回転し続けることにより、次の読み出し命令が来た時にすぐに高速読み出しを行えるようになります。
「高速回転対応クランパー」を搭載
BDR-S09J-Xでは、ディスク振動を抑えディスク回転をより安定化することで、ディスク記録精度と静音効果がさらに向上しています。
- 高速回転対応クランパーの採用
- ディスク振動を抑えディスク回転をより安定化
- ディスク記録精度も向上
- 高速回転時の静音化効果もさらに向上
- ハイスピード記録モードと記録精度優先モード(標準モード)を選択可能。(ユーティリティー画面)新パイオニアドライブユーティリティーにより、二つのモードを切り替えて使用することができます。
- 速度を優先する、ディスク複製等の状況と、静音性、記録精度を重視する通常使用時にそれぞれ最適な特性で動作させることが可能です。
- 通常時は回転音が静かで映画や音楽に集中でき高速記録時は、速度優先に自動的に切り替わります。
BD-Rメディアごとに最適な記録精度を実現する「BD-R最適倍速記録機能」
メディアへの書き込み品質のクオリティの精度をより高めるため、メディアのさまざまなパラメータを考慮し、各種BD-Rメディアに最適な記録倍速を自動で選択して書き込みを行う「BD-R最適倍速記録機能」(品質優先の記録速度自動選択機能)を搭載。速度だけでなく、「記録精度」を最も重視したい場合におすすめの機能です。
BD-Rメディアの記録後の外観も重視する「BD-R記録面重視モード」
高精度な記録性能を維持したままで、記録後のメディアの見た目上のムラをさらに少なくする「記録面重視モード」を搭載。配布用途などでも安心してご使用いただけます。
DVD-R CLV固定機能
DVD-R記録時に、記録方式をCLVに固定します。記録精度を維持しつつ、ディスクの見た目上のムラを目立ちにくくすることが可能です。不特定多数のDVD機器での再生が想定される配布用途などに有効です。
対応外ディスクでも安定記録する「最適記録ストラテジー予測アルゴリズム」搭載
BDR-S09J-Xは、サポートされていないBD記録メディアであっても、ドライブが自動的に最適記録ストラテジーを予測して最大4倍速で記録します。この「最適記録ストラテジー予測アルゴリズム」により、購入されたディスクが使えないなどのトラブルを防止。安心の安定記録を実現します。
*ディスクによっては記録品質が十分に得られないなどの可能性があります。
16倍高速記録と高精度な記録を両立
BD-Rで実現した業界最高水準となる高速16倍速記録。BDR-S09J-Xでは、高速記録時に外周部分で起こりがちな記録精度の低下を招くことなく、高い精度での記録を実現しています。また、「BD-R記録面重視モード」を搭載(BDドライブ初搭載。SL/DL)、高精度な記録性能を維持したままで、記録後のディスクの見た目上のムラを、よりいっそう少なくすることが可能です。配布用途などでも安心してご使用いただけます。
自社開発、設計、製造による高性能ピックアップ搭載
パイオニア独自開発の高性能ピックアップを搭載し、記録精度をよりいっそう高めています。
高速記録時でも高い記録精度「ディスク共振スタビライザー」
書き込みや読み込みの速度が速くなるほど、高速回転によってディスクの外周にたわみが生じ、エラーが発生します。このたわみによるエラーに対応したのが、「ディスク共振スタビライザー」。共振によりディスクがたわもうとする位置に突起をつけることで、ディスク回転時に発生する風の流れる隙間を狭くし、その風がディスクのたわみを押さえつけることでエラーを軽減します。「ディスク共振スタビライザー」により、ドライブ動作中に発生する3つの共振パターンのすべてにおいて安定した書き込みと読み込みを高精度で実現しています。BDR-S09J-Xでは、BD-Rの最大16倍速記録※時でも高い記録精度を保てるよう、従来の「ディスク共振スタビライザー」にさらなる改良を加え、進化させています。
※BD-Rの16倍速書き込みは、SONY製6倍速BD-Rディスクで記録可能です。その他主な6倍速BD-Rディスクに対しては、 最大12倍速で書き込みができます。BD-R DLの14倍速書き込みは、Panasonic製6倍速BD-Rディスク(二層)で記録可能です。今後、追加されるディスクについては、最新のメディアリ ストをご覧ください。
進化した防塵・静音性能
静音・防塵性をさらに向上
新採用の天板構造により、防塵・静音性能をさらに向上させました。
- 徹底的にドライブ内に塵や埃を入れないアドバンス防塵設計
- 新設計、最新ハニカムケースを採用
振動の発生を防ぎ、密閉性もさらに向上させる事で、高速回転時の不要な共振の発生を抑え、安定した書き込みにつながるととも に、静音性、防塵性も向上させました。
筐体内部を改善。防塵・静音性を高め、高速回転による内部温度の上昇をも制御
パイオニアのオーディオコンポーネント製品で実績のある独自のハニカム構造や、BDR-S03Jから採用しているBD対応の静音トレイを搭載。ディスクの回転で起きる風の流れを制御することで騒音の発生を抑えています。BDR-S09J-Xでは、新設計の電気系基板を採用し、基板面積をBDR-S03Jに比べ約1/3に縮小し、筐体の内部空間を拡大。これにより内部で起こる風の循環をより効率的にし、ディスクの高速回転や長時間回転中に発生するピックアップ部やディスク表面の局部的な温度上昇を制御します。さらに、防塵・防音パッドの位置の調整やフロントベゼルのさらなる密閉化など細部にわたり静音化を追求。徹底した静音設計により、動作音(騒音)の低減を実現。長期に渡って安心してご使用いただけます。
さらに進化した防塵性能、新採用の天板構造により、防塵・静音性能をさらに向上させました。
シーンに合わせた書き込みが可能な「アドバンスド静音ファームウェア」
標準搭載されたファームウェアが、自動的にディスクの回転速度を用途に応じて制御します。例えば、映像や音声の再生時にはディスクを低速で回転し静音を保ち、データをハードディスクに保存するときは、ディスクを高速回転することで、高いパフォーマンスをあげることができます。
いい映像といい音を快適に楽しむためのつくり込みの強化
- ビデオ&オーディオモードの搭載
- ディスク再生時の青色LEDを消灯させ、視聴に集中しやすいモードを追加。
この他、充実の独自性能はBDR-S07Jから受け継ぎ、さらに、安全性のさらなる向上を図っています。
ディスクトラブル時でも、お客様の被害が最小限となるよう、細部にわたり配慮した安全設計をさらに進化させ、16倍速動作を実現しました。
より安定した動作、より安定したシステム構築に貢献
不意に発生する厳しい動作環境でもドライブを安定動作
規格を守っていない品質の悪いディスク、傷・汚れのついたディスクを使用するときや、電源供給が不安定なときでも可能な限りの性能を発揮し、ディスクの書き込みや読み込みを安定動作で行います。