目的地を設定すると、サイバーナビは独自のルートアルゴリズムにより、「候補ルートの割り出し」「所要時間の算出」「最適なルートを算出」をふまえて、最適なルートを選び出します。
ルート探索時には、まず目的地までの多数の候補ルートを内部的に割り出します。
すべての候補ルートにおいて、出発地点から目的地までの所要時間を算出。しかも各区間の所要時間を基に導き出すため、車両が集中する渋滞だけでなく、長い信号待ちなども加味し、本当に費やす時間を基準に累積。さらに道路データを基に角度、道幅の差、交差点がT字路かなど、3万通りにもおよぶ右左折時のパターンと回数に応じた時間を算出し、目的地への到着時刻を1秒単位で割り出します。
到着時刻が算出されたすべての候補ルートの中から最適なルートを選択。正確な所要時間を基にした最も早く着くルートの中から、右左折の回数など走りやすさも考慮した理想のルートです。
※自動車が通行できない細い道や地元の住人しか利用してはいけない道を探索することがあります。運転の際は現地の状況に従ってください。また、探索されない細街路もあります。
※探索されたルートは道路種別や交通規則などを考慮して、本機が求めた目的地に至る道順の一例です。 必ずしも最適になるとは限りません。
すみずみにまで到る道路の状況を正確に把握することができる「スマートループ渋滞情報」は、日本全国のすべての道路(道幅5.5m未満の細街路を除く)に対応。VICS情報がカバーする約7万km(パイオニア調べ)と合わせ、約70万kmにもおよぶ質の高いデータの利用が可能です。
「渋滞予測データ」は、過去5年間の膨大なVICS情報を基に、季節・曜日・大型連休・3連休・時刻・天気を基準に統計処理したデータに、「蓄積型プローブ」によりユーザーから提供されたVICSエリア外の道路を統計処理したデータを加えた情報。しかもスマートループ渋滞情報と同様に、日本全国のすべての道路(道幅5.5m未満の細街路を除く)に対応しています。
※渋滞予測機能の情報はインクリメントP株式会社からの提供です。スクロール時には、カーソル周辺における指定時刻の渋滞予測を見ることができます。
目的地に最大8件登録されている駐車場入口情報(全国約99,000ヵ所収録)。その位置を確認し、最適な入口はどこか、右左折どちらで進入可能か、そのために目的地周辺のルートはどこを通過するのが最も早く到着可能か、などを加味してルート探索に反映します。
自車位置に近い道路からルートを引くのではなく、記憶している駐車場入口からルートを探索。駐車場を出た直後から、スムーズにスタートできます。
マウスをのせると更新前後の違いを確認できます。
- 更新前更新後
外部との情報ネットワークを活用することで、今までのカーナビでは実現できなかった最新データへのバージョンアップに対応。常に最新の道路データを活用できることにより、いつでも遠回りすることなく早く到着するルートを選び出すことが可能です。
サイバーナビには累計約200万kmにおよぶ道路調査により、時間や曜日によって異なる一方通行や進入禁止、右・左折などの交通規制データを収録。さらに一般的に地図データからでは読み取れない支柱や柵に至るまで、現地調査の上データに反映しています。
- ※ルート探索では交通規制情報を考慮して自動的にルート/音声案内が設定されますが、状況により実際の交通規制と異なる場合があります。また、登録道ルート部分は、交通規制情報を考慮しません。運転の際は実際の道路標識に従ってください。
- ※調査対象道路はインクリメントP株式会社の基準に基づき調査したもので、すべての道路を対象としたものではありません。
「スマートループ渋滞情報」を取得しない場合でも、VICS情報や渋滞予測データに加え、地図データに収録された「道路種別」「道幅」「信号機の有無」「踏切の有無」「交差点の形状」などのデータを基に、一定のレベルで所要時間を把握することが可能です。
※「スマートループ渋滞情報」を取得しない場合、渋滞情報を考慮したルート探索を行うには、VICS用ビーコンユニット(「ND-B6」など)が必要です。
その場、そのときの状況に応じたルートを選び出すサイバーナビ。推定燃料費など、ルートの詳しい内容の確認も簡単です。
設定ルートに関する情報を地図や一覧で簡単に確認でき、ルート全体を把握することが可能です。
経由する道路名や高速道路施設名に加え、区間距離、有料道路の料金、通過予想時刻がひと目で確認可能です。
設定したルートの出発地から目的地までの間をなぞるように、地図(ノーマルビュー)を確認できます。
ルート探索時に、「エコ優先」「推奨」「距離優先」「幹線優先」と「有料標準」「有料回避」を組合わせ、実用度の高い合計6本のルートを同時に探索することが可能です。
選び抜いた一本のルートに加え、様々な条件を考慮した合計6本のルートをリストで表示。それぞれのルートの実走距離、所要時間、料金、推定燃料費などを同時に確認可能です。
最も燃料費が安い | |
最も早い | |
最も距離が短い | |
最も有料道料金が安い |
