スタイリングから発光動作までトータルに提案
新たな光源による未体験の価値創造
スタイリングから発光動作までトータルに提案
従来のLEDに代わる新しい光源として、有機ELを活用した車両のテールランプを提案。
デザイナーならではの発想で、素材の特性を活かした新たな魅力を追究。発光動作のシミュレーションをデザインプロセスに組み込み検討。
曲げられる特性を活かすため、ペーパープロタイピングしながらスタイリング発想を行いました。 実際にカタチにすることで、プロジェクト内の共通理解が生まれ、具体的なアイデアの展開に繋がったと考えています。 制約に対しどのようにアプローチしていくか、発想の起点となる段階で手を動かすプロセスがその後の展開に役立ったと感じています。
(プロダクトデザイン担当)
素材の基本的な特性を踏まえながら、将来まで見据えた幅広いデザイン発想を行いました。手作業のペーパープロトタイピングから3D CADを用いスタイリングの具体性を高め、車両に組み込んだイメージアニメーションを制作しました。
(プロダクトデザイン担当)
「薄さ」「曲げられること」「両面発光できること」「半透過にできること」といった、このディバイスの様々な特徴を効果的に活かすために試行錯誤を重ね、有機ELの光の魅力を最大限に引き出すよう心掛けました。また、金属蒸着により曲面の質感が際立つのも魅力的な特徴だと考えています。
(アドバンスドデザイン リーダー)
個々の有機EL素子の曲げの美しさを表現しながらも、それがコマ切れにならないよう全体の流れを意識しながらレイアウトを行いました。
徐々に角度を変え配置することで、様々な角度から見た時の曲げ効果による表情の変化を立体的に感じられるよう配慮しています。
(アドバンスドデザイン プロダクト担当)
従来の発光素子では表現できない、有機ELならではの発光動作を提案すべきと考えていました。 フィルム状の薄さを保ったまま発光部をセグメント化できる特性を活かし、一片の金属の板が部分的に光る動作を美しく感じるよう発光パターンを検討しています。均一性の高い低輝度発光時の特性を用い、発光動作に緩急を与えて多彩な動きを与えました。有機EL活用の将来性を示唆するプロポーザルに仕上がっています。
(アドバンスドデザイン ユーザーインターフェース担当)