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使いやすさの飽くなき追求で、さらにパワーアップして
生まれ変わった「楽ナビ」。そのカンタンにかける、開発者の思いを聞いた。 |
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「楽ナビ」はなによりもまず、より多くの人にカーライフをより豊かにしていただくためにある、というのが開発のコンセプトでした。幅広い人にカーナビを楽しんでいただくには、直感的なわかりやすさや使いやすさがなくてはならない。これは、従来の楽ナビにも共通したテーマでしたが、それをさらに洗練させ磨きをかけ、進化させることが、今回の楽ナビの最大の課題でした。 |
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今年の「楽ナビ」の追求したものは、主に次の三つに集約されます。
一つ目は、見やすさ使いやすさの向上です。運転中は一瞬しかナビ画面を見ることができませんよね。そのために、見やすくかつ必要な情報を瞬時に読み取れる地図表示、画面サイズの大型化、そして操作レスポンスの向上を実現しました。
二つ目は、ナビ基本機能・性能の向上です。みなさん、ナビを使うのは目的地にスムーズに行きたいからでしょう。それがナビの本質であり、今回その点を原点から見直しました。その結果、位置精度など基本性能だけでなく、渋滞対応力も格段に向上させることができました。
三つ目は、車室内をより楽しくするものに欠かせない、AV機能の向上です。さまざまなメディア・ソースに対応し、エンタテインメント性をさらに高めました。
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▲7.0型モニターのフラットな装着感
カーナビは基本的に目で見て使うものですから、視認性がとても大切なんですね。それに「楽ナビ」は幅広い層のお客様を想定した商品ですから、若いかたも中高年のかたも使われると考えられるわけです。それには、表示が大きいということも使いやすさの大切なポイント、ということで、モニター画面も大きくしようということになりました。そこでダッシュ部に格納される2D一体型のモニターを7.0型にまで大きくしました。(※)
もちろんダッシュ部にはサイズ的制約があり、モニター画面を大きくするとなると、必然的にモニター画面を取り囲むグリル部分が少なくなってしまいますよね。しかしキー操作はしやすく、デザイン的にスマートなものでなくてはならない。さらにはインテリア性を考えて、ダッシュ部にすっきりとフラットに収まるものにしたい。このコンセプト実現のために、試行錯誤を何度も繰り返しました。結果として満足できるものとなりましたが、デザインや設計担当にはかなり無理を言ってやってもらいました。
※ AVIC-HRZ09K/HRZ09/HRZ08 |
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そうです。家でAV機器を操作するのとは違い、クルマでは運転をしながら、瞬時にナビを操作する必要があります。使いやすさをつきつめると、やはり、反応が早いというのはたいへん重要になってきます。そこで快適な操作性を実現するためには、ハードディスク(HDD)がより良いということになったのです。HDD化が先にあったわけではありません。HDD化によってさらに、CD楽曲を「楽ナビ」本体に収録できる「ミュージックサーバー」機能も搭載でき、AV機能をより向上させることができました。多彩な機能をよりカンタンに使いこなすためには、ごく自然な流れでした。
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▲「ターゲットマップ」(施設重視モード)の表記例 |
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しかし、「カンタン」に使えるっていうのは、実際はこれ以上に難しいこともないんですよ(笑)。たとえば地図ひとつとっても、さまざまなニーズを織り込んでいくうちに、情報量がどんどん増えていったんです。しかし、地図はドライバーに瞬時に理解されなくてはならない。本当に見やすい地図とは、「必要十分な情報が、わかりやすく表示されている」ものなんです。そこで、情報は多ければ多いほどよいわけではなく、さまざまな状況の中で必要な情報は異なるはず、という前提に立って、何を表示し、何を省くか、表示する項目はそれをどのように見せたらいいのか、を検討していったのです。今年の「楽ナビ」で導入した、4つの目的別に地図表示が選べる、「ターゲットマップ」はこうした「カンタン」を追求する中で生まれた新機能だと言えると思います。
「カンタン」の追求には、さまざまな知恵と技術が必要だった、というのが今の実感ですね。
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ええ、実はそのことで私なりにこだわったことがありまして。新しい「楽ナビ」の「使いやすさ」「カンタン」のシンボルが、「お出かけ」キーなんです。この「お出かけ」キーをポンと押すことでドライブへのナビゲートがはじまります。「お出かけ」メニューが開き、目的地の入力・検索が「カンタン」にでき、ドライブに出発できる。その「カンタン」のシンボルとして感じていただきたくて、ちょっとしたセレモニー的要素を入れたんです。電源をオンにすると、「お出かけ」キーがゆっくり3回点滅するんですが、快適なドライブのはじまりを彩るシンボルとしての願いをそこに込めてみました。
▲「お出かけ」キーが点滅
(画像はイメージです) |
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▲キーレイアウト
(上段枠内: |
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画面上のタッチキーのレイアウトは画面が変化しても常に同じ位置にあります。 |
下段枠内: |
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グリル部分のハードキーは、中央の「お出かけ」キーをはじめとして、使用頻度の高いものを配置
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▲モニターグリル |
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ありがとうございました。次回は「カーナビ機能」について伺います。 |
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