報道資料:株主変更に関するお知らせ

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Pioneer
2025年 6月 26日
パイオニア株式会社

株主変更に関するお知らせ

パイオニア株式会社(以下「パイオニア」)と、台湾を拠点とする世界有数のディスプレイメーカーInnolux Corporation(以下「Innolux」)の子会社で、スマートコックピットソリューションの リーディングカンパニーである CarUX Holding Limited(以下「CarUX」)は、本日、EQTが保有するパイオニアの全株式をCarUXが取得することで合意しましたのでお知らせ致します。

本株式譲渡の完了後、当社はInnoluxグループの新たなメンバーとしてグローバルでさらなる成長を目指します。 パイオニアとCarUXは、統合型コックピット(サウンドソリューションを含む)およびハードウェア・ソフトウェア統合強化に焦点を当てた開発で協業し、グローバルな自動車業界および消費者の変化するニーズに対応するため、より包括的な製品ラインアップと顧客体験の提供を目指します。

パイオニア株式会社の取締役会長であるサンジェイ・ダワンは次のように述べています。「自動車業界は現在、かつてない規模のデジタル変革のただ中にあり、車両におけるデジタルコンテンツの比率は約27%から約40%へと拡大しています。ソフトウェアは、クルマの中核的な構成要素として、その重要性を一層高めています。EQTの支援のもと、パイオニアは変革の道を歩み始め、“ソフトウェアが定義するモビリティの時代”においてリーディングカンパニーとなるべく、積極的にイノベーションを取り入れてまいりました。こうした取り組みにより、顧客・従業員・株主をはじめとするすべてのステークホルダーの皆様に対し、確かな価値を創出できたと確信しています」

パイオニア株式会社の代表取締役社長 兼 社長執行役員である矢原史朗は次のように述べています。「“未来の移動体験を創ります”という当社のビジョンを推進していくにあたり、CarUXが新たな株主になることを大変喜ばしく思います。CarUXは車載向けスマートコックピットディスプレイおよびソリューションに関するグローバルな知見と実績を有しています。CarUXと共に、業界に前例のない統合型の価値製品を提供できると信じています。また、これまでのEQTのパートナーシップに感謝するとともに、今後はInnoluxグループのチームと協業してさらなる成長を実現してまいります」

EQTプライベート・キャピタルのパートナーであるシェーン・プリディークは次のように述べています。「日本を代表するブランドの一つであるパイオニアの再生と、長期的な成功への道筋を支援できたことを誇りに思います。CarUXおよびその親会社であるInnoluxとの間には大きなシナジーがあり、今後の事業成長と将来の可能性に大きく貢献すると確信しています。EQTは、企業の責任あるオーナーとして、築き上げたモメンタムを次の成長フェーズへとつなげられる新たなオーナーへとバトンを渡すことを重視しています。本取引は、日本におけるEQTのプレゼンス拡大と、よりグローバルに競争力のある企業に向けた成長の支援という戦略の進展を示すものです」

Innolux Corporationの会長 兼 CEO、CarUXの会長であるJim Hungは次のように述べています。「この戦略的な買収は、CarUXの製品と技術的な能力を拡大するだけでなく、Innoluxが自動車ディスプレイソリューションを超えた統合型スマートコックピットサプライヤーへの積極的な移行を象徴するものです。CarUXとパイオニアの強みを組み合わせることで、イノベーションを推進し、顧客価値の創造に貢献すると確信しています」

本株式譲渡は、所定の条件および関係当局の承認を経て、2025年第4四半期(2025年10月-12月)までに完了する見込みです。

EQTのリード財務アドバイザーはドイツ証券株式会社、共同財務アドバイザーはBofA証券株式会社です。また、法律顧問はモリソン・フォスター法律事務所、ホワイト&ケース法律事務所、長島・大野・常松法律事務所が務めました。

パイオニアについて

パイオニアは、1938年の創業以来、企業ミッション「より多くの人と、感動を」のもと、世界初の商品・サービスを数多く開発してきたグローバルトップメーカーです。カーエレクトロニクス事業を主軸とし、ユニークな発想と最先端のテクノロジーを活かして、車室内における快適、感動、安心・安全を実現する製品やサービスの提供など新しい価値を提案しています。企業ビジョン「未来の移動体験を創ります」を掲げ、モビリティ領域におけるさまざまな社会課題を“モノ(プロダクト)×コト(ソリューションサービス)”で解決するソリューション企業への変革に取り組んでいます。

パイオニア株式会社

EQTについて

EQTは、アクティブ・オーナーシップ戦略に特化した、パーパスに基づいた(purpose-driven)グローバルな投資会社です。2025年3月31日時点でのEQTの運用資産総額は2,730億ユーロ(このうち、手数料収入を生み出している資産は1,420億ユーロ)で、プライベート・キャピタルとリアル・アセットの2つの事業セグメントを展開しています。EQTは、ヨーロッパ、アジア太平洋地域、およびアメリカ大陸において、ポートフォリオ企業と資産を所有し、持続可能な成長、運営の卓越性、市場でのリーダーシップの達成を支援しています。

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Innolux について

Innoluxは、TFT-LCDおよび大型ガラス基板ソリューションにおいて世界をリードするプロバイダーです。「More than Panel」というコアビジネス理念のもと、事業を「ディスプレイ領域」と「非ディスプレイ領域」の2つに再編しています。ディスプレイ領域では、垂直統合型のディスプレイアプリケーションを展開し、技術効率の向上と業務シナジーの創出に注力。非ディスプレイ領域では、自動車、医療、パネルレベルのファンアウト型パッケージングなどの分野に事業を拡大し、包括的なソリューションを提供しています。 台湾の竹南および台南に先端パッケージングを含む13の前工程ファブを保有し、中国の上海、寧波、佛山などに組立施設を展開しています。Innolux Corporation(3481.TW)は台湾証券取引所に上場しており、2024年の連結売上高は2,165億台湾ドルに達しました。

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CarUX について

CarUXはシンガポールに本社を置き、アジアに製造およびオペレーション拠点、欧州およびアジアに4つのR&Dセンターを展開しています。車内ユーザー体験を向上させるスマートコックピットディスプレイソリューションの設計・開発・製造に特化しており、ティア1サプライヤーとして20年以上の実績を誇ります。世界の主要自動車OEMと長年にわたってパートナーシップを築いており、その革新性、製品品質、顧客志向の姿勢が高く評価され、多くの世界的自動車ブランドから信頼を得ています。

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