現在地がわかるしくみ

AVIC-RL511/ AVIC-RW511/ AVIC-RZ511/ AVIC-RW111/ AVIC-RZ111

本機では、現在地(自車位置)を測位する方法としてGPSに加え、自立航法による測位が可能です。

GPSによる測位

GPS衛星(人工衛星) から位置測定用の電波を受信して、現在地を測位するシステムがGPS(Global Positioning System:グローバルポジショニングシステム)です。GPS衛星は、地球の周り高度21 000 kmに打ち上げられています。3つ以上のGPS衛星の電波を受信すると、測位が可能になります。GPSによる測位には、3次元測位と2次元測位の2種類があります。

また、本機では、準天頂システム「みちびき」とGLONASSによる測位が可能です。現在、受信できる時間帯には制限があります。

種類

内容

3次元測位

GPS衛星の電波を良い状態で受信できたときは、緯度・経度・高度の3次元で測位できる。

2次元測位

GPS衛星の電波を受信できても、受信状態があまり良くないときは、緯度・経度の2次元で測位する。高度は測位できないため、3次元測位のときよりも測位の誤差がやや大きくなる。

自立航法による測位

内蔵の3Dハイブリッドセンサーは、走った距離を車の車速パルスから、曲がった方向を振動ジャイロセンサーから、路面の傾斜を傾斜計(Gセンサー)から、それぞれ検出して、現在地を割り出しています。

GPSと自立航法を組み合わせた測位の特長

  • GPSによる現在地のデータと、自立航法による現在地のデータを常に組み合わせているため、より精度の高い測位が可能です。

  • GPS衛星の電波が受信できなくなっても、自立航法により測位を継続できます。

  • 自立航法による測位だけでは、現在地の表示が徐々にずれてくることがあります。GPSと自立航法を組み合わせると、GPS測位により自立航法のずれを修正できるため、測位精度が高くなります。