完成の域に達しているといわれて久しい、パイオニア BDドライブ。お客様からのご要望を伺いつつ、新製品を開発し続けてきました。
この度、4K映像、HDR等に対応した新たなBDフォーマット、Ultra HD Blu-rayが登場。パイオニアでもいち早く対応するべく、開発を続けてきました。新たなフォーマットを採用した最初の世代のドライブというのは、その後のフォーマットの成否を左右する重要な製品となります。お客様の期待を裏切らないよう、いつもにも増して完成度を高めるよう細心の注意を払い開発を進めました。
開発目標の方向性として、二方向を掲げました。一つは、もちろんUltra HD Blu-rayの良さを安定して引き出せる完成度の高さをご提供すること。こだわりのモデルから、お買い得モデル、さらにはポータブルモデルまで、Ultra HD Blu-rayのラインアップを早期に完成させることを目指しました。 もう一つは、これまでに培った、光ディスクドライブとしての各種機能や基本性能の維持発展、さらにCDリッピングに便利なピュアリードに新機能も盛り込むことです。
これらの目標に向かって、パイオニアがこれまでに蓄積したノウハウを総動員して、新規フォーマットの立ち上げにふさわしいモデルにするべく、一致団結して開発に注力しました。
Ultra HD Blu-ray対応のドライブ開発として、まず最初に満足しなければならないのは、新しい規格に対応するということ。パイオニアの社名同様、常に一歩先を行く開発を追求する文化を生かし、関連部品メーカーとともに、しっかりと時間をかけて着実に開発しました。その結果、初世代から高い完成度をもった設計ができたと思っています。パイオニアのドライブが今後のUltra HD Blu-rayの標準ドライブとして幅広く影響を与えることも想定し、Ultra HD Blu-ray規格の発展を支えるためにも、特に力を入れましたので、ぜひお使いいただきたいと思っています。
今回は、当初より、社内でスーパーアドバンスと呼ばれる、機能、防振、防塵、動作音など全てにハイエンドのBDR-S11J-X、アドバンスと呼ばれるPC用としての高性能を中心に盛り込んだBDR-S11J-BKを、ほぼ同時期に立ち上げることができました。さらに、ポータブルやOEM用のスリム系のUltra HD Blu-rayドライブも並行して開発を進めたので、とても活気に満ちた開発となりました。
ハーフハイトの兄弟機種間の違いをまとめると、以下のようになりますので、機種の違い等にお悩みの場合は、参考になさってください。
BDR-S11ファミリーとして、同時に開発したドライブについて、その違いなどをご紹介します。
・BDR-S11J-X:ハイエンドで、こだわりの機能、防振防塵対策や動作品位まですべて最高
・BDR-S11J-BK:PC用としてこだわりの機能を満載、防振防塵対策も品質も万全
その他、各種用途向けのOEM仕様のドライブには色々なバリエーションがあります。 海外仕向けモデルは、対応OS、著作権保護技術の対応、その他相性問題への対処など、国内モデルとは異なっております。日本語OS対応、地デジ対応、カメラでの動画撮影映像など、未サポートの機種もありますので、海外で購入されたり、海外仕様のドライブをご使用の場合は、ご注意ください。
ここで、BDR-S11J-X BDR-S11J-BKの差を箇条書きにしてみました。
●CD-DA (CDオーディオ)ディスク品質チェック機能
●「高品位ローディングメカニズム及び防振塗装」
●「外装特殊防振放熱塗装」
●ばらつきのあるBD-Rディスクでも、記録の安定性をさらに向上させ るBD最適倍記録機能
●サポートされていないBD記録メディアでも、ドライブが自動的に最適な記録ストラテジーを予測する最適記録ストラテジー予測アルゴリズム
●Blu-ray 3D対応の静音モード
●「PowerRead」をはじめ、パイオニアのオーディオコンポーネント製品で実績のある独自のハニカム構、BD対応の静音トレイや、ディスクの回転で起きる風の流れを制御することで騒音の発生を抑え、 ディスクの高回転や長時間回転中に発生するピックアップ部やディスク表面の局部的な温度上昇を制御します。さらに、防塵・防音パッドの位置の調整や、専用フロントベゼルのさらなる密閉化など細部にわたり静音化を追求。徹底した静音設計により、動作音(騒音)の低減を実現。長期に渡って安心してご使用いただけます。
●「ディスクステイタス機能」
●「ドライブステイタス機能」
●「ビデオ&オーディオモード」
●「スタイリッシュ防塵・静音フロントベゼル」採用
●「アドバンスハニカム放熱静音ケース」
●その他、記録面重視モード、CLV記録モードをはじめ、ご好評を頂いてきたBDR-S09Jに搭載している機能は継続して採用されています。
●Ultra HD Blu-ray対応 (世界初)
●PureRead4+
CDオーディオディスクに入った原音のデータを読み出すピュアリードが、速度パラメーターに加え、制御単位をより細分化して効果を高め、PureRead4に進化。さらに設定値のメモリー機能も搭載し、PureRead4+として新搭載。
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