運転中のドライバーは、道路や対向車、歩行者の動きなど周囲の状況を常に確認しながら、いかにクルマを走らせるかに気を配り続けなければなりません。そんな状況下で使用するカーナビの地図表示にとっては、ドライバーへの負担を軽減することが最重要課題となります。
サイバーナビが目指した地図表示、それは運転時に、表示される様々な地図情報の中から必要な情報をドライバーが探す手間なく、瞬時に判断できる地図。カロッツェリアはそんな理想的な地図表示を、カーナビを世に登場させた20年前から、感性に響く美しさとともに実現すべく追い求め続けています。
細部にまでチューニングを施した地図
一般的に使用される紙地図は、じっくり探すことを前提に作られているため、地形や道路はもちろん住所や施設名などの情報も数多く記載されています。そのため、紙地図を単に電子化するだけでは、一瞬での判断が求められるカーナビの地図に最適とはいえません。そこでサイバーナビは、目に飛び込む瞬間的な印象の違いに着目。ドライバーに必要な情報に応じて優先順位をつけ、それぞれの色、位置、大きさなどを研究し、1ドット単位でのチューニングを実施。立体表現や陰影処理、縁取りなど、それぞれの相関関係を考慮しながら細部に至るまで調整を行っています。
見やすい視点を選択
[ ビュー切換え ]
「風景とシンクロする見やすい地図表示がいい」「紙地図のように広範囲を把握したい」など、ドライバーの状況や目的によって最適の地図表示は異なります。そこでサイバーナビには様々なビューを収録。ドライバー自身がその時にもっとも「見やすい」と感じるビューが選べます。
風景をそのままリアルに描画
[ ソリッドシティマップ ]
建物のディテールまでも実写のごとく再現する、ドライバー視点のリアルな「ソリッドシティマップ」。目安となるポイントのすばやい認知と直感的な判断ができるよう、都市高速の特徴や雰囲気まで感じられる描写を目指しました。またVGAモニターの高精細な表現力を活かし、建物の形状までも的確に把握できるよう、遠くの景観も鮮明に再現。しかも時刻や天候に合わせて空の色が変化するという演出も施しています。
▲ソリッドシティマップ表示例
ソリッドシティマップ 表示可能エリア
首都高速道路 | 阪神高速道路 | 名古屋高速道路 |
広島高速道路 | 福岡都市高速道路 | 北九州都市高速道路 |
好みのアングルに設定
[ ビューアングル切換え ]
LOWアングルとHIGHアングルから、好みに合った視点を選択できます。
▲LOWアングル表示例
▲HIGHアングル表示例
交差点では上空からのアングルで確認
[ ソリッドシティガイドモード ]
より直感的に曲がる方向とタイミングが把握できるよう、ルート案内時に全国主要都市の交差点で建物の形状までリアルに表示可能な「ソリッドシティガイドモード」。近づくにつれ徐々にアングルが高くなり、案内場所手前で上空からの視点に移動します。
▲ソリッドシティガイドモード表示イメージ
運転席からの目線で瞬時に確認
[ ドライバーズビュー ]
実際にフロントウィンドウから見える風景とカーナビ画面のアングルがシンクロする「ドライバーズビュー」。走行時の目印となるコンビニエンスストアやガソリンスタンドなどの建物を3Dランドマークで表示し、道路の起伏や立体交差までも再現。また時刻や天候に合わせて空の色まで変化します。
▲ドライバーズビュー表示イメージ
周辺の状況や距離感を把握
[ ノーマルビュー ]
紙地図のように平面的に表示し、周辺の状況を容易に把握することができる「ノーマルビュー」。都市部の繁華街など自車位置周辺の状況を確認したい場合に有効です 。
▲ノーマルビュー表示例
細い道や詳細な情報まで確認
[ 詳細市街地図 ]
10m〜50mスケールで、建物の形状や細街路、歩道、一方通行までをわかりやすく表示する「詳細市街地図」。全国1,370都市の地図情報を収録しています。また、濃い色で表示された建物をカーソルで指定すると、建物内の会社やお店の詳細情報を確認することも可能です。
▲詳細市街地図表示例
前方の状況を空から見渡して確認
[ スカイビュー ]
先にある交差点や道路の形状を把握して、初めて訪れる地域でも進むべき道を確認しながら走れるよう、自車位置から進行方向に向かって高い視点から確認できる「スカイビュー」。さらに、自車位置周辺のイメージを感覚的に捉えるため、目印となる施設を200mスケール以下で立体的に表示する「ビジュアルランドマーク表示」やルート上のポイントとなる交差点をプレートで確認できる「ポップアップ名称表示」を採用。また50mスケール以下に切換えると「スカイシティマップ」になり、より詳細な情報まで表示します。
建物の形状までリアルに表現
[ スカイシティマップ ]
自車位置周辺の様子や目印となる建物を容易に把握できるよう、建物の形状や高さまで3Dでリアルに再現した「スカイシティマップ」。建物のサイズも自車との距離に応じて変化し、画面手前の建物は自車位置を隠して見やすさを損なうことのないよう、透過させて表現します。またスカイビューと同様に、時刻や天気予報に合わせて空の色が変化するとともに、夜画面では建物の窓が光って見えるなどの工夫も凝らしています。
▲スカイシティマップ表示例
状況に応じて地図を見る角度を調整
[ ビューアングル / ローテーション ]
見やすい角度へ微調整できるよう、地図を見下ろす角度を変える「ビューアングル」、横方向へ移動する「ローテーション」を備えています。
▲ビューアングル設定イメージ
▲ローテーション設定イメージ
2種類の視点や縮尺で同時に位置確認
[ ツインビュー ]
自車位置周辺の詳細な状況と、遠くを見渡して広範囲の状況を確認したい場合など、画面を左右で2分割し、異なるアングルやスケールを同時に表示する「ツインビュー」。状況に合わせて左右の地図画面のスケールをそれぞれ変更可能で、左画面はノーマルビュー/スカイビューの表示が可能です。
▲ツインビュー表示例
高速道路で必要な情報をわかりやすく表示
[ ハイウェイモード ]
周辺の地図はもちろん、都市高速や都市間高速を走行中に必要な各施設までの距離、通過予想時刻、施設情報、料金などといった情報がわかりやすく確認できる「ハイウェイモード」。高速道路に入ると自動的に画面が切換わるので、手間なく使えます。また、時刻や天気予報に合わせて空の色が変化するという演出も施しています。
▲ハイウェイモード表示例
駐車場内の状況をすばやく把握
[ 駐車場マップ ]
駐車場へ進入したことを判断し、自動的に表示する「駐車場マップ」。収録した全国120ヵ所の地下駐車場や立体駐車場で表示可能です。高い自車位置精度を活かし、駐車した駐車枠、エレベーターや階段の位置まで正確に表示するだけでなく、駐車場が複数階の場合でも、走行階を判断して各階のマップを自動切換えします。
▲駐車場マップ表示イメージ