もくじ
バージョンアップには、全データ更新と差分更新(地点情報データおよび道路データ)があります。
全データ更新は年2回、差分更新は、全更新月を除く年10回を予定しています。(整備スケジュールの都合上、更新対象がない月もあります。)
「AVIC-RL901/RW901/RZ901」は、無償バージョンアップ最大3年分付き(2017年11月~2020年10月)です。無償期間中は何度バージョンアップしても料金はかかりません。2020年11月以降のバージョンアップは有償となります。
「AVIC-RL801-D/RW801-D/RZ801-D/RZ701/RW501/RZ501/RW301/RZ301/RZ201-D」は、2018年11月開始(予定)のマップチャージ(有償)にてバージョンアップすることができます。
全データ更新は、アプリケーション、地図データ、道路データ、地点情報データなどを含めたすべてのデータが更新対象となります。
全データ更新は、ナビスタジオ経由でダウンロードしたデータが入ったSDカードを使用します。
ダウンロードしたデータを、ナビスタジオ以外の手段でSDカードにコピーすることはできません。
全データ更新中は、ナビゲーションのすべての機能が使用できません。
全データ更新を実施しないと以降の差分更新ができません。
SDカード内のデータ(個人利用の音楽データ等)は、万一に備え、バックアップをお取りいただくことをお勧めします。
あらかじめ、SDカードの書き込み防止を解除してください。
データのダウンロードにはインターネットにブロードバンド接続できるパソコンが必要です。
大容量のデータをダウンロードしてSDカードに転送します。パソコンのハードディスクに16 GBの空き容量を確保してください。また、16 GBのSDカードか、8 GBのSDカード2枚を準備してください。
全データ更新などの大容量のデータをSDカードへ転送する場合は、データを2枚のSDカード(8 GB×2)に分割して転送できます。
SDカード内のユーザーデータ(個人利用の音楽データ等)は、バックアップをお取りいただくことをお勧めします。
大容量のデータをダウンロードするため、無線LAN環境では通信が安定しない場合があります。有線LANでのダウンロードをお勧めします。
データのダウンロード中は、自動的にパソコンの電源が切れたり、スクリーンセーバーが起動したりしないような設定にしてください。
すべての項目をSDカードに転送するには、パソコンやインターネット等のお客様環境により、数時間かかる場合があります。また、転送中はアップデートマネージャーを終了できません。
SDカードへの転送中は、他のアプリケーションからSDカードへの操作を行わないでください。予期せぬ誤動作の原因となる場合があります。
途中でダウンロード、およびSDカードへの転送が終了した場合は、アップデートマネージャーから「メニュー▼」-「アップデートマネージャー設定...」を選択し、ダウンロード先とSDカード内のデータを削除して、マップチャージを最初からやり直してください。
SDカードのフォーマットには、SDフォーマッターをお勧めします。→SD/USB
バージョンアップを行うと下記の情報が消去される場合があります。必要に応じて再設定してください。
学習ルートデータ(平日/土日・祝日)
リルート履歴
最終AVソース状態
DISC設定
地図のビューモード、地図方位、スケール、100 mスケール一方通行表示、ターゲットマップ
インターネットの通信回線速度が一定以下の場合は、アップデートマネージャーを利用できないようにしています。お時間を変えてお試しいただくか、回線環境の改善をお願いいたします。
パソコンの環境依存によるエラーにつきましては、パイオニアではご案内いたしかねます。パソコンメーカー等にお問い合わせください。
アクセス集中緩和のためダウンロードの予約をお願いする場合があります。ここでは、予約とデータダウンロードについて説明します。
ナビゲーションに登録済みのSDカードをパソコンに接続する
ナビスタジオが自動起動し、ランチャーが表示されます。
自動起動しない場合は、デスクトップのナビスタジオアイコンをダブルクリックして、起動してください。
アップデートマネージャーのアイコンをクリックする
アップデートマネージャーが起動します。
