コト・モノ、こだわりのプロフェッショナルが語る
「クルマと音楽」
カーライフ・イズ・ビューティフル
2017.11.17 [Fri]
輸入車ディーラー時代、「日本一イタリア車を売る女」との異名
をとった営業戦略クリエイターの高塚苑美さん。
今回、高塚さんの愛車であるユーノスロードスターに、
カロッツェリアのカーオーディオを取付けていただきました。
「クルマ」「音楽」といったテーマを中心にインタビューを実施。
高塚さんならではのユニークなエピソードが次々と飛び出しました。
同志社大学卒業後、ニュージーランドへ遊学。帰国後、輸入車ディーラーに半年間のアルバイトとして入社。
半年後、月10台の販売を機に本格的にセールスを始めると、「商品説明ゼロ」という営業スタイルを確立し、8年で800台の販売を記録。輸入車業界で最年少の女性マネージャーに就任し、業績を躍進させたほか、セールスマネジメントの手法も注目を浴びた。2011年、株式会社グラッツェミッレ設立、代表取締役に就任。
日本の企業から販売不振をなくすことを目標に、講演や営業コンサルティングも積極的に行っている。
セ
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ル
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自
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─ 輸入車ディーラーでセールスを始めたきっかけは。
時給千円で、週休三日で、誰でもできて、座ってるだけでいいと言われたので、それだったら、と思ってアルバイトを始めたんです。お店で留守番をしていると、営業マンは売れそうなお客様しか相手しないんですよね。見るからに買わなさそうなお客様がいらっしゃると、「接客してきていいよ」と言われるんです。そういうお客様って、たしかにほぼ買われるつもりはないんですが、趣味でクルマやパーツを見に来ていらっしゃる方達が多くて、めちゃくちゃ詳しい人も中にはいるんですよね。
─ カルチャーショックを受けたエピソードは。
タイヤの横にしゃがみ込んで、ずーっと黙って見てる人がいたんですよ。そのときクルマの知識がほとんどなかったので、「何を話せばいいんだろう」と悩みながら、とりあえず隣に座って「・・・タイヤ、好きなんですか?」と訊いてみたんですよね。そしたら、「タイヤじゃなくてブレーキパッドとかパーツを見てた」とおっしゃるんです。「どうしよう、全然わからない・・・」
と思ったんですけど、会話がなくなると困るので、「他でもクルマを見て来られたんですか?」と訊いたりすると、お客様もだんだん話し出すんですね。聞いてみると、実はクルマの足回りのパーツを作ってるメーカーの方だったんです。そこでようやくお客様のことが理解できたんですよね。
─ カルチャーショックを受けたエピソードは。
タイヤの横にしゃがみ込んで、ずーっと黙って見てる人がいたんですよ。そのときクルマの知識がほとんどなかったので、「何を話せばいいんだろう」と悩みながら、とりあえず隣に座って「・・・タイヤ、好きなんですか?」と訊いてみたんですよね。そしたら、「タイヤじゃなくてブレーキパッドとかパーツを見てた」とおっしゃるんです。「どうしよう、全然わからない・・・」と思ったんですけど、会話がなくなると困るので、「他でもクルマを見て来られたんですか?」と訊いたりすると、お客様もだんだん話し出すんですね。聞いてみると、実はクルマの足回りのパーツを作ってるメーカーの方だったんです。そこでようやくお客様のことが理解できたんですよね。
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男
女
で
異
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─ 愛車遍歴を教えてください。
今まで乗ったことがあるのがフランス車かイタリア車がほとんどなんですね。最初がプジョーで、乗った理由はかっこよかったから。CDのジャケット買いのような感覚で、「このクルマがカフェの前に停まっていたらおしゃれ」だと直感したんです。理由はもうひとつあって、お客様から「高塚さんもやっぱりそういうクルマに乗ってるんでしょ」ってよく言われたんですよね。乗ってないとも言えないしな、と(笑)。それでしばらくプジョーに乗っていたんですけど、その当時はクルマを好きだと思っていなかったので、デザインだけで乗っていたんですよね。
─ クルマを好きになったきっかけは。
あるとき旅先でレンタカーを借りたんですね。国産車だったんですけど、乗ってみたら運転が怖かったんです。ブレーキとかハンドリングとか、操作感で違いを感じて、そこで初めて車の性能に興味を持ちましたね。そこからクルマが好きになって、次のクルマを何にしようかな、と考えるようになったんです。クルマを選ぶモチベーションは男女で違っていて、男性はスペックで見ることが多いんですよ。女性はそうではなくて、たとえばオープンカーに乗っていて、どこかに行って、ショーウィンドウに映るわたしが好き、というモチベーションなんです。それを見て友達が「おしゃれ~」と言ってくれるのがいいんですよね。それを買う、という感じなんだな、と気づいて、女性への接客の仕方が変わったら、すごく売れるようになりました。
音
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あ
る
種
の
コ
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─ いつも聴いている音楽のジャンルは。
