●音の観点 冒頭のピアノの早いパッセージの打鍵の明確さ。 ピアノの音場内でのサイズ感はどうか。 ホールの豊かなプレゼンス。 0:12から 弦の高域の緊迫感、疾走感。 第一ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ビオラ、チェロ(コントラバス)の各パートの分離感。 速い八分音符での高域と低域の対比感。特に低域のダイナミックさ、音場の広がり感。 1:01から ピアノとオーケストラのバランス。その掛け合い、やりとりのスリリングさ。 ●音楽性の観点 内田光子という大ピアニストの音楽特徴を理解し、彼女の演奏をダイナミックに再現したい。 特にピアノに籠めた豊かな感情と強靭な意志力を表現したい。内田光子の他のCDも聴いて参考にすること。 モーツァルトの「ニ短調」の意味と感情をしっかり調べて、その結果を音に反映させること。 なぜモーツァルトは「ニ短調」を選んだのか?できればスコア(楽譜)を参考にすること。 |
||||
●007映画のオープニングを彷彿とさせる、ゴージャスなイントロのスケール感と厚みの再現 ●力強い打楽器の、しかも安定感のあるリズムの迫力をサブウーファー(ウーファー)がどう鳴らすか ●ヴォーカルのくっきりとした克明な定位感 ●ストリングオーケストラとリズムセクションの距離感と立体的なステレオイメージはどうか ●冒頭から1分半までの表現力のリッチネスが肝となる。 |
||||
●イントロのアコースティックギターの音色とハイハットのシンバルワークのニュアンス。 キレがあっても煩くならないように。音の立ち上がり、立下がりに注意。 ●ベース・ギターとバスドラムのバランスと量感。重なり合う部分での分解能。 ●シャンティのヴォーカルのニュアンスが良く出ているか。高域がざわつかないように。 ●左チャンネルのハモンドオルガンのふくよかさとキータッチの明快さ。 ●全体にはミディアム・テンポの楽曲が持つ、ゆったり流れる感じが出ているかどうか。 |
||||