まずは試聴室の音質の基本となる車室内の壁面づくりです。仮組みを行うにあたって、キャンパー鹿児島から車室内の幅や高さを写真とともにメールで伝達。キャンパー鹿児島と山形にある東北パイオニアでは、距離が離れていて現車確認を頻繁にできない分、メールで細かなやり取りをしながら作業は進みます。
東北パイオニアでは送られてきた車両情報をもとに、音響シミュレーションソフトを用いて、音響特性を確認。改善ポイントを細かくフィードバックしていきます。
ボディの鉄板にウレタンを貼り、12mmの合板を下地として固定します。スピーカーで大きな音を出しながら、施工した部分がビビらないかを確認しながらの作業となるため、工数はいつもの倍以上。この基礎工事が音響特性に影響するため、慎重に作業が進められていきます。