選び出された6本のルートを地図上に表示。ワンタッチでそれぞれのルートの切換えができ、渋滞予測箇所とともに実走距離、所要時間、料金、推定燃料費を比較することが可能。また地図を拡大、スクロールできるので、例えば出発地周辺のルートを詳しく見比べるといったことも可能です。
サイバーナビは刻々と変化する道路状況やドライバーの走行状況を考慮。リルートすることで常に最適なルートを提案します。
サイバーナビは案内ルートを走行中でも、最適なルートに変化がないかを他のルートを算出し継続的に確認。そのため突発的な渋滞や規制情報を捉えて回避するだけでなく、新たに早く目的地に到着できるルートを発見した場合、新ルートとして提案します。
案内中のルートを外れ、リルートを行った場所を自動的に記憶。以前に走った有効な分岐路としてルートアドバイザーに反映。走行すればするほど、自分の好みに合ったルートを自動的に選び出します。表示して確認できるとともに、通り過ぎてしまった箇所など不要なものを削除することも可能です。
案内中のルートから外れた場合、サイバーナビはその時々に応じて、それが意図的に外れたのか、誤って外れたのかを自動的に分析。元のルートに復帰するか新しいルートを探すかを判断します。
最も目的地に早く着くルートだけでなく、使用シーンや自分の好みに合わせて、ルート選びの基準を自分で決めることが可能です。
ガソリンを無駄に使いたくない場合、一刻も早く到着したい場合など、ドライバーの要望は場面や状況で大きく変わります。「ルートイコライザー」は、正確に割り出した燃費推定技術や所要時間など、様々な情報を基に、「エコ優先」「時間優先」「距離優先」「料金節約」「幹線優先」「学習優先」をそれぞれ調整したルートを探索することが可能です。
※ETC割引制度は考慮されません。
普段走行している道路を「平日」と「土、日、祝日」別にサイバーナビが自動的に学習し、案内ルートに活用。例えば平日は通勤、休日は主にレジャーでクルマを使う場合や、自宅周辺ではいつも決まった道を利用する場合などに有効です。
立寄りたい場所を指定すれば、最大5ヵ所までの立寄先を経由したルートを探索することが可能。立寄り順序は、手動や距離順で並び替えたり、営業時間や食事場所などを考慮してルート検索できます。
※乗り降りIC指定に関わらず、最大5ヵ所まで選べます
設定したルート上の高速道路で、利用したいインターチェンジを変更することが可能。案内ルートの最初の入口と最後の出口それぞれの前後3施設から選択可能です。
※ルート探索ではスマートICの営業時間は考慮されないため、実際のスマートICが営業時間外であっても乗降ICの対象となる場合があります。その場合は実際のスマートICの状況に従ってください。
通常は現在地から目的地までのルートを探索しますが、ドライブプランを立てる際などに、任意の場所を出発地にしたルートを探索することも可能です。
エコ/推奨/距離優先/幹線優先を基準に、有料道路やフェリー航路の使用条件を組合わせて所要時間を比較しながら、実用性の高いルートを探索。それぞれのルートの距離や所要時間などを地図を見ながら比較できます。
特に混雑する7:00~9:00の時間帯に踏切を通過するルートの場合、収録されているボトルネック踏切や開かずの踏切データ(全国1,024件)を基に、その時点の交通量までも加味して所要時間を把握しルートに反映します。
※ボトルネック踏切とは、国土交通省によると、最も踏切による遮断時間が長いピーク時に1時間あたりの踏切の遮断時間が40分以上、または、1日あたりの踏切交通遮断量(1日あたりに踏切を通過する交通量に、1日あたりの踏切の遮断時間を乗じた値)が5万台を越える踏切を「ボトルネック踏切」と定義されています。 ※渋滞予測探索でない場合でも、探索開始時間(7:00~9:00)を考慮します。
昭文社の「GIGAマップル 渋滞・ぬけみちデータ」を収録。抜け道データを利用したルートを提案することも可能です。
※抜け道データ:「昭文社:マップル渋滞ぬけみち」(2006年9月版)のデータに基づき作成。
※幅員5.5m未満の道路は、ルートアドバイザーの対象になりません。
※抜け道は200mスケール以下で表示します。
ルート走行中に、現在案内中のルートとは異なるルートを探索。今までのルートと新しいルートを、所要時間、距離、料金、道順の違いを比較して選ぶことが可能です。
自宅やお気に入りのショップなど、よく利用する施設までのルートを手間なく探索できます。
ショートカットメニューから「クイックルート探索」を選択すると、最近探索した場所をリスト表示。目的地として選択するとダイレクトにルートを探索します。また立寄地を加えたルートを探索することも可能です。
タッチパネルの「自宅」キーを押したり、音声操作で 「自宅へ帰る」と発話するだけで、自宅までのルートをすばやく探索します。
※自宅の地点登録が必要です。
パソコンリンクソフト「ナビスタジオ(サイバーナビ用)」のドライブマネージャーを利用することで、自宅のパソコンでドライブプランの作成が行えます。単に立寄地を経由した目的地までのルートを設定できるだけでなく、それぞれの目的地の滞在時間までも加味してルートを作成可能。
しかも最終目的地へあらかじめ決めた時間に到着できるよう出発時間を提案することもできます。