COCCHi 法人契約ユースケース

営業・フィールドサービス業務向け  営業車の効率的な運用 編

訪問先が複数ある営業車の運用を最適化し、
業務効率を向上させる新たなアプローチ

概要

営業やフィールドサービスなどの業務では、客先への訪問が日常的に発生します。その際、社用車で1日に複数の訪問先を回ることも珍しくなく、いかに効率的にこれを進めるかが求められます。しかし、この「効率的に」というのが非常に難しいポイントで、いかにして効率を高めるかが問題であるのはもちろんのこと、効率性を高めるためのスケジュール組みの作業自体にも、余分な手間と労力がかかっているという課題もあります。

また、実際に訪問業務をおこなう際にも、訪問する順番や各訪問先に向かうルートには、組み合わせのパターンがいくつもに考えられます。安全に走行できる、渋滞が少ない、迷いにくい…など考慮すべき事項が多すぎて、どのルートが最適解なのか頭を悩ませることも多いのではないでしょうか。また、ドライバーによって一筆書きのように効率的なルートで回れる人とそうでない人とで、訪問可能件数に差が生じる点も、業務効率化と共に生産性向上の観点からも見逃せないポイントです。

さらに大きな問題として、非効率な訪問回りは、交通違反や事故発生のリスクを高めます。余裕のないスケジュール組みや、最適化されていない訪問ルートによって「次の約束に遅れそう」「目的地にたどり着けないかもしれない」といった焦りが生まれ、それが違反や事故の原因になるのです。

パイオニアでは、高度なナビゲーション機能とスケジュール管理機能の両面から営業車の効率的な運用をサポートする法人向けカーナビアプリ「COCCHi 法人契約」を提供しています。
この記事では、社用車での営業・フィールドサービス業務にまつわるこのような課題に対して、「COCCHi 法人契約」がどのように活用できるのかをご紹介します。

サマリー

  • 営業・フィールドサービス業務では、訪問スケジュールを最適化し無駄を無くすことが重要
  • 訪問ルートの組み方によって訪問効率に個人差が生じるため、そこに業務効率化や生産性向上の余地がある
  • 古いカーナビや一般的な地図アプリのルート案内で、焦り・急ぎ運転が発生するケースがある
  • 高度なナビゲーション機能とスケジュール管理機能を備えた「COCCHi 法人契約」で、訪問業務の課題を解決し業務効率をアップ

課題

① 訪問スケジュールの最適化が難しく、時間的な無駄が発生

社用車で1日に複数の訪問先を回るとき、訪問スケジュールを担当者自身で調整する場合と、本部や管理部門が調整する場合とがあります。特に担当者自身でスケジュール管理を行う場合、それが属人化していることも多いのではないでしょうか。しかし、人間が勘や予測でスケジュールを立てようとすると、渋滞やトラブルを考慮して過剰に余裕を持たせたスケジュールを組みがちです。

そして、いざ訪問先に向かった時に「想定より時間がかかってしまった」あるいは「出先で時間が余った」となることも多くあります。このようにして結果的に生まれる時間的な無駄や、逆にそれを回避するために必要以上に余裕を持ったスケジュール組みが蓄積することで、訪問の効率が低下します。

さらに、「無駄の少ないスケジュールを組むためには」といったスケジューリング作業に頭を悩ませること自体も、可能な限り減らしたい「時間的な無駄」であることは否めないでしょう。

課題② 若効率的な訪問ルートの選択が難しく、生産性に差が生じる

訪問スケジュールだけでなく、訪問ルートの選択でも生産性の差が生まれます。
ルートが最適化されれば、1日のうちに回れる訪問先が増やせる、その他の業務に充てる時間が増えるなどの時間的な余裕が生まれ、生産性が向上します。
逆に、非効率的な訪問ルートでは無駄な移動時間が増え、生産性が低下します。

しかし、どのようなルートで訪問先に向かうかは、実際に車を運転するドライバー任せとなります。そのため、地理や道路事情に詳しいか否か、運転慣れしているか否かなどの属人的な要因から、一筆書きのように効率よく回れるルートを考える人とそうでない人の差が生まれ、それぞれの生産性にも差が生じるのです。

課題③ 狭い道への案内や急ぎ運転が事故や交通違反のリスクを高める

社用車での訪問業務の最大の懸念点が、交通違反や事故のリスクです。これは、車を使う以上常につきまとうものの、日常的に運転をするとなれば、そのリスクが上がるのは必然です。

特に訪問業務では、訪問スケジュールが決まっていることから、ドライバーは常に時間を気にしながら運転することになります。訪問先に遅刻すれば業務に支障をきたすだけでなく、取引先や顧客からの信頼低下を招くおそれがあるため、極力遅刻を回避しようと焦ってしまうのです。結果、焦り運転が原因となる交通違反や事故が発生しやすくなります。

