報道資料:パイオニアの高音質設計思想を具現化した車載用ハイエンドシリーズ「GRAND RESOLUTION」のスピーカー2モデルを発売

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Pioneer
2025年 6月 5日
パイオニア株式会社

パイオニアの高音質設計思想を具現化した
車載用ハイエンドシリーズ「GRAND RESOLUTION」のスピーカー
2モデルを発売~“Open & Smooth”コンセプトを追求し、
ハイエンドオーディオブランド「TAD」の思想と技術を投入~

商品名 型番 希望小売価格(税込) 発売時期
17cm セパレート3ウェイスピーカー TS-Z1GR 770,000円 7月
7.3cm 2ウェイハイレンジ TS-HX1GR 495,000円

パイオニアは、車載用ハイエンドシリーズ「GRAND RESOLUTION(グランド・レゾリューション)」を新たに立ち上げ、単独で3ウェイスピーカーシステムを構築できる「TS-Z1GR」と、カロッツェリアのウーファーユニットと組み合わせられる2ウェイハイレンジ「TS-HX1GR」を発売します。

「GRAND RESOLUTION」は、音楽をありのままに表現するために、パイオニアの祖業である「音」の技術を進化させ、長年の研究・開発で培った設計思想を追求した車載用ハイエンドシリーズです。アーティストの想いを正確に伝える“心に響く音”で、“空間と時間の一致が誘う異次元の音楽体験”を提供します。

今回発売する両モデルは、車室内において理想の音響特性を実現する“Open & Smooth”コンセプト※1を徹底的に追求。「CST※2ドライバー」を採用し、そのトゥイーター部にカースピーカーとして初めて※3「蒸着ベリリウム振動板」を使用するなど、パイオニアのハイエンドオーディオブランド「TAD※4」の思想と技術を投入することで、車室内における自然な音場空間と音の実在感を高次元で実現します。また、ウーファーには、不要な共振を徹底的に除去する「フルバスケットアルミダイキャストフレーム」を採用し、磁気回路の最適化を図ることで、豊かで臨場感のある中低域再生を実現します(「TS-Z1GR」)。

「GRAND RESOLUTION」商品ページ

※1 「低クロスオーバーによる広指向特性」と「全帯域にわたる低歪み」をキーワードとしたサウンドコンセプト。“Open”は開放的な音の鳴り方や音場がスピーカーの間隔より広く感じられるようなステージ感、“Smooth”はウーファーとトゥイーターの音がスムーズにつながっている状態を表します。
※2 Coherent Source Transducerの略:「TAD」が目指す“音像と音場の高次元での両立”を実現するために開発された“中音と高音の音源を、ひとつのポイントから広帯域に渡り指向性をコントロールしながら再生する(点音源再生)”という理想を具現化したコアテクノロジー。
※3 2025年4月時点、パイオニア調べ。
※4 Technical Audio Devicesの略:パイオニアの100%子会社である株式会社テクニカルオーディオデバイセズラボラトリーズが展開するオーディオブランド。1978年に米国で発売されて以来、プロフェッショナル用スピーカーユニットとして世界の著名な録音スタジオに採用されるなど、高い信頼と評価を得ています。
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主な特長

(1) 「TAD」の思想と技術を取り入れた「CSTドライバー」を採用し、“Open & Smooth”コンセプトを追求

  • 点音源再生が可能な「TAD」のコアテクノロジーを用いたスピーカーユニット「CST※2ドライバー」を採用。高音と中音の到達時間差が生まれず、トゥイーターとミッドレンジ間に位相のズレが発生しないことで、開放的な音の広がりと自然で滑らかな超広帯域中高音再生を実現します。

    【CSTドライバー】
  • ミッドレンジのコーン形状とトゥイーター部のマッチングホーンをシームレス化することで、トゥイーターの指向特性をコントロール。可聴帯域において軸上特性との差異を最小化し、バランスの良い中高域を再生します。
  • ウーファー部は、センターキャップ部の形状を最適化し、センターキャップとの一体型構造にすることで、スムーズな指向特性を獲得し、ハイレンジとの自然なつながりを実現(「TS-Z1GR」)。

(2) トゥイーター部にカースピーカー初※3の「蒸着ベリリウム振動板」を採用

トゥイーター部に、独自の真空蒸着法で加工した「ベリリウム振動板」を採用。軽量かつ高い剛性と内部損失をあわせ持つ蒸着ベリリウムダイアフラムにより、比類なき空気感と実在感を実現します。

(3) 豊かな情報量で臨場感と実在感を再現するウーファー部(「TS-Z1GR」)

ウーファー部には、不要な共振を徹底的に除去する「フルバスケットアルミダイキャストフレーム」のほか、軽量かつ高剛性の開繊カーボンと抄紙を組み合わせた「2層構造開繊カーボン振動板」、強力な磁束を獲得し低歪み化を実現する「ネオジムマグネット」と磁気回路を採用。豊富な情報量で臨場感のある豊かな低音再生を実現します。


【フルバスケットアルミダイキャストフレーム】

【2層構造開繊カーボン振動板の断面図】

(4) 自然な音場空間を実現する「クロスオーバーネットワーク」を採用

ミッドレンジとトゥイーターの位相と音圧、指向特性を両モデル用に最適化した専用の「クロスオーバーネットワーク」を採用。帯域分割を最適化し、各ユニットの性能を最大限に発揮します。また、さまざまなシステムに接続できる「バイアンプ接続対応ネットワーク」も装備しています。

(5) その他

  • ボディの塗装にガラス粒子を含有した特殊な塗料を採用するなど、格式高い造形美のデザイン
  • ミッドレンジとトゥイーターの磁気的な相互干渉による歪みを防ぐ、「TAD」にも使用されている「アイソレーションキャップ」を採用

主な仕様

  TS-Z1GR TS-HX1GR
スピーカー構成 17cm 2層構造開繊クロスカーボン振動板ウーファー、同軸73㎜ CSTドライバー(ベリリウムトゥイーター / 2層構造開繊クロスカーボン振動板ミッドレンジ) 同軸73㎜ CSTドライバー (ベリリウムトゥイーター / 2層構造開繊クロスカーボン振動板ミッドレンジ)
瞬間最大入力 180 W 180 W
定格入力 50 W 50 W
再生周波数帯域 ウーファー:29 Hz~18,500 Hz
CSTドライバー:154 Hz~90,000 Hz
154 Hz~90,000 Hz
出力音圧レベル ウーファー:90 dB
CSTドライバー:87 dB
87 dB
インピーダンス 4 Ω 4 Ω
質量(付属品を含む1個) 2.50 kg 1.03 kg
同梱品 グリルメッシュ(CSTドライバー用) × 2、クッション(CSTドライバー用) × 24、ネジ(CSTドライバー用) × 12、六角レンチ(ネットワーク用)× 1、六角レンチ(ウーファー/ネットワーク端子用) × 1、ネジ(ウーファー/ネットワーク用) × 20、グリルフレーム(ウーファー用) × 2、ネジ(グリルフレーム用) × 12 グリルメッシュ(CSTドライバー用) × 2、クッション(CSTドライバー用) × 24、ネジ(CSTドライバー用) × 12、六角レンチ(ネットワーク用) × 1、六角レンチ(ネットワーク端子用)× 1、ネジ(ネットワーク用) × 8
* 「TAD」はパイオニア株式会社の商標です。
* 当社は日本オーディオ協会のハイレゾ定義に準拠した製品にハイレゾロゴを冠して推奨しています。ハイレゾロゴは登録商標です。

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