アップデートマネージャー起動初回時にお客様の通信環境を計測します。通信回線が遅いとダウンロードサービスを快適にご利用できないことがあります。
詳細情報の更新データリストから全更新データをクリックする
全更新データの利用ステータスから[ダウンロード予約]をクリックする
WEBブラウザが起動してログイン画面が表示されます。
お客様登録時に取得したニックネーム/パスワードを入力して[ログイン]をクリックする
サーバーが混雑していない場合は、手順11の利用約款画面が表示されます。当日ダウンロードが可能な状態です。
ご希望のダウンロード日をクリックする
予約時間選択画面が表示されます。
予約画面で、ご希望のダウンロード時間帯をクリックする
予約画面で、[予約確定]をクリックする
予約画面で、予約内容を確認して、[はい]をクリックする
ダウンロード予約が完了しました。
ウェブ画面を閉じ、アップデートマネージャーを再起動して予約が反映されているか確認してください。
予約したダウンロード日時になると、手順4の全更新データの利用ステータスが「ダウンロード手続き」に切り替わります。
予約準備は終了ですので、ナビスタジオを終了してください。予約当日になりましたら、ナビスタジオを起動し、アップデートマネージャーを使用して必ず予約した日付、時間帯でダウンロードを行ってください。
予約した日付、時間帯でダウンロードを行わなかった場合は、ダウンロードするために再予約が必要になります。
再予約を行うときに、予約の取り消しは不要です。
予約日当日、全更新データの利用ステータスから[ダウンロード手続き]をクリックする
Webブラウザが起動し、利用約款が表示されます。
利用約款の内容を確認して、[同意する]をクリックする
[同意しない]をクリックするとダウンロードできません。
[ダウンロード開始]をクリックする
すぐにダウンロードが開始されます。
後でダウンロードする場合は、そのままページを閉じてください。
ダウンロード手続きをすると全更新データのダウンロードが可能になります。
アップデートマネージャーを手動で起動した場合は[開始]をクリックすることにより、ダウンロード(パソコンへのダウンロード、SDカードへの転送、SDカードの転送確認)が開始されます。
ダウンロードしたデータをSDカードへ転送する
SDカードへのデータ転送は、16 GB×1枚または8 GB×2枚への転送が可能です。
【16 GB×1枚の場合】
ダウンロードが完了すると、自動的にSDカードへの転送が開始されます。
【8 GB×2枚の場合】
ダウンロード完了後、データ転送開始時に2分割転送するかどうかの確認メッセージが表示されます。[はい]をクリックすると1枚目の転送が開始されます。
1枚目の転送が終了したら、[SDカード(1枚目)を安全に取り外す]をクリックしてSDカードを取り外し、2枚目を挿入します。「SDカードを選択してください」からSDカードを選択して[SDカード(2枚目)に転送]をクリックすると、2枚目の転送が開始されます。
[あとで転送]をクリックするとアップデートマネージャーは終了します。次回アップデートマネージャー起動時に続きから転送を開始できます。
[あとで転送]を選択した場合、新たなダウンロード予約やダウンロード手続きは不要です。ご都合の良いときに2枚目を挿入して続きから開始してください。
データ転送時は、データの整合性チェックが自動的に行われます。チェックには5分程度かかります。
転送完了メッセージが表示されたら[OK]をクリックする
アップデートマネージャーが終了します。
ダウンロードしたバージョンアップデータを使って、ナビゲーション本体をバージョンアップします。
ナビゲーション本体に、バージョンアップデータを転送したSDカードを挿入する
バージョンアップ確認メッセージが表示されたら、はいにタッチする
いいえにタッチした場合は、全データ更新は行われません。
この時点でSDカードを取り出した場合は、再度挿入しなおすとバージョンアップ確認メッセージが表示されます。SDカードを挿入したままの場合は、「メニュー」→情報→バージョン情報→データ更新と操作すると、バージョンアップ確認メッセージが表示されます。
バージョンアップ開始確認メッセージが表示されたら、更新開始にタッチする
ナビゲーション本体が再起動し、全データ更新が開始されます。
更新にかかる所要時間は約90分です。
