通信を利用して現時点の交通状況を正確に把握できる「スマートループ渋滞情報」や、あらかじめ楽ナビに収録された時間経過に伴う交通状況の変化を予測できる「渋滞予測データ」を統合的かつ最適に活用することで、より正確な所要時間を算出しています。 リアルタイムな渋滞情報を取得[ スマートループ渋滞情報 ]携帯電話や通信モジュールを介して、楽ナビをはじめとしたカロッツェリアカーナビのユーザーから寄せられるそれぞれのクルマの走行履歴データ。 VICS渋滞情報の約5倍(約33万km)の区間にもおよぶこの情報は、VICS渋滞情報とともに統合・最適化され、「スマートループ渋滞情報」として再び利用者に還元されます。従来のカーナビでは成し得なかった広範囲かつ正確な所要時間を把握できる「スマートループ渋滞情報」により最適なルートを選び出し、ガソリンの無駄使いをなくすエコドライブを実現します。 ※スマートループ渋滞情報などスマートループ プローブ情報システムで提供される情報は、お客様からアップロードされた情報を基に反映したものです。弊社におきましても調査を行っておりますが、完全な一致を保証するものではありません。 変化する交通量をあらかじめ予測[ 渋滞予測データ ]楽ナビの渋滞対応力は今現在の渋滞を把握できるだけではありません。あらかじめカーナビに収録された「渋滞予測データ」は、過去の膨大なVICS渋滞情報を基に、季節・曜日・大型連休・3連休・時刻を基準に統計処理。さらに「蓄積型プローブ」によりユーザーから提供されたVICSエリア外のデータも統計処理を行い統合して収録。この情報を活用することで、移動に伴う時間経過を加味して、あらかじめ変化する渋滞を予測し把握します。また、これらの「渋滞予測データ」はルート探索時に考慮されるだけでなく、日時を指定して地図上に表示、確認することもできます。 ※渋滞予測マップで確認できる情報は「渋滞」「混雑」のみです。「順調」の情報は画面上で確認することはできません。 ※渋滞予測機能の情報はインクリメントP株式会社からの提供です。 ※渋滞予測に利用した過去の道路交通情報データおよびオンデマンドVICSの道路交通情報データは、財団法人日本道路交通情報センターから提供されます。また、データ作成には、財団法人道路交通情報通信システムセンター(VICSセンター)の技術が用いられています。 多方面から渋滞にアプローチ[ 渋滞対応 ]楽ナビは通信を利用した「スマートループ渋滞情報」や、「渋滞予測データ」以外にも、様々な方法で渋滞に対応しています。 広範囲のVICS渋滞情報を確認[ VICS/FM 多重情報 ]渋滞・交通規制・工事などの情報を、高速道路や一般道を走行する車両に提供するVICS。楽ナビはVICS用FM多重チューナーを内蔵し、FMラジオの電波を利用したVICS渋滞情報の受信が可能。地図上で渋滞箇所がわかるとともに、高速道路などの状況を簡易図形表示で確認することもできます。 ▲FM VICS(レベル2)画面表示例 道路前方のVICS渋滞情報を取得[ ビーコン対応 ]別売のVICS用ビーコンユニット(「ND-B6」など)を接続すれば、道路周辺に設置された光ビーコンや電波ビーコンから提供されるVICS渋滞情報が受信可能。進行方向先の詳細な情報を地図で確認できるとともに、図形でわかりやすく表示するビーコン即時情報表示も可能です。またルート探索時やリルート時には、渋滞情報を考慮した最適なルートを案内します。 ▲ビーコン受信表示例 ※渋滞情報を考慮したルート探索を行うには、VICS用ビーコンユニット(「ND-B6」など)の接続が必要です。 道路前方のVICS情報を取得して、最適なルートを案内。
