高音質テクノロジー | パワーアンプ PRS-D700

PWM（パルス幅変調）信号を生成する回路部には、増幅回路の性能を最大限発揮させるため、「リニアテクノロジー社製高性能ハイスルーレートオペアンプ」を採用。極めて高いスルーレートで正確なパルス波を生成し、低歪率でスピード感あふれる音楽再生を実現しています。

出力段のローパスフィルター部に、低インピーダンスで伝送ロスが少ない高品位なOFC線コイルを採用。歪みやノイズが少ない、引き締まった重低音と艶やかな中高音を実現しています。

安定的に電流を供給する上で重要な役割を担う電源コンデンサーには、パワーアンプに求められる最適な特性を実現する大容量・音響用電源コンデンサーを採用。音の質感を向上と中低域の情報量を拡大しています。

RCA・電源・スピーカーターミナルには、非磁性体素材を採用。磁気歪みのないクリアな音質を獲得するとともに、金メッキ処理を施し経年変化による音質劣化を防ぎます。電源およびGND端子には大型M6ターミナル、スピーカーターミナルにはM4ターミナルを採用しています。またRCA入力端子にはAch/Bch（黒）を採用し、マルチアンプ・マルチスピーカーシステムの構築にも対応します。

信号の伝送時における外部ノイズによる影響を抑制し、高SN比を実現するハイボルテージインプット(6.5V)に対応しています。

Ach/Bch(L/R)のチャンネルバランスを独立して調整できます。このため、マルチスピーカーシステム構築時にも、各スピーカーAch/Bchのバランスを独立で調整でき、出力レベルを精密に設定できます。

「PRS-D700」では上位機種から受け継ぐTVCコンセプトに基づき、測定や解析・シミュレーションなどを繰り返し、音質に影響を及ぼす振動などを細部に渡り徹底的に排除しています。例えば、トランジスターには銅板を使用したトランジスターホルダーを採用し、電気的ノイズ（電磁ノイズ）の影響を排除。データに表れないわずかな聴感上の高域歪みまでも改善しています。