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収集したデータをパイオニア管理のクラウドサーバへ配信します。

配信条件

ユーザーアプリケーションでは、activateの引数にて、以下の配信条件のみが設定可能です。

  • 配信先URL
  • 配信周期
  • 配信データ種別 ( 参照:Table.4.3.1 )


配信データ種別→

配信する収集データ↓
SENSOR
_INFO
NAVI
_INFO
ROUTE
_ACTION
_LOG
VEHICLE
_INFO
LOCATION
_INFO
GNSS
_INFO
HW
_SENSOR
_INFO
ACTIVITY
_INFO
naviInfo配信する
routeActionLog配信する
vehicleInfo配信する
Fused Location配信する配信する
Gnss配信する配信する
Sensor
(加速度・ジャイロ)
配信する配信する
Activity配信する配信する
Table.4.3.1 - 配信データ種別と配信する外部・内部データ



配信データ量

配信するデータと配信サイズの目安を以下に示します。

データ名配信サイズの目安
(Byte/分)
通信量算出の想定
(配信周期60秒)
備考
GNSS12907データ発生1秒ごとAndroidのみ
FusedLocation9113データ発生1秒ごと
Sensor(加速度・ジャイロ)10589データ発生1秒ごと
Activity7080データ発生1秒ごと
NaviInfo34072データ受領1秒ごと
RouteActionLog61データ受領 10回/日ナビルート操作により増減
VehicleInfo4データ受領 2回/日
Table.4.3.2 - 配信するデータ量と配信サイズ


目安通信量
1分間当たり約18.2KByte
1か月当たり約32MByte

※ 1か月の想定:1日80分間利用。1か月の走行日数22日間。

Table.4.3.3 - 時間当たりの通信量の目安


配信動作

配信周期の設定範囲は、1秒間~10分間です。( デフォルトは60秒間 )

SDK内部の配信動作は以下の設定 ( Table.4.3.4 ) に基づき動作します。

配信時のリトライに関する項目説明、値
Httpコネクトタイムアウト10秒
Readタイムアウト10秒
Writeタイムアウト10秒
配信成功基準レスポンスのステータスコードが200番台である
配信失敗時リトライ回数2回
リトライ超過時の動作[iOS] 次回のタイミングで配信する。(ただし、各データの蓄積可能時間内に限る)
[Android] データ破棄。

※本リトライ処理は、端末動作のためのものであり、クラウドの動作不具合を考慮したものではありません。

Table.4.3.4 - 配信動作の設定

配信データの配信先

配信データは、パイオニア管理のクラウドサーバへ配信します。

具体的にはAmazon AWSクラウドで、Amazon S3の任意のフォルダです。以下の例を参照してください。

  • 保存先のパス(S3 URI)

    s3://pia-stg-situationawareness-lbs-archive/tmp/archive/company_id=PEC/version=0_0_0/year=yyyy/month=mm/day=dd/

    ※yyyy/mm/dd はそれぞれ 年/月/日

  • 保存形式

    parquet

  • データ形式

    JSON

配信データの一時保存

配信に失敗した際にデータを保証するため、収集したデータを一時的に蓄積しています。

SDK内のデータ蓄積にはRingBuffer構造を用いています。

各データごとの、バッファ個数、サンプリング時間、蓄積可能時間は下記 ( Table.4.3.5 ) を参照してください。

データRingBuffer個数サンプリング周期蓄積可能時間
GNSS (Androidのみ)12001[s]1200[s]
Fused Location12001[s]1200[s]
Sensor
(Accelerometer,Gyroscope)
12001[s]1200[s]
Activity12001[s]※1200[s]
NaviInfo100アプリから受領---
RouteActionLog100アプリから受領---
VehicleInfo1アプリから受領---

※ Androidの場合は、Activityが変化した時にのみデータを収集します。このためサンプリング周期は1[s]とはなりません。

Table.4.3.5 - 各データのRingBuffer個数/サンプリング周期/蓄積可能時間