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イタリア出身の新人ジャズシンガー、ロバータ・ガンバリーニのデビューアルバムです。女声ボーカルの細やかな情報量、LAキャピトルスタジオの空気感がもの凄く良く記録されています。再生空間のS/N(反射音の干渉のなさも含めて)が問われます。ベースの弾むような躍動感では中低域の立ち上がりや芯のあるダイナミズムが求めらます。小編成だけにボーカルや楽器のパースペクティブをいかに描くか、これは単にセンターをどこに持ってくるかといった単純な定位感の追求ではとても再現できません。演奏空間をどの程度に作り上げるかがポイントで、小さすぎても、肥大しすぎてもリアリティが出てきません。 |
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前作「KAMAKIRIAD」から実に13年ぶりのドナルド・フェイゲンの新作です。Track3「WHAT I DO」は歌詞の設定がややこしい楽曲ですがサウンド的にもユニークです。「タメ」が効いてぶんぶん唸るベース、それにキーボードの和音とが重なって、リズムはあくまでも深くズ太く横たわります。それを背景にハスキーヴォイスのフェイゲン節が飛び出してくる。ドラムのレベルは案外おさえめで、ギターも延々とソロをとるわけではないので、ベース、キーボード、ヴォーカルが主役のサウンド創りである、と聴くことができます。 |
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ラトル・ベルリンフィルが若手女流ヴァイオリニストサラ・チャンを招いて今年生誕100年を迎えるショスタコーヴィッチを録音した話題のタイトルです。曲の成立過程も反映して全体に複雑かつ陰鬱な雰囲気が支配的な曲想ですが、第4楽章の冒頭から2分30秒程度までは、リズミカルな躍動感とデモーニッシュな雰囲気に満ちています。これがどこまで克明に再現されるかが試されます。ヴァイオリンのスタッカートの音程とオーケストラの重厚さのバランスに留意して下さい。さらにフィルハーモニーホールでのライヴ録音ならではの音場全体の臨場感(プレゼンス感)がどう再現されるかもポイントになります。 |
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