また、訪問に向かう際には、案内にナビを使うことが多いと思われます。しかし、古いカーナビは最新の地図が反映されておらず現在の道路状況との違いが発生したり、一般的な地図アプリは狭い道や抜け道を優先して案内したりする場合があります。特にワゴンやトラックなど大型の車が走行するには適していない道を案内されると、これが焦りや不安に繋がり違反・事故を招きかねません。
加えて、運転をナビに頼りきりになると、運転中も無意識にナビ画面を長時間注視してしまうこともあります。すると、周囲の確認がおろそかになり、交通事故に発展するかもしれません。

万が一交通違反や事故を起こしてしまうと、社内での始末書や報告書の提出、警察や事故相手とのやり取りなどの事後処理に追われます。加えて、安全運転講習の受講も求められるため、もとより余裕のなかった業務がさらに逼迫されるという、負の連鎖が発生するでしょう。

「COCCHi 法人契約」による解決策

「COCCHi 法人契約」では、カーナビと訪問スケジュール管理とを一体化することで、訪問計画や訪問ルートの最適化を可能にしています。これにより、スケジュール管理の負担や交通事故リスクといった課題を解決し、訪問業務の効率化と生産性向上をドライバーに直接的に支援します。

①スケジュール機能で最適な訪問計画を自動作成

「COCCHi 法人契約」には、訪問スケジュールを自動で生成する機能が搭載されています。これは、出発地と訪問地を入力するだけで、出発時間・移動時間を自動算出し、移動時間や訪問先の優先順位を考慮した最適な計画を作成する機能です。訪問スケジュールの管理が容易になり、無駄のない移動計画を立てられます。

また、すでに立てられた訪問計画をもとに、移動時間を加味したうえでの「空き時間」を提案することも可能です。そのため、追加のアポイントが入った場合でも、どの時間帯に追加アポイントを組み込むかを悩むことがなくなります。

スケジュール機能の詳細はこちら

②車格に応じたルート探索で、無理のない運転環境を提供

「COCCHi 法人契約」なら、アプリ内に車種情報を登録することで、車格(車幅・車高・車重)による通行規制をあらかじめ考慮し、通行困難な道を回避したルートを探索します。その上で、”最短”、”最安”に加え、”広い道”というルートも提案するので、ドライバーのニーズに応じてルートを選ぶことができます。大きなワゴンタイプやトラックなど、道幅の狭い住宅街や走行しにくい道路などを利用する際に特に安心感を得られます。

また、安全な訪問ルートによって事故のリスクが大幅に軽減されるのはもちろん、最適なルートが自動的に探索できるようになります。「COCCHi 法人契約」で訪問ルートを最適化できれば、従来発生していた「担当者ごとの訪問効率のばらつき」も軽減され、企業全体の業務効率化と生産性の向上が期待できるでしょう。

③音声ナビとリアルタイム渋滞情報を加味したルート案内でスムーズな移動を実現

「COCCHi 法人契約」に搭載されている音声案内は「助手席目線での案内」であることが大きな特徴です。

例えば『2つ先の信号を左です』といった具合に、ドライバーから見えている信号や踏切などを目印にきめ細かな「助手席目線での案内」をおこなうので、まるで実際に助手席に座っている人から指示を受けているような、最適なタイミングでの案内を受けられます。
初めて訪れる場所や不慣れなエリアでも安心して運転が可能なことから、ドライバーがナビ画面を注視せずに済み、脇見運転や焦り運転を抑止できます。

また、リアルタイムの渋滞情報を考慮したルート探索も可能です。渋滞情報に応じたルート変更ができるため、「道が混んでいて遅れそう」といった不安を軽減し、より安心でスムーズな訪問業務が実現できるでしょう。

ルート案内・音声案内など
ナビゲーション機能の詳細はこちら

まとめ:「訪問スケジュールの最適化が、業務効率と取引先の信頼向上につながる」

社用車による訪問業務では、決して交通違反や事故を起こさず、さらに、効率的かつ高い生産性を担保しなければなりません。このように訪問業務は、安全と効率の両立が求められる気が抜けない業務といえます。
この両立を、人間の手作業や経験値頼りで全て最適化するのは困難であるため、これをサポートするソリューションの導入は必須といえます。

「COCCHi 法人契約」は、単なるカーナビアプリではなく、営業・フィールドサービス業務の効率を最大化するサービスです。高度なナビゲーション機能とスケジュール管理機能を活用することで、無駄な移動時間を削減し、訪問スケジュールと訪問ルートを最適化できます。
遅刻を防ぐことで取引先の信頼を維持しつつ、安全で快適な移動環境を提供し、さらには業務効率化と生産性向上を目指す。これが、「COCCHi 法人契約」です。

”訪問業務の煩雑なスケジューリング作業に困っている”、”業務効率化と生産性向上を目指したい”、”社用車運転時のトラブルを減らし、無事故・無違反を実現したい”、このようなご要望をお持ちの企業さまは、ぜひ「COCCHi 法人契約」の導入をご検討ください。

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