音が持つ奥深い味わいを、俳句を通して愉しむ
2013年の募集を持ちまして終了いたしました。
たとえば波の音・・・、あなたは何をイメージしますか?
まぶしい夏の浜辺、それとも、満天星が揺らめく冬の海。
感じ方も心に広がるイメージもひとそれぞれです。その違いこそが音の奥深さです。
"Oto Haiku"そんな音が持つ奥深い味わいを、俳句を通して愉しんでいただくコーナーです。
音が生み出す、あなただけの想いを表現してみませんか。
じっと耳をすましてみましょう。
一つの音の背後に様々な音が聞こえてきます。
この音は何だろう、ここはどこだろう、ここには誰が居るのだろう、
この日のお天気や気温はどうだろうと想像していくところに、
俳句が生まれていきます。
音を当てるのも愉しみの一つではありますが、
そこに留まっているだけでは面白くない。
音の向こうに存在する世界を「言葉の写真」にしてみるのが、
この「音俳句」の愉しみ方です。
そして、「同じ音からこんな世界も広がるのか、こんな句も生まれるのか」と、
人それぞれの作品を味わい、共有することもまた、知的かつ豊かな遊びです。
2008年4月よりスタートしました『音俳句』は、2013年5月15日締切りの募集を持ちまして終了いたしました。丸5年続けて来られましたのもご参加いただいた皆様のおかげと心から感謝しております。また、毎回熱いコメントで選評いただいた夏井先生、長い間本当にありがとうございました!『音俳句』が少しでも俳句の楽しさや魅力を感じるきっかけになったとすれば幸いです。これからもさまざまな音からすばらしい俳句が生まれていくことを期待しております。
Sound Lab.事務局一同