1999年、カロッツェリアはカーオーディオの世界に大きな革命をもたらしました。メインユニットとして“世界初”有機ELディスプレイ搭載に成功した「DEH-P9000」。表示内容をハッキリ伝えるそのディスプレイは、リアルな3D動画表示で、まさに“映画”を見ているような空間を車室内にもたらしました。
そしてこの有機ELが後に操作と表示を連動させる、わかりやすくシンプルなインターフェースを実現するのです。
この有機ELディスプレイが生まれたきっかけ、それは1987年にコダック社 C.W.Tang 等によって示された、有機薄膜を積層する有機ELの実用化研究に、パイオニアが着目したことに始まります。
1997年、パイオニアは世界で初めて有機ELの量産化に成功。同年に発売されたFM文字多重レシーバー「GD-F1」は有機ELによる日本語メニューやキーガイドで使いやすいインターフェースを表現しました。 |