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世界初、Ultra HD Blu-rayドライブを開発、初世代から完成度を極める 極限を目指したBDR-S11J-X開発にかけた想い。

より完璧なCD-AUDIO再生をご提供すべく、ピュアリードがさらに進化

PCでAUDIOを楽しむ時に、CDから正しい音を取り出す手段として、多くのお客様にご利用いただいているPure Read機能。最初に導入したPure Read、そのアルゴリズムを進化させたPure Read2、それに加え、設定値をドライブに記憶、保持できる+機能が追加されたPure Read+、Pure Read2+へ、さらに、性能の向上とともに、リアルタイム再生時でも動作するように進化したPure Read3、Pure Read3+へ進化いたしました。

今回、新たに、複数のアルゴリズムを高度に組み合わせ、さらに処理単位を100倍以上細分化したことで、大きく原音再生性能を向上させたPure Read4+を開発いたしました。

尚、Pure Readの原理や開発についてはこちらの記事をご覧ください。
//jpn.pioneer/ja/pcperipherals/dvdrrw/story/index_17.html

より完璧なCD-AUDIO再生をご提供すべく、ピュアリードがさらに進化

PCでAUDIOを本格的に楽しむために、正しくCDのデータを読み出したい

CD-AUDIOをリッピングした後、リッピングした音データがCDに入っている音と同じか、 あるいは、知らないうちにデータ補間が入ってしまい、元の音と違うのかを確認することは厳密にはできません。複数回リッピングを行い、データを比較する方法では、毎回のリッピング時にドライブが毎回同じ場所で補間を入れてしまうと検出は難しくなります。

結局、元の音と違うかどうかを知らせてくれるのはPure Read機能を搭載したドライブのみ。パイオニアのPure Read搭載ドライブでパーフェクトモードをお選び頂き、無事リッピングできていれば、音データは元の音だと担保できます。尚、パーフェクトモードでは、データ補間がどうしても必要な場合はディスクからの読み出しを中止いたします。ですので、原音再生にこだわる方はパーフェクトモードでのリッピングを推奨いたします。

さらに進化したPureRead4+

従来のピュアリードでは、複数の読み取りアルゴリズムを持っていても、 同時に動作するのはその内の一つだけでした。 Pure Read4+では、ディクスの状況に応じて、複数の読み取りアルゴリズムが、お互いに助け合いながら動作することで、傷・指紋・そり・偏芯等や製造不良などによる、読み取りエラーを起こさず正しく読み出すよう、ドライブが頑張ります。また、処理単位を100倍以上細分化することで、より詳細に読み取りパラメーターの最適化を行えるように進化させました。

大きく性能を向上させたPure Read4+搭載ドライブをご検討いたただければ幸いです。

開発で苦労した点

●読みにくいオーディオディスクほどPure Read4による訂正は時間がかかり、最終的にすべてを訂正しきるのに数十秒かかることもあります。しかし、PC側は数十秒も待ってくれず、数秒以内にオーディオデータを返さないといけません。このため、Pure Read4の仕組みを短い時間で最大限動作させるようにすることに試行錯誤しました。
余談:ドライブのマイコンがPC用のCPUのような高性能なものだったら 訂正にこんなに時間はかかりません。

●Pure Read4の訂正は内部的には1回で数msec(実測の最大値は29msec)かかり、それを繰り返し動作させています。しかし、Pure Read4による訂正中はディスクが回転しているため、訂正と並行してピックアップ等も制御する必要があり、その仕組みを入れるのに苦労しました。

PureRead4の仕組み概要

●ドライブはディスクをリードするための設定値を複数保持しています。(例)ディスクから読み取った信号のうち周波数の高い信号をどのくらいブーストするか等
●Pure Read3までは1回のリードでいずれか1つの設定値しか使わずにエラー訂正を行っていました。
●Pure Read4では1回のリードで複数の設定値を同時に使ってエラー訂正を行うようにしました。ディスクの非常に読みにくい場所を読むときはすべての設定を同時に使用することで著しいリード性能の向上を実現しました。
●人でたとえると、傷んで読みにくくなった手紙を解読のプロが互いに協力しないで1人ずつ解読にチャレンジするのがPure Read3までの仕組みです。複数の解読のプロが同時に協力し合って解読にチャレンジするのがPure Read4です。

Pure Read3と4の比較

Pure Read3の場合
Pure Read3の場合

Pure Read4の場合
Pure Read4の場合

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