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どんなに最適なルートを案内しても、どんなに美しく見やすい地図を実現しても、正確に自車位置を認識できなければ優れたカーナビゲーションとは言えません。カロッツェリアはどこに移動しても正確に自車位置を表示することを目指し、特に困難な立体駐車場や地下駐車場に着目し難題を克服。独自の技術を結集した「IQ高精度」を実現しました。通常の道路だけでなく過酷とも言える条件下においてもズレることのない、高い自車位置精度を発揮します。
▲立体駐車場内でも正確に位置を表示
※傾斜旋回補正は全国どこでも機能します。
カーナビの位置精度が低下する原因のひとつに、道路以外の場所を正確に認識できないことが挙げられます。それは自宅の駐車場など、身近な場所でも起こり得るわずかな自車位置のズレが、道路の上での致命的な位置ズレにつながるからです。その問題を解決するために開発された、あらゆる場所で正確に自車位置を認識するロジックが「マルチフィールドマップマッチング」です。車両の旋回や速度変化などを速やかに考慮し、道路から外れたことを認識。駐車場や空き地などの道路以外の場所でも自車位置を正確に地図上に表示します。単に道路上を考えるだけでは成し得ない、カロッツェリアだからこそ実現できるクオリティです。
自車位置を正確に認識しにくい場面には日常的に遭遇するもの。一般的なカーナビにとっては誤った認識をしがちな場面でも、楽ナビなら精度の高さを保って正しく自車位置を表示します。
あらゆる条件において常に正確な自車位置を表示しつづけるため、パイオニアは長年に渡って様々な検証と調整を繰り返してきました。中でも受信環境に左右されない測位性能の確保を実現するための車載用位置フィルタのアルゴリズムは、10年以上に渡って研究、開発がつづけられています。その高い測位性能に加え、パイオニア技術者が徹底してこだわった高精度な各種センサーを内蔵。楽ナビには長年の研究に支えられた技術が息づいているのです。
▲位置精度の高さに貢献
同時に12個の衛星から測位電波を高感度で受信することで、測位確率と位置精度を向上させています。
小型の「GPSアンテナ」は、受信感度が低下する車室内や雨風にさらされるルーフ上など、様々な取付けに対応しながら、高性能・高感度を保持します。
▲傾斜型ジャイロセンサー
▲傾斜型Gセンサー
▲車両の傾きを正確に把握
位置精度に関わる様々なテクノロジーを発揮するには、正確な道路データの整備が欠かせません。カロッツェリアでは幹線道路から細街路まで、あらゆる道路の正確な地図表示に加え、並走する高速道路と一般道路の傾斜など、自車位置精度に影響する地図データを積極的に整備。これらの長年に渡る積み重ねにより、高度な技術を活かしきる、膨大な地図データを収録しています。
▲細街路表示例
温度変化や振動など、カーナビを使用する環境は一定ではありません。さらに車種や使用状況は多岐に渡り、取付位置や得られる信号は千差万別。これらのあらゆる条件に対応しなければ、高い自車位置精度を保ちつづけることはできません。楽ナビには、カーナビの取付位置やタイヤの変化などを、過去の学習値から自動的に判断して補正する独自の技術を搭載。意識しなくても、誰もが高い自車位置精度を得られるよう配慮しています。
車両から得られる自車位置情報をとりまく環境は常に一定ではありません。楽ナビは精度誤差の算出補正の要である3Dハイブリッドセンサーを常に監視し、学習補正を促すことで、高い自車位置精度を保ちつづけることを可能にしています。
▲チェーン装着時の外径変化イメージ
▲取付角度補正設定画面例
カーナビの位置精度に影響を与える要因は多岐に渡ります。例えば真冬の極寒から炎天下の猛暑など、大きく変化する車室内温度により、常温での使用だけでは想定できない部品特性の変化が微妙な誤差を生み出します。また特定の車両で発生する不規則な車速パルス信号により、単純な信号処理だけでは正確な移動距離は計れません。こういった様々な状況を想定し、より高い自車位置精度を保つことを目指し、あらゆるパーツの選定、独自のテクノロジー開発に日々取組みつづけています。