まず最初に取り組んだのが、基本性能の向上です。これまでもご評価いただいている信頼を高めるとともに、長寿命化もあわせて実現しました。
具体的には、ディスクを最初に読み取るときに、従来は不良ディスクと判定して再生を行わなかったディスクも、ある程度読めるようになる新機能を追加。再生時の寿命が約2倍に向上。さらに、従来内周で確認したディスク特性をもとに、書き込み状況を常に確認しながら最適記録を目指していた独自のアルゴリズムに加え、内周、外周の数か所でディスク特性を瞬時に再取得。必要に応じてディスク特性を場所により再設定・再調整する機能を追加しました。これにより、16倍速で記録する時のサーボの安定性が飛躍的に向上し、従来はディスクの反りなどにより、外周部で書き込み品質を維持するために、記録速度を低くせざるを得なかったディスクでも16倍のまま記録できるケースが多くなりました。
ローディング機構も改善を行い、ディスクトレー開閉動作の信頼性をさらに向上させることによって、今まで以上により長くドライブをお使いいただけるようにしています。
ドライブの各種機能を設定するときに、ドライブからお客様の用途にあわせた設定をご提案する機能をユーティリティーに追加しました(「おまかせ設定」機能)。これにより、ドライブの機能がより使いやすくなることをめざしています。それ以外にも、こまかなところの見直しをしたり、一部部品の変更など、現在考えられる対策はやり尽しました。
これからも、BDドライブの開発はまだまだ続きます、開発メンバー一同、パイオニアBDドライブを皆様にお試しいただけるとうれしいです。
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