
フローティングビジョンは、空中に浮かんだ実像を特殊なメガネなしで立体的に見ることができる、まったく新しい「浮遊映像表示システム」です。

フローティングビジョンは、浮遊映像を表示できるシステムです。
浮遊映像と実物体を効果的に融合させたり、新感覚のインタラクティブ浮遊映像操作を行うことができ、「箱庭的臨場感」と呼べるような新しい価値を提供します。

フローティングビジョンは空中に浮遊映像を作る技術です。
専用の3D用レンズの効果により、LCDに表示された2Dの映像を、手前の空間に浮遊映像として結像させます。
この浮遊映像は、空中で光が焦点を結ぶ実像であるため、多くの立体表示方式と比べて見やすく、専用のメガネも必要ありません。
FV-01の構造
FV-01の構成は、奥から駆動用回路、LCD、3D用レンズとなっています。
パソコンで表示した映像をUSB経由で受け取り、LCDに通常の2D(平面)映像として表示します。
3D用レンズを通すことで、表示面より4cm~5cm手前の位置に浮遊映像が表示されることになります。
FV-01では、さまざまな映像を簡単に浮遊させることができます。
特殊な3D映像の制作技術は必要なく、通常の2D映像と同じようにコンテンツを作成すれば、浮遊映像として使えます。
その時、浮遊させたいキャラクター以外の背景を均一(黒色が効果的)にします。
さらに、陰影やパースなどの工夫を施すことで心理的立体効果が得られ、より立体的に感じる映像表現ができます。

※表示位置を表現したものです。
実際には横からは見えません。
フローティングビジョンに関する技術レポート