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富士スピードウェイ 第1・2戦

4月9日〜10日

未来への躍動。

いよいよ開幕を迎えた2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権。チームKCMGは、昨年同様7号車の小林可夢偉選手と18号車の国本雄資選手の2台体制で、新たにグリーンとイエローのカラーリングを纏ったマシンで戦いに臨むことになった。今シーズンは一部の大会で週末に予選・決勝が2回行われる1大会2レース制が導入され、全7大会10戦でチャンピオンシップが争われる。さらに、SUPER FORMULA NEXT 50(スーパーフォーミュラ・ネクストゴー)の名の下、サスティナブルなモータースポーツ業界づくりを目指した様々な取り組みが行われることもあり、朝早い時間から多くの観客が来場し、賑わいを見せた。

    波乱のレース展開を予感させる強風の中で、いよいよシーズン初戦が始まった。

    4月9日(土)の朝に行われた第1戦公式予選は、気温16度、路面温度26度のドライコンディション。時折り横から吹く強風に多くのチームが悩まされ、Q1A組、 B組共に順位が目まぐるしく変わる混戦状態に。その結果可夢偉選手、国本選手は、奮闘虚しくそれぞれ10番手となり、Q2進出はならなかった。
    午後になると気温と路面温度がさらに上昇。相変わらずの強風の中で始まった決勝レースは、フロントロウの他車がスタートに失敗、その後も接触や追突などでペナルティを課される車が続出するなど荒れた展開となった。KCMGは2台完走してレースを終えたものの、国本選手が13位、可夢偉選手はマシンがトラブルを抱え本来の走りを発揮できず18位に終わった。

    最後まで奮闘した可夢偉選手は、チームにとって価値ある2ポイントを獲得。

    翌4月10日(日)、まるで真夏のような強い日差しが朝から降り注ぎ、気温は21度、路面温度は30度まで上昇。午前中に行われた第2戦の公式予選では、Q1A組の国本選手は11番手でQ1敗退。一方B組の可夢偉選手は、トップからコンマ5秒差でQ1を突破。さらにQ2ではポールポジションにコンマ3秒差までタイムアップし6番手で予選を終えた。
    午後の決勝では、1周目に可夢偉選手がポジションを2つ上げて4番手にジャンプアップ。他車とバトルを繰り広げ4番手を死守しながら10周目に義務づけられているタイヤ交換のためピットイン。しかしピットアウトする際に、ピットインしてきた後続車に頭を塞がれてしまい順位を落としてしまう。さらにコースに戻った可夢偉選手にレース中盤からは後続車が何度も追い越しを仕掛けてくる苦しい展開。しかし可夢偉選手は持ち前のテクニックで最後まで後続を抑え切り9位でチェッカー。チームにとって価値のある2ポイントを獲得した。一方国本選手も粘り強い走りを続け15位完走。次戦ではチームKCMG2台揃っての入賞を目指す。
    レース結果 レース結果

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