洋楽が多いですね。もともとセールスをやっていたとき、自分の声が嫌いだったんですね。それで声を良くしたくて、ボイストレーニングをしようと思ったんですよ。ただやってもつまらないので、ゴスペルをやってみたんです。教室を見に行ったら、意外とゴスペルがおもしろそうで、「天使にラブソングを」みたいに歌えたら気持ちいいだろうな、って。それもあって、ブラックミュージックとか、もともと好きだったジャズとか、R&Bなどをよく聴きます。
─ お気に入りの音楽の聴き方は。
家に帰ってスピーカーをつけて、音楽を流しながらまったり読書するのがすごく好きです。今は「関ケ原」について書かれた本を読んでいます。歴史とかお城とか家紋とかに興味があって。実はクルマともつながっていて、ヨーロッパの自動車メーカーって、
大体昔は貴族が作ってたんですよ。アルファロメオのマークも貴族の紋章なんです。だからミラノのスフォルツァ城に行くと、同じような紋章がついてるんですよ。プジョーのライオンも家紋ですしね。
─ お気に入りの音楽の聴き方は。
家に帰ってスピーカーをつけて、音楽を流しながらまったり読書するのがすごく好きです。今は「関ケ原」について書かれた本を読んでいます。歴史とかお城とか家紋とかに興味があって。実はクルマともつながっていて、ヨーロッパの自動車メーカーって、大体昔は貴族が作ってたんですよ。アルファロメオのマークも貴族の紋章なんです。だからミラノのスフォルツァ城に行くと、同じような紋章がついてるんですよ。プジョーのライオンも家紋ですしね。
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は
セ
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─ クルマではどのように音楽を楽しまれていますか。
クルマではシチュエーションで音楽を変えるんです。たとえば海沿いの道を走るときに、まったりジャズという気分にはならないですよね。なので、好きな音楽を聴くというよりは、そのシチュエーションに合った音楽を聴くことが多いですね。出かけるときはアップテンポな曲を聴いたりとか、帰りは夕方のビルに向かっていくと夜景がきれいだからこういうときはやっぱりジャズだよね、とか。かける音楽は時間帯によっても走る場所によっても変えますね。
─ 家で聴く音楽のセレクトとの違いは。
わたしの場合はずっとイタリア車を売っていたこともあって、エンジン音とか走ったときのフィーリングとかロードノイズとかがけっこう大事で。それプラス音楽なので、「音楽だけ」を聴くわけではないんですよ。クルマの中で聴くということは、ドライブ自体も楽しみながら聴くので、音楽を純粋に楽しむというよりは、その空気感を楽しむというという目的のほうが強いですね。
カ
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ツ
ェ
リ
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厚
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─ 今回カロッツェリアのカーオーディオをつけていただきました。感想はいかがでしたか。
率直な意見で言うと、「音って厚みがあったんだ」と。これまで音割れが気になったり、ノイズが入って聴きにくい場合もあったので、あまり音楽をしっかり聴く感じじゃなかったんですね。でもさっき聞かせていただいたらとってもきれいに音が出るのと、音のタイムラグが調整でこんなに違うんだ!と思って感動しました。よくコンサートなんかでピアノを聴いたりすると、
音の届く場所によって全然聴こえ方が変わるじゃないですか。それとすごく似た感じがあって。ホールのどこにいるかによって全然音の届くスピードも違いますし、反応も違うんですよね。今回つけていただいたオーディオの調整前と後で比べてみると、聴こえ方が全然違っていて、まるでホールにいるみたいだと思いました。
─ 今回カロッツェリアのカーオーディオをつけていただきました。感想はいかがでしたか。
率直な意見で言うと、「音って厚みがあったんだ」と。これまで音割れが気になったり、ノイズが入って聴きにくい場合もあったので、あまり音楽をしっかり聴く感じじゃなかったんですね。でもさっき聞かせていただいたらとってもきれいに音が出るのと、音のタイムラグが調整でこんなに違うんだ!と思って感動しました。よくコンサートなんかでピアノを聴いたりすると、音の届く場所によって全然聴こえ方が変わるじゃないですか。それとすごく似た感じがあって。ホールのどこにいるかによって全然音の届くスピードも違いますし、反応も違うんですよね。今回つけていただいたオーディオの調整前と後で比べてみると、聴こえ方が全然違っていて、まるでホールにいるみたいだと思いました。
─ 公私にわたり、幅広いジャンルのコト・モノに深い造詣をお持ちの高塚さんに、カロッツェリアの「音」に新たな気づきを見出していただき光栄です。本日はありがとうございました。
ユーノスロードスターの搭載システムは、
1Dメインユニットのハイエンドモデル「DEH-P01」と、
ハイレゾにも対応したカスタムフィットスピーカーCシリーズの「TS-C1736S」。
クリアでありながら厚みのある音を奏でます。
「クルマを売りたいならクルマの話はやめなさい!」(すばる舎)、
「数字が一生伸び続ける人の習慣ノルマに追われ続ける人の習慣」
(すばる舎)に続く著書「超一流の手帳はなぜ空白が多いのか?」
(SB Creative)発売中!