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カロッツェリアトップ > 生産終了商品 > 1Dメインユニット[CD] > DEH-P930 > 音質

すべてに高音質を求めて生まれた、比類なきサウンド。 カロッツェリアが誇るハイエンド・オーディオの世界。 それは、妥協することなく音へのこだわりを貫き通し、原音に限りなく忠実な再生を実現するとともに、音にこめられた作者や演奏家たちの想いまでも伝えるというもの。     そのハイエンド・オーディオの世界をより多くの人へ、という想いから2006年に誕生したのが、「DEH-P910」。音響パーツからネジ一本の素材に到るまで、すべてを音のために検討・吟味して創り上げられたそのモデルは、高い評価を獲得しました。 そしてさらに妥協することなく原音再生力を求め、エンジニアはすべてのパーツを吟味、再検討し、2008年、ついに「DEH-P930」が誕生。 クルマの中での揺るぎない絶対的な高音質を求める想いは、さらなるステージへの到達を果たしました。   　ソースに刻まれた音のすべてを描き出すために採用された 　「バーブラウン高性能24bitアドバンストセグメント方式D/Aコンバーター」 ソースに刻まれた音のすべてを描き出すため、その要となるD/Aコンバーターには、ハイエンド・オーディオの最高峰、カロッツェリアXに採用のものとまったく同一の「バーブラウン高性能24bitアドバンストセグメント方式D/Aコンバーター」を3基独立搭載。群を抜くダイナミックレンジと低歪率を実現しています。 バーブラウン高性能24bit アドバンストセグメント方式 D/Aコンバーター   　ボリュームによる宿命的なノイズの問題を克服した「ハイボルテージボリューム回路」 ボリュームは一種の可変抵抗であり、宿命的にノイズの原因を抱えています。この課題を克服したのが、高電圧で動作させることにより、相対的にノイズの影響を排除するという新たな発想。開発された「ハイボルテージボリューム回路」は、音質劣化の概念を超えた抑制を実現しています。 ハイボルテージボリューム回路 　独自の視点で高音質を追求し採用した「ハイスピードクロック回路」 高音質追求のために、時間軸の揺らぎであるジッター成分までも徹底排除する。これはカロッツェリア ハイエンド・オーディオが切り開いた独自の視点と言っても過言ではなく、その具現化と効果は広く評価を獲得しました。「DEH-P930」では、この思想を忠実に踏襲し、独立搭載の「ハイスピードクロック回路」を採用しています。 ハイスピードクロック回路 　入力信号に忠実な音の立ち上がりを実現する 　「リニアテクノロジー社製高性能ハイスルーレートオペアンプ」 磨き抜かれた信号も、正確に増幅されなければ美しさを保てません。試聴の繰り返しにより、微弱な信号を増幅するオペアンプにはカロッツェリアXにも採用される「リニアテクノロジー社製高性能ハイスルーレートオペアンプ」を新たに採用。これまでにない高スルーレートを獲得し、圧倒的なスピード感と鋭い音の立ち上がりを実現しました。 リニアテクノロジー社製 高性能ハイスルーレートオペアンプ 　電源部の安定性に着目して採用した「大容量音響用電源コンデンサー」 原音のもつ繊細な響きまでも忠実に再現するためには、電源部への安定した電流供給は欠かせません。そこで電源コンデンサーには、試聴の繰り返しにより最適な特性と安定した電流供給を実現するフルカスタムの大容量・音響用電源コンデンサーを新たに開発・採用しました。 大容量音響用電源コンデンサー 　原音の繊細さと迫力を余すところなく再現する 　「Power MOS FET 50W×4chアンプ」 「DEH-P930」では、コンポーネントアンプ並みの低歪率とハイパワーを両立するMOS FETを搭載。広大なダイナミックレンジが要求されるデジタルソースを、透明感あふれるサウンドとして解き放ちます。 Power MOS FET内部拡大写真 　わずかな外部ノイズにもこだわり選定した「銅メッキシャーシ 」 音楽信号は微弱なため、わずかな外部ノイズでさえもその影響は無視できません。「DEH-P930」では、カロッツェリア ハイエンド・オーディオでも使用されている高品位素材「銅メッキシャーシ」を贅沢に採用。磁気誘導ノイズを徹底的に排除しています。 銅メッキシャーシ 　音へのこだわりに応える2つのOFF機能 ■ディスプレイ部が発するわずかなノイズにさえもこだわった「ディスプレイOFF機能」 ディスプレイ表示のために使用するD/Dコンバーターから発生する微少なノイズまでを、コンバーターの電源を停止することで徹底排除しています。また「ディスプレイOFF機能」作動中はレッドLEDインジケーターが点灯します。 ディスプレイOFFモード ■アンプレスモデルに匹敵する出力信号を実現する「内蔵アンプOFF機能」 外部アンプ使用時に内蔵アンプをシャットダウンすることでさらにクリーンな出力信号を実現する「内蔵アンプOFF機能」を採用しました。 　