分光カメラとは、連続した波長範囲について波長ごとのイメージングが可能で、画素毎に分光スペクトル※1が得られるカメラです。一般的な分光分析装置は測定対象の一部分の分光スペクトルしか測定できないため、広範囲のデータを短時間で取得することは困難です。それに対しカメラ技術と分光計測技術を組合せ、撮影範囲内の分光特性を一度に計測できるのが、分光カメラの特徴です。
分光カメラを利用すれば、撮影するだけで物質を識別できる可能性があり、食品の鮮度診断、異物検査、工業製品の色管理などの応用が期待されています。
MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いた小型分光フィルタを搭載することで、従来に比べ小型で可搬性に優れ簡単に分光イメージングが可能な装置を実現しました。
※1)分光スペクトル:材料ごとに固有であり、材料特定など主に分析分野で用いられています。
測定可能波長範囲 | 450 - 700 nm 530 - 900 nm |
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撮像素子有効画素数 | 640 × 480 pixels |
寸法 | W 38 × D 26 × H 74 mm※1 |
重量 | 77 g |
※1 レンズ、突起部は含まず
測定可能波長範囲 | 450 - 750 nm 600 - 900 nm |
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撮像素子有効画素数 | 640 × 480 pixels |
寸法 | W 44 × D 195 × H 51 mm※2 |
重量 | 430 g |
※2 レンズ・照明部を含む、突起部は含まず
植物の育成検査
工業製品検査
立体物の色管理