2024年 5月 9日
テクノロジー
当社ではPiomatix LBS APIとして、配車・配送ルートの最適化を実現するAPIを提供しています。
Piomatix LBS API
なお、この記事ではAPIのコールの実装方法については触れません。
今回使用するデモツールの実装例を示した記事がありますのであわせてご参照ください。
クラウドエンジニアがFlutterでルート探索APIをコールし、結果を表示してみた
© OpenStreetMap contributors
竹内 智一
パイオニアに2018年新卒入社し、社歴6年目。
アプリケーションエンジニアとして、ナビゲーションアプリの機能試作やLBS API機能の比較ツールなどに携わっています。
LBS APIの技術ブログ記事作成にあたり、近年流行の中にあるChatGPTにアイディアを考えてもらうことにしました。
ChatGPT-3.5は無料で利用できます(記事作成時点)。
右上にある「Try Chat GPT」のリンクに飛びます。
新規にアカウント作成する場合はサインアップボタンをクリックし、メール認証等するだけで3.5はすぐに使えるようになります。
早速ドライブで巡れる場所を提案してもらいましょう。
「富士五湖」は私が知らなかったフレーズで、興味が湧きました。富士五胡周辺を巡ることで、富士山を複数の角度から見ることができ、冬には冠雪した富士山も見られるという楽しそうなツアーが想像できました。
河口湖と山中湖は施設が多く、食事処や休憩、水上のアクティビティも豊富なようです。個人的には西湖のコウモリ穴という溶岩洞窟が気になりました。暫定でそれぞれの駐車場位置にピンを立ててみます。
LBSの巡回最適化API(有料・高速道路あり)を実行すると、以下のようなルートが得られました。
巡回順は東京駅出発で3⇒4⇒5⇒1⇒2が最短ルートになりました。
右に表示されている表は、縦が出発地、横が到着地としたときのそれぞれの所要時間予測(分単位)です。
※ルートマトリクスAPIではスタート/ゴール地点がなく、一番目の地点を東京駅としているため、先ほどの巡回最適化で得られた順番が1つずつずれています。
表から所要時間予測を抜き出すと、以下のようになります。
各スポットで90分散策、河口湖で昼食という条件で仮のスケジュールを立ててみると以下の図のようになります。
図1. 仮のスケジュール(水色は移動を表す)
このスケジュールでは、休憩場所や朝食のタイミングが難しくなりそうですので、以下の条件でスケジュール調整を行ってみます。
図2. 調整後のスケジュール(水色は移動を表す)
少しは旅行プランらしくなったのではないでしょうか。
今回の記事では、LBS APIとChatGPTを組み合わせて、私の発想になかった新しい旅のプランを立ててみました。
LBS APIに興味をお持ちいただけましたら、ページ右下部の「お問い合わせ」フォームよりお気軽にお問い合わせください。