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小林可夢偉×カロッツェリア テール・トゥー・ノーズ

[RACE REPORT] 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第四戦 2019.7.13/14 富士スピードウェイ

大苦戦だったノックアウト予選

梅雨を象徴するような不機嫌な空の下、サーキットは雨に濡れ、ウェット宣言が出される中始まったノックアウト予選。Q1開始早々に赤旗中断というトラブルが起きる中、雨脚は強まります。チームはドライセットを選択しスタートしましたが、それが裏目に出てしまい、可夢偉選手は19位と出遅れます。
決勝前のトークショーでは、「ちょっとラッキーがないと前には行けないと思うんですけど、そのラッキーを掴めるように頑張りたいと思います」とのコメント。

チームとドライバーの実力で挽回した決勝

迎えた決勝レースは、大雨のためセーフティーカースタートに。セーフティーラン終了後、最も勢いのある走りで魅せてくれたのが可夢偉選手でした。連続でオーバーテイクを決め、12周目までに12番手まで挽回。

その後も激しいバトルを繰り広げて順位を上げ、ラスト周回目前のホームストレートでさらに1台をオーバーテイク!ついに6位まで順位を上げてフィニッシュしました。
予選の反省を活かしてダウンフォースを多めに仕上げたチームのセッティングと、そのチカラを最大限に引き出す可夢偉選手のテクニックで、実に13台抜きを達成したのです。

チャンピオンシップを目指して

決勝後、松田監督からは喜びとともに反省のコメントが。
「可夢偉選手がすごいオーバーテイクを見せてくれて、いいレースを見せてくれました。ただチームの反省点は、予選からいいセッティングの状態に持っていけなかったこと。次戦のもてぎは可夢偉選手が得意なコースですし、予選までにしっかりクルマを作りこんで、トップ争いをできるような展開にもっていきたいですね」

一方の可夢偉選手のコメントはこちら。
「19番手からのスタートでしたが、セーフティーカーもなければピットストップもなく、コース上で抜くしかない展開の中で、ポイントをとれたことと、そのためのセットアップが作れたのが良かったですね。まだまだチャンピオンシップをとるチャンスは十分ありますし、今後のもてぎや岡山もこれまでいい成績が残せているので、大きいポイントをとって、いいポジションで鈴鹿に臨めるよう頑張りたいと思います」
課題や反省も、頂上を見据えるがゆえの前向きな言葉に聞こえたお二人のインタビューでした。
次戦は8月17日、18日@ツインリンクもてぎ。ファンのためにもまず一勝!という可夢偉選手を、カロッツェリアは応援し続けます!

小林可夢偉選手レース結果

Position Laps Total Time Q1 Time
予選 19 1'38.436
決勝 6 53 1h37'19.598

CREW INTERVIEW

carrozzeria Team KCMGを支えるチームクルーの皆様を紹介するこのコーナー。今回はメカニックの蜂谷様にお話を伺いました。
まず、お仕事の内容を教えてください。
「レース前のマシンのメンテナンスやセットアップなど行います。マシン作りにはチームワークが大事で、松田監督の意見や可夢偉選手の要望を直接聞きつつどのようなセッティングが必要かを考えて取り組んでいます」

マシン作りで心掛けられていることは何ですか?
「いつも通りの走りができるクルマ作りを心掛けています。早いマシンを作ることもそうですが、特にブレーキを気にしていて、ドライバーが安心して走れるような安全なクルマ作りを心掛けています」
たしかに、280km/hを超えるスピードで疾走するわけですから、ドライバーは危険と隣り合わせ。その中で可夢偉選手が果敢に戦えるのは、蜂谷様のようなメカニックの方々の想いとチカラに支えられているからなんですね。

新製品のPRタイムに可夢偉選手が参戦!

カロッツェリアの担当者が登壇し、新製品を紹介するステージに、可夢偉選手がまさかの登壇。
軽快なトークで担当者をオーバーテイクする場面も!?

チーム協賛企業がステージ上で自社製品をPRするステージ。開始から順調に飛ばすカロッツェリア担当者。しかし約2分が経過しようというタイミングで、ステージサイドから現れたのは……チームドライバーの可夢偉選手でした!
そのとき紹介していた製品は、超小型でWi-Fiモジュールを搭載したドライブレコーダー。気を取り直して製品説明を続けますが、可夢偉選手がサイドバイサイドで製品を手に取り、興味深々にトークを始めます。「これはどこから電源をとるんですか?バッテリーも入ってる?ってことは、カメラとしても使えちゃうんですね!」とドライブレコーダーの新しい使い方まで提案してくださいます。

続いて紹介したのは、クルマの中でスマホをホールドする「スマートフォンクレイドル」。置くだけで自動ホールド、タッチで取外しのできる先進性やワイヤレス充電が可能な利便性などが特長です。ここでも担当者の前に出る可夢偉選手。「僕これ欲しいんですよ!みなさんの中で、これ欲しいって思った人?」と観客席や司会者の方に投げかける場面がハイライトでした。
ここで紹介した商品は、次戦ツインリンクもてぎ(8月17日、18日)に出展するカロッツェリアブースでもご体験いただけますので、ぜひお越しください。

PRタイムで紹介した商品

  • ドライブレコーダーのライナップはこちら
  • スマートフォンクレイドルについて詳しくはこちら
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