製品の開発にあわせ、古くなったCDや、中古CD、レンタルCD、など入手して実際にエラーの発生を調査しています。一見綺麗に見えても、ミクロンオーダーでは大きく反っていたり、ピットの形状自体が歪んでいたり、研磨されて目に見えない小傷が多数ついていたりするディスクもあり、通常のドライブでリッピングするとデータの補間が発生するディスクが見つかります。
Pure Readの特徴はパラメーターを変えてリトライすることで、なるべくデータ補間せずディスクに記録されたものを忠実に読み取ることです。従来の高級CDプレーヤーの一部に見られた、補間したところをいかに自然にするかではなく、読めない部分を読めるように工夫して読み取る工夫を追求しています。
最近では、リッピングソフトや、CDプレーヤーのコントローラー側で、何度も読み取りを繰り返して、読み取り結果を比較するものもありますが、実際のエラーの中には、再現性が良いものも多く、何度繰り返して読んでも同じようにデータ補間をして読み出してしまい、補間に気付かないケースが発生する可能性があり、これでは完全に読み取ったとはいえない可能性が残ります。