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Pioneer
Blu-ray Driveの世界 > Blu-ray技術解説【Blu-ray Discの構造と種類】

Blu-ray技術解説

Blu-ray Discの構造と種類

Blu-ray Discの中身は?

Blu-rayは、従来のDVD規格とは異なる新しい規格です。そのため、厚さこそ1.2mmと同じでも、ディスクの構造はDVDと大きく異なっています。

DVDは、厚さ0.6mmのディスクを2枚貼り合わせ、その間に『反射膜』と呼ばれる記録層を挟んだ構造になっています。片面二層式のDVDもリリースされていて、こちらは不透明な反射膜と、半透明の反射膜を貼り合わせ、それぞれの反射膜の間に透明膜を挟んでいます。ただし、一層と二層の違いは、この半透明反射膜と透明膜のあるなしが基本で、全体的な構造に大きな差はありません。

対するBDは、厚さ1.1mmの『基板』の上に記録層を作成し、その上から厚さ0.1mmのカバー層を被せた構造になっています。つまり、DVDではレーザーの焦点がDisc表面から0.6mmにあるのに対し、BDでは0.1mmが焦点になります。記録層がDiscの表面に近いため、Discの中を通過するレーザー光線が光学的な影響を受けにくく、安定した読み書きができます。

Blu-ray Discの構造


Blu-ray Discの種類は3つ

BD(Blu-ray Disc)には3つの種類があります。もちろん、直径12cm、厚さ1.2mmの光ディスクという形状は同じですが、読み込み専用か、データの書き換えはできるか、などが異なっているのです。

Blu-ray Discの種類
データを書き換え可能なBD
「BD-RE」
いったん記録したデータを消去し、再度書き込めるタイプが『BD-RE』。現在発売されているのはこの方式のDiscで、23Gbytesモデル、25Gbytesモデルなどがあります。
データを1回だけを書き込める
「BD-R」
データを1回だけ書き込め、書き込んだデータの消去や上書きができないDiscです。データを何回かに分けて書き込む“追記”対応のため、容量を使い切るまでは追加記録が可能です。
再生専用の
「BD-ROM」
ハイビジョン映画など“セルBlu-ray”にも使用される、大量複製が可能な再生専用ディスクです。