どんなに高度なナビ機能でも、自車位置が正確でなければ台無しです。カロッツェリアは自車位置がズレやすい様々な環境でも瞬時に補正する、先進技術とノウハウを駆使。独自の「IQ高精度」を実現しています。
旋回や傾斜が多く、GPS電波が届きにくい立体駐車場や地下駐車場は、自車位置を正確に表示することが非常に困難な環境だと言えます。楽ナビは長年に渡って培ってきた感度補正のテクノロジーにより、駐車場マップが収録されていなくても、日本全国のありとあらゆる場所において、正確な自車位置表示が可能です。
- ※傾斜旋回補正は全国どこにいても機能します。
カーナビの位置精度が低下する原因のひとつに、道路以外の場所を正確に認識できないことが挙げられます。その問題を解決するために開発されたロジック「マルチフィールドマップマッチング」は、車両の旋回や速度変化などを速やかに考慮し、道路から外れたことを認識。自車位置を正確に地図上に表示します。
本線が平行している側道など、判別の難しい場所でも滑らかに地図上の道をトレースします。また、カーブ走行時や分岐などでも常に高精度を保ちます。
複雑な交差点でも、タイミングを逃さずに曲がるべき交差点へ正確に誘導します。
10mスケールのような詳細な地図においてもその実力を発揮。入り組んだ道であっても正確に自車位置をトレースします。
パイオニアは受信環境に左右されない測位性能の確保を実現するための車載用位置フィルタのアルゴリズムを、10年以上に渡って研究、開発。楽ナビには、こうして生み出された各種センサーが内蔵されています。
表示更新の間隔が短ければ短いほど、進行するクルマのリアルタイムな動きまで表すことができます。楽ナビは走行中も、1秒間に10回というスピードで自車位置の測位を実施。カーブ走行時や誤認識しやすい分岐などでも自車位置が滑らかに地図上の道をたどります。
同時に12個の衛星から測位電波を高感度で受信することで、測位確率と位置精度を向上させています。
小型の「GPSアンテナ」は、受信感度が低下する車室内や雨風にさらされるルーフ上など、様々な取付けに対応しながら、高性能・高感度を保持します。
カロッツェリアが独自に開発した「傾斜型ジャイロセンサー」と「傾斜型Gセンサー」を搭載。立体駐車場に入るスロープはもちろん、立体交差や道路のわずかな傾斜でも、傾斜角や高低差を自動的に検出し、前後方向の位置誤差を補正します。さらに、あらかじめ検出軸を傾けた状態に形成することで、上向き最大40度までの様々な車種のコンソールの傾きに対応します。
実際の車両とカーナビが描画している自車位置には、わずかな前後の距離誤差が発生する場合があります。楽ナビはその誤差を徹底的に排除するため、独自のテクノロジーを採用しています。
様々な情報を基にした複雑な内部処理を行うため、自車位置の特定には約1秒間の表示遅延を要します。楽ナビはこの遅れを補正するため、あらかじめ描画時点の位置を表示。しかも単に前方へ進めるのではなく、車速に応じて補正距離を計算し、画面描画するタイミングにあわせた自車位置を表示します。
カーブした道路を走行する場合、複数車線の内側と外側、右カーブと左カーブなどによって、同じ道路を走行していても走行距離に差が発生します。楽ナビはGPSセンサー情報を固定的に使用するのではなく、環境に応じて変化する情報の精度に応じて使い分けて活用。内回り／外回りをする運転の癖も学習し、積み重なると大きなズレに発展する僅かな誤差も逃さず補正します。
カーナビは、タイヤの回転数を基に検出される車速パルス信号を活用するため、タイヤ外径のわずかな変化でさえ自車位置の表示に影響を与えてしまいます。楽ナビはタイヤの微細な変化や、夏/冬のタイヤ交換時、チェーン装着時の形状の違いまで自動的に感知し、距離の学習値を速やかに補正します。
カロッツェリアでは幹線道路から細街路まで、あらゆる道路の正確な地図表示に加え、並走する高速道路と一般道路の傾斜など、自車位置精度に影響する地図データを積極的に整備しています。
HDDに収録したカーナビの基本となる地図データは、累計約200万kmにもおよぶ現地調査でしかわからないリアルで詳細な情報を反映して作成。高速道路や主要な国道の傾斜データまでも収録し、並走した道路や側道でも的確に案内します。
カーナビを使用する環境、車種や使用状況は多岐に渡り、あらゆる条件に対応しなければ高い自車位置精度を保ち続けることはできません。楽ナビには、カーナビの取付位置やタイヤの変化などを、過去の学習値から自動的に判断して補正する独自の技術を搭載しています。
楽ナビは精度誤差の算出補正の要である3Dハイブリッドセンサーを常に監視し、学習補正を促すことで、高い自車位置精度を保ち続けることを可能にしています。
ドライバーの操作性に配慮し、コンソールが大きく左右を向いた車種でも、進行方向にまっすぐ取付けた場合と同じように正確な自車位置が認識できるよう補正。左右いずれかのカーブ走行時のみ極端に発生する誤差を徹底的に排除します。また車種によって異なる様々なコンソールの傾斜にも対応。取付時に角度設定することなく、最大40度まで自動的に正確な角度補正を行います。
カーナビの位置精度に影響を与える要因は多岐に渡ります。例えば、真冬の極寒から炎天下の猛暑まで大きく変化する車室内温度により、常温での使用だけでは想定できない部品特性の変化が微妙な誤差を生み出します。また特定の車両で発生する不規則な車速パルス信号により、単純な信号処理だけでは正確な移動距離は計れません。こういった様々な状況を想定し、より高い自車位置精度を保つことを目指し、あらゆるパーツの選定、独自のテクノロジー開発に日々取組み続けています。