ロードバイクのトレーニングは到達したい目標によって人それぞれとなっています。
サイクルコンピューターを日頃のトレーニングに導入することで、より客観的にご自身の走行を観察・分析できるようになり、効果的なトレーニングの手助けになります。
強化したい部分を明確にする
■サイクリング、ロングライドを楽しみたいお客様
ロードバイクを始めたばかりの方は、まずは一定速度での巡航と、ご自身のロードバイクに乗り慣れることを第一の目標とされるでしょう。
日頃のサイクリングで、こんなことを思っていませんか?
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単独でも仲間とでもそれぞれ走行は楽しいが、予想外の疲労や仲間への迷惑は避けたい。
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普段しっかり走っているが、周りについていけない場面もある。速くなれない。
これらを解消できるようなトレーニングを計画すると良いでしょう。
■ロードレースでの成果を求めるお客様
ご自身が出場されるレースを考慮して、強化したい部分を明確にし、到達目標を定めてトレーニングメニューを作成すると思います。
ただやみくもに体を痛めつけるような練習をしても、結果的に速くなれるとは限りません。
むしろハード過ぎるトレーニングは逆効果になることもあります。
強化したい部分にあったトレーニング方法の選択と、ご自身の走行を客観的に観察・分析することが重要です。
日頃のトレーニングで、こんなことを思っていませんか?
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目標と計画を立ててトレーニングを行っているが、目標順位をなかなか達成できない。
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準備不足で大会に臨んだ結果、力を発揮ことができずに後悔することが多い。
これらを解消できるようなトレーニングを計画すると良いでしょう。
トレーニングメニューの種類
大きく以下の5つの方法を使って、本機でトレーニングメニューを扱うことができます。
■リンクメニュー
TrainingPeaksサービスで作成したトレーニングメニュー(ワークアウト)をiPhoneまたはAndroid端末の「Cyclo-Sphere Control App」を使って送信し、本機で取り込んで連携させます。
■トレーニングアシスト
本機のWi-Fi機能を使って、「Cyclo-Sphere Analysis App」または、スマートフォン版Cyclo-Sphere Webサイトで作成したトレーニングメニューをダウンロードできます。
■オリジナルメニュー
本機内部で作成および編集できるシンプルなトレーニングメニューです。
■FTP20分テスト
20分走行を行い、FTP計測を行うトレーニングメニューです。
■MMPチャレンジ
ユーザーのMMPデータに基づいたトレーニングメニューです。
FTP20分テストとMMPチャレンジのトレーニングメニューはターゲットFTPやターゲットパワーをカスタマイズできます。
ラップについて
平均の速度で走行するトレーニングと瞬発的なスプリント力をつけるトレーニングは鍛える内容が異なる別のトレーニング方法が必要になってきます。
また、1つのトレーニングメニュー内でも、ウォーミングアップ、ケイデンスを意識した走行、ペダリングを意識した走行、クールダウンなど時間ごとに「区切り」があり、その区切りを「ラップ」と呼びます。
さらに「区切りと区切りの区間」を「インターバル」と呼びます。
これらのトレーニング間の区切り、トレーニング内のインターバルの区切りにラップを使います。
ラップは前のインターバルの終了点であり、後ろのインターバルの開始点となります。
ラップで正しく収集データを区切ることで、後に各インターバル区間での正確な分析を行うことができます。
■ラップで区切らないと...
全体的に平均されたデータが収集されてしまい、後の分析がうまく行えません。
どこから走行方法を変化させる必要があるのかが、トレーニング時に分かりにくくなります。
ラップに適した表示をレイアウトする
本機では、どの数値をディスプレイに表示させるかを選択することができます。そのトレーニング時に最も観察したい値、その他重要な値を任意に設定することができます。
詳しくは「 ▶データフィールド設定 」をご覧ください。