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RAKU NAVI Inside Story RAKU NAVI Inside Story
第1回 だれにでも使いやすく、という難問に挑んだ「カンタン操作」 第2回 必要な情報を的確にドライバーに届けるために進化した「カーナビ性能」 第3回 操作性と機能美を兼ね備えたクールでモダンな「デザイン」 第4回 多彩な「AVエンタテインメント」機能と先進の「情報ネットワーク」。
  第1回 だれにでも使いやすく、という難問に挑んだ「カンタン操作」  
   
 
使いやすさの飽くなき追求で、さらにパワーアップして 生まれ変わった「楽ナビ」。そのカンタンにかける、開発者の思いを聞いた。
 
   
  Q 今年の「楽ナビ」のコンセプトは?  
   
 
佐藤 「楽ナビ」はなによりもまず、より多くの人にカーライフをより豊かにしていただくためにある、というのが開発のコンセプトでした。幅広い人にカーナビを楽しんでいただくには、直感的なわかりやすさや使いやすさがなくてはならない。これは、従来の楽ナビにも共通したテーマでしたが、それをさらに洗練させ磨きをかけ、進化させることが、今回の楽ナビの最大の課題でした。
 
  Q 特長を具体的に言いますと  
     
 
佐藤 威 佐藤今年の「楽ナビ」の追求したものは、主に次の三つに集約されます。
一つ目は、見やすさ使いやすさの向上です。運転中は一瞬しかナビ画面を見ることができませんよね。そのために、見やすくかつ必要な情報を瞬時に読み取れる地図表示、画面サイズの大型化、そして操作レスポンスの向上を実現しました。
二つ目は、ナビ基本機能・性能の向上です。みなさん、ナビを使うのは目的地にスムーズに行きたいからでしょう。それがナビの本質であり、今回その点を原点から見直しました。その結果、位置精度など基本性能だけでなく、渋滞対応力も格段に向上させることができました。
三つ目は、車室内をより楽しくするものに欠かせない、AV機能の向上です。さまざまなメディア・ソースに対応し、エンタテインメント性をさらに高めました。
7.0型モニターのフラットな装着感
▲7.0型モニターのフラットな装着感
種沢カーナビは基本的に目で見て使うものですから、視認性がとても大切なんですね。それに「楽ナビ」は幅広い層のお客様を想定した商品ですから、若いかたも中高年のかたも使われると考えられるわけです。それには、表示が大きいということも使いやすさの大切なポイント、ということで、モニター画面も大きくしようということになりました。そこでダッシュ部に格納される2D一体型のモニターを7.0型にまで大きくしました。(※)
もちろんダッシュ部にはサイズ的制約があり、モニター画面を大きくするとなると、必然的にモニター画面を取り囲むグリル部分が少なくなってしまいますよね。しかしキー操作はしやすく、デザイン的にスマートなものでなくてはならない。さらにはインテリア性を考えて、ダッシュ部にすっきりとフラットに収まるものにしたい。このコンセプト実現のために、試行錯誤を何度も繰り返しました。結果として満足できるものとなりましたが、デザインや設計担当にはかなり無理を言ってやってもらいました。
※ AVIC-HRZ09K/HRZ09/HRZ08
 
   
  Q HDDモデルのラインアップも「使いやすさ」を追求するための導入だったのでしょうか?  
     
 
佐藤そうです。家でAV機器を操作するのとは違い、クルマでは運転をしながら、瞬時にナビを操作する必要があります。使いやすさをつきつめると、やはり、反応が早いというのはたいへん重要になってきます。そこで快適な操作性を実現するためには、ハードディスク(HDD)がより良いということになったのです。HDD化が先にあったわけではありません。HDD化によってさらに、CD楽曲を「楽ナビ」本体に収録できる「ミュージックサーバー」機能も搭載でき、AV機能をより向上させることができました。多彩な機能をよりカンタンに使いこなすためには、ごく自然な流れでした。
「ターゲットマップ」(施設重視モード)の表記例
▲「ターゲットマップ」(施設重視モード)の表記例
       