繊細なアナログ信号をありのままに伝える 「OFCケーブル」 バックアップ電源ケーブル、アースケーブル、スピーカーケーブルには伝送ロスを大幅に低減するOFC（無酸素銅）を採用しました。 　出力信号の伝送ロス低減にこだわり選定した 「金メッキRCA端子」 経年劣化に強く、繊細なアナログ信号を余すところなく伝送する、金メッキRCA端子を装備しています。 　外部ノイズの影響を抑制する 「5Vハイボルテージプリアウト」 3系統装備しているRCA出力端子には、「5Vハイボルテージプリアウト」を採用。外部アンプを用いた本格的システムに発展する際の伝送ノイズを低減します。 　わずかなノイズの排除にまでこだわり抜いた基板設計 基板においても電源ラインはノイズの発生源となり、音声信号にわずかながらも影響をおよぼします。「DEH-P930」ではオーディオ系のグランド信号を独立することで、微細なノイズまでも徹底排除しています。さらに信号同士の隣接や鋭角を避けたパターン設計を行う等、細部に到るまで惜しみないこだわりが注ぎ込まれています。 「DEH-P930」に採用された、ブルー基板の拡大図 　チャンネルごとの特性のわずかな差にも着目したパターンレイアウト 同じパーツを用い同じ回路設計を行っても、実装段階でレイアウトが異なれば電気的条件が一致せず特性はわずかながら乱れてしまいます。そのわずかな差にも着目し、パーツの配置はもちろん信号ラインのパターンや長さ等、あらゆる条件を統一。チャンネルごとの音の特性を正確に一致させています。 「DEH-P930」の回路パターン例 　限りなく原音を追い求める、カロッツェリア独自の高音質設計コンセプト 　「デジタルハイビットチューン」 限りなく原音に忠実に、その美しさを最大限に引き出すため、記録された音楽信号をありのままに読み取り、劣化することなく伝送・処理すること。すべての高音質の基本となるこの思想を実現するのが「デジタルハイビットチューン」。カロッツェリアの高音質を支える独自の設計コンセプトです。 　音楽のデジタル信号をそのまま伝え、音質の劣化を防ぐ「CDデジタルダイレクト伝送」 音楽信号（＝原音）を、極めて正確に再現するための設計コンセプト「デジタルハイビットチューン」に基づき、読み取ったCDの音楽信号に対し一切のアナログ変換を行わずデジタルのままDSP部へ伝送。CDの原音を純粋なままにリスナーへと届けます。WMA/MP3/AAC/WAVが記録されたCD-R等にも対応しています。 　走行中のロードノイズを克服し、快適な聴き心地を保つ 　「f特補正型リアルタイムASL」 クルマという環境でカーオーディオを高音質で聴くには、様々な課題があります。スピードや路面の変化など、走行状況に伴い発生するロードノイズもそのひとつ。このノイズは刻々と変化しつづけるため、一時的なボリューム操作やイコライザー調整では対応できません。「f特補正型リアルタイムASL」は、それを克服するためのテクノロジー。走行中に生じるロードノイズ等の影響をリアルタイムで解析し、音量はもちろん、専用イコライザーにより音質までも自動補正。快適な聴き心地を保ちます。 基板上の専用マイクでノイズを検出 　ドライブ中、小さな音が聴き取りにくいときでも 　微細な音を聴きやすくする「デジタルコンプレッション」 ダイナミックレンジの圧縮を自動的に行い、大きな音と小さな音の音量差を小さくします。クラシック等、音の大小の変化が大きく、小さな音が聴き取りにくいようなとき等に特に有効です。 ※内蔵CDに加え、IPバス接続されたDVD/CD/MD/iPod/BT AUDIO/EXT等にも有効（TV/FM/AM/AV/AUXは不可）。 　圧縮された楽曲データを原音に近づけるために開発されたテクノロジー ■圧縮により失われた原音の微小な余韻や広がり感を再現する「ビットメトリックス」 たとえ圧縮オーディオでも原音に限りなく近づけて再生させたい、という想いから生まれた「ビットメトリックス」。圧縮により失われてしまった原音の余韻や広がり感を、周波数特性とダイナミックレンジの制御により再現。WMAやMP3、AAC等の再生時にも失われがちな響きまでも甦り、CDに迫る音質を実現します。 ※デジタルコンプレッションとの併用は不可。 ※内蔵CDにのみ有効。 ■音楽信号の乱れを修復し、原音の波形に近づける「BBEデジタル」 音楽信号が回路を通過する際に発生する、高調波成分の時間遅延・振幅の乱れを解決するために「BBEデジタル」を採用。位相補正と高域ブーストの組合わせにより、音の乱れを修復し、原音の波形に極めて近い出力波形をつくります。 ※SFCとの併用は不可。 　FM/AM放送を快適に楽しむために、雑音と歪みを大幅に抑制する 　「デジタルプロセッシングチューナー」 FM/AM電波を高度なデジタルテクノロジーにより変換・処理する、高精度ノイズ除去方式｢デジタルプロセッシングチューナー｣を搭載。悪条件下における雑音と歪みを大幅に抑制するとともに、優れたチャンネルセパレーションを実現し、快適なFM/AM受信を可能にしました。さらに、「ハイスピードBSM&SEEK」の 搭載で選局時のストレスを解消しました。