更新中はナビゲーションのすべての機能が使用できません。
更新の途中でエンジンを切った場合でも、次回エンジンを始動した際、途中から更新処理を再開します。
全データ更新を分割してSDカードに転送している場合、1枚目のSDカードの更新が完了すると確認メッセージが表示されます。2枚目のSDカードを挿入してください。
バージョンアップ完了確認メッセージが表示されたら、確認にタッチする
ナビゲーション本体が再起動し、プログラム更新が自動的に開始されます。
プログラム更新が完了すると自動的に再起動し、ナビゲーション本体のバージョンアップが完了します。
プログラム更新にかかる所要時間は約10分です。
通信モジュールをご使用の場合、全データ更新完了後の起動時に差分更新動作が働く場合があります。通信モジュール経由の差分更新中は、SDカードを抜いても構いません。
ナビゲーションの故障の原因となるため、プログラム更新中は電源を落とさないでください。
更新マークが表示されているときは、SDカードを抜かないでください。通信による差分更新の場合は、DL中表示→更新中表示に変わります。→画面下部に表示される情報
プログラム更新後の再起動時に、データの引継ぎ処理が動作します。データ引継ぎ中はナビゲーションの「NAVIメニュー」の各項目や「ショートカットメニュー」の項目にタッチすると、“データ読み込み中です。しばらくしてから操作してください。”と表示されます。
データ引継ぎ処理には約3分かかります。そのまましばらくお待ちいただき、データ引継ぎ処理後に操作してください。
バージョンアップがすべて完了した状態のSDカードをナビゲーション本体から抜かずに、「メニュー」→情報→バージョン情報と操作してください。更新が正常に完了していると、各項目名の脇に“*”マークが表示されます。
“*”マークは、更新データが格納されたSDカードがナビゲーション本体に挿入されている場合のみ表示します。
ナビゲーション本体からSDカードを取り外すときは、必ず製品付属の『取扱説明書』に記載された「SDカードの入れかた・取り外しかた」-「SDカードの取り外しかた」に従って取り外してください。誤った方法で取り外すと、SDカードが壊れる可能性があります。
ナビゲーション本体でのバージョンアップ完了後に、SDカードとパソコンに残った全更新データの消去方法について説明します。
ナビゲーション本体で更新が完了したSDカードをパソコンに挿入する
2分割転送の場合は、2枚目のSDカードになります。
ナビスタジオが起動したら、アップデートマネージャーを起動する
自動的にナビゲーション本体に反映済みのデータを削除します。
削除が完了するまでは、更新データリストには何も表示されません。
2分割転送の1枚目SDカード内のデータを削除する場合は、ナビゲーション本体にて2枚目の更新完了後に、ナビゲーション本体に1枚目のSDカードを挿入してください。(ナビ画面上は特に何も反応がありませんが、更新完了の状態をSDカード内に書き込んでいます。)1枚目のSDカードをパソコンに挿入してアップデートマネージャーを起動させると、1枚目のSDカード内の更新データが自動で削除されます。
アップデートマネージャー設定から手動で、SDカード内の更新データを削除することができます。アップデートマネージャーを起動し、「メニュー▼」から「アップデートマネージャー設定...」をクリックしてください。SDカードデータ操作の項目で「削除」をクリックすると、SDカード内のアップデートマネージャーでダウンロードした更新データを全て削除します。
アップデートマネージャー設定で、「ナビゲーションに反映済みのダウンロードしたデータを自動で削除する」の項目にチェックが入っている場合は、ナビゲーション本体で更新が完了したSDカードをパソコンに挿入してアップデートマネージャーを起動した際に、ダウンロードデータを削除します。(初期設定ではチェックが入っています。)
アップデートマネージャー設定から手動で、ダウンロードした更新データを削除することができます。アップデートマネージャーを起動し、「メニュー▼」から「アップデートマネージャー設定...」をクリックしてください。ダウンロードデータ設定の項目で「削除」または「一括削除」をクリックすると、アップデートマネージャーでパソコンにダウンロードした更新データを削除します。