渋滞内容をすばやく確認[ 渋滞チェック機能 ]リモコンやタッチパネルの「渋滞」キーをワンタッチすれば、自車位置周辺で発生している渋滞情報を、地図、音声、文字表示で規制内容、規制理由まで確認することができます。さらにルート設定時は、ルート上に発生した渋滞の長さ、通過所要時間を、ルートに沿って自車位置に近い方から順番に最大5ヵ所まで確認できます。 ▲渋滞チェック画面確認例 目的地を設定すると、楽ナビは多数の候補ルートを内部的に割り出します。その上ですべての候補ルートに対して所要時間を把握するためのテクノロジーを活用して、目的地までの所要時間、到着時刻を正確に算出します。そして、すべての候補ルートの中から、条件に合った最適なルートを選び出します。 ※渋滞情報を考慮したルート探索を行うには、VICS用ビーコンユニット(「ND-B6」など)の接続が必要です。 ※自動車が通行できない細い道や地元の住人しか利用してはいけない道を探索する事があります。運転の際は現地の状況に従って下さい。また、探索されない細道路もあります。 ※探索されたルートは道路種別や交通規則などを考慮して、本機が求めた目的地に至る道順の一例です。必ずしも最適になるとは限りません。 渋滞情報がない道路までも所要時間を算出非常に広域な道路区間をカバーしている「スマートループ渋滞情報」。しかし、ほとんどクルマが通らない山間部の道などにおいては、渋滞データを取得することはできません。楽ナビはこの渋滞データのない道路においても、地図データや道路データに収録されている道幅や信号の有無などの様々な情報を基に所要時間を算出。日本全国すべての道路区間の所要時間を把握し、ルート探索に活用しています。 なかなか開かない踏切までも加味[ ボトルネック踏切 ]朝の通勤ラッシュ時など、なかなか開かない踏切はイライラするもの。楽ナビは特に混雑する7:00〜9:00の時間帯に踏切を通過するルートの場合、収録されているボトルネック踏切データを基に、その時点の交通量までも加味した正確な所要時間を把握してルート探索に活用します。またデータに収録されている踏切を表示し、地図上で位置を確認することもできます。 ※ボトルネック踏切とは、国土交通省によると、最も踏切による遮断時間が長いピーク時に1時間あたりの踏切の遮断時間が40分以上、または、1日あたりの踏切交通遮断量(1日あたりに踏切を通過する交通量に、1日あたりの踏切の遮断時間を乗じた値)が5万台を越える踏切を「ボトルネック踏切」と定義されています。 ※渋滞予測探索でない場合でも、探索開始時間(7:00〜9:00)を考慮します。 信号の多さや道幅の違いなどの道路特性を考慮細い道などの渋滞データの取得できない道路においては、地図データに収録された「種別」「幅」「信号機の有無」「踏切の有無」「交差点の形状」などのデータを基に所要時間を算出。「繁華街では頻繁に信号待ちに遭遇する」「商店街の狭い通りを通過するのは時間がかかる」といった、誰もが感覚的に理解していることを、正確な所要時間に置き換えて算出。またこれらを実現している地図データは、現地調査によって正確さが保ち続けられています。 ▲収録された詳細な地図データを基に所要時間を算出 通行止めや交通規制情報を考慮楽ナビに収録されている情報は単純な道路データだけではありません。時間や曜日によって異なる一方通行や進入禁止、右・左折禁止などの交通規制データを現地調査し、収録。さらに一般的に地図データからでは読み取れない支柱や柵などが障害となり、クルマでは通行できない道路を現地調査し、データに反映。正確で信頼性の高いルート探索は、長年に渡る絶え間ない調査の積み重ねにより支えられています。 ▲一方通行表示例 ▲道路が続いているが通行止めや階段になっている地点が存在 ▲現地調査で地図データとして整備された例(紫色の部分) ※ルート探索では交通規制情報を考慮して自動的にルート/音声案内が設定されますが、状況により実際の交通規制と異なる場合があります。運転の際は実際の道路標識に従ってください。 ※全国の調査対象道路はインクリメントP株式会社の基準に基づき調査したもので、すべての道路を対象としたものではありません。 |