小林 悟朗 小林しかし、「カンタン」に使えるっていうのは、実際はこれ以上に難しいこともないんですよ(笑)。たとえば地図ひとつとっても、さまざまなニーズを織り込んでいくうちに、情報量がどんどん増えていったんです。しかし、地図はドライバーに瞬時に理解されなくてはならない。本当に見やすい地図とは、「必要十分な情報が、わかりやすく表示されている」ものなんです。そこで、情報は多ければ多いほどよいわけではなく、さまざまな状況の中で必要な情報は異なるはず、という前提に立って、何を表示し、何を省くか、表示する項目はそれをどのように見せたらいいのか、を検討していったのです。今年の「楽ナビ」で導入した、4つの目的別に地図表示が選べる、「ターゲットマップ」はこうした「カンタン」を追求する中で生まれた新機能だと言えると思います。
「カンタン」の追求には、さまざまな知恵と技術が必要だった、というのが今の実感ですね。
 
   
  Q まさに「カンタンこそ、先進。」ということですね?  
     
 
種沢 成治 種沢ええ、実はそのことで私なりにこだわったことがありまして。新しい「楽ナビ」の「使いやすさ」「カンタン」のシンボルが、「お出かけ」キーなんです。この「お出かけ」キーをポンと押すことでドライブへのナビゲートがはじまります。「お出かけ」メニューが開き、目的地の入力・検索が「カンタン」にでき、ドライブに出発できる。その「カンタン」のシンボルとして感じていただきたくて、ちょっとしたセレモニー的要素を入れたんです。電源をオンにすると、「お出かけ」キーがゆっくり3回点滅するんですが、快適なドライブのはじまりを彩るシンボルとしての願いをそこに込めてみました。
「お出かけ」キーの点滅
▲「お出かけ」キーが点滅
  (画像はイメージです)
 
   
  Q 「カンタン」へのこだわりはほかにもたくさんありそうですね?  
     
 
「お出かけ」メニュー画面
▲「お出かけ」メニュー画面
小林はい。まず、ナビとAVのメニュー画面を、誰にでもわかりやすくて押しやすい大型アイコンで構成しています。次にタッチパネルのキーレイアウトも操作性に大きく関係するので、この部分にはかなり気を使いました。タッチキーの位置の固定化を図ったというのもそのひとつで、表示が切り替わるたびに、タッチキーの位置が変わってしまうと、瞬時に判断して操作しなくてはならないドライバーは混乱してしまいます。そこで、いつも同じ位置に同じキーがあるようにしました。この場合、いつも同じ位置に同じキーを置くために、地図の大切な情報が隠れないようにデザインを配慮しました。また、タッチキーの表示をカンタンにON/OFFできるようにもしています。
   
 

佐藤また、タッチパネル上の「タッチキー」とグリル部の「ハードキー」の役割と配置も見直しました。タッチキーとは違い、ハードキーは常にそこにあるわけですから、いつでも操作できるという観点から、使用頻度の高いキーだけをハードキーとして置くことにしました。ナビゲーションをスタートさせる「お出かけ」キーなど頻繁に使うものに絞り込み、モニター下部の画面を横切ることなく操作できる位置に配置しました。
今回、タッチキー、ハードキーを含め、インターフェースをきめ細かく見直したことで、「楽ナビ」がこれまで培ってきた「使いやすさ」「カンタン操作」を、さらに多くのお客様に実感していただけると思っております。

 
   
キーレイアウト
▲キーレイアウト
(上段枠内:   画面上のタッチキーのレイアウトは画面が変化しても常に同じ位置にあります。
下段枠内:   グリル部分のハードキーは、中央の「お出かけ」キーをはじめとして、使用頻度の高いものを配置 )

モニターグリル
▲モニターグリル
 
   
  ありがとうございました。次回は「カーナビ機能」について伺